鏡の偽乙女 の商品レビュー
穂村江雪華という人物は謎に満ちています。そして物語は大正時代の独特でモダンな雰囲気がプンプン。熱血漢でもある槇島の周りで次々と起こる怪奇現象…もう、あっという間にこの物語世界へ入り込んでいました。 起こる怪奇現象は読んでいても怖いと感じなかった。それはその現象を当前のこと...
穂村江雪華という人物は謎に満ちています。そして物語は大正時代の独特でモダンな雰囲気がプンプン。熱血漢でもある槇島の周りで次々と起こる怪奇現象…もう、あっという間にこの物語世界へ入り込んでいました。 起こる怪奇現象は読んでいても怖いと感じなかった。それはその現象を当前のことのように受け止めている穂村江雪華の影響?そのせいもあったのか、現象を恐れ首を傾げながらも少しずつ影響されていく槇島の様子がコミカルに感じました。 この怪奇現象は「摩訶不思議」という言葉がぴったり。しかし、その基になった人々の想いは切なかった。表題作もとても良かったけど、個人的には「畸談みらいじゃ」が好きです。 大正ロマンの雰囲気が最後まで濃厚に漂った不思議な世界観の物語。この不思議にすっかり浸ってます。。。これホラーだよねぇ、好きだなぁ。
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えーっと。この話、まだ続きがあるのかな。これで終わりじゃ半端すぎる。1話ずつ完結してはいるけど、まだいろんな伏線がある。モヤモヤ。 そういえば、この話の続きも読みたいけど、わくらば日記の続きも読みたいんだった。
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画家を志して家を飛び出した青年が、謎めいた美貌の画家と出会ってからさまざまな怪異と遭遇する。 この世に未練を残して亡くなったものの霊魂だという”みれいじゃ”とは… 大正ロマンな雰囲気の不思議で切ない連作短編集。 謎がいろいろ残ったままだから、続編があるのだろうか。 この作者は初め...
画家を志して家を飛び出した青年が、謎めいた美貌の画家と出会ってからさまざまな怪異と遭遇する。 この世に未練を残して亡くなったものの霊魂だという”みれいじゃ”とは… 大正ロマンな雰囲気の不思議で切ない連作短編集。 謎がいろいろ残ったままだから、続編があるのだろうか。 この作者は初めて読んだけどなかなかいい感じ。他の作品も読んでみたい。
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この1冊だけだとしたら、話と設定が何か中途半端な気がする。 シリーズ化されたら、評価が変わるかもしれない。 個人的には、もう少し猟奇的か耽美的なほうが好み。
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大正時代の怪しげな雰囲気と魅力的な登場人物たちがいい。 多作な作家さんだから、他の作品も楽しみ。 ウルトラマンありがとう。
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「大正ロマン」あふれる大正時代、その時代での怪異なミステリーを本書では描いている。本書の主人公、「薄紅雪華紋」という画家であるが、表紙を見ると女性のように見えてしまうがと思いきや、本書の冒頭を見ると「彼」と書いていることから男性だという。なかなかの美男なのかもしれない。 それはさ...
「大正ロマン」あふれる大正時代、その時代での怪異なミステリーを本書では描いている。本書の主人公、「薄紅雪華紋」という画家であるが、表紙を見ると女性のように見えてしまうがと思いきや、本書の冒頭を見ると「彼」と書いていることから男性だという。なかなかの美男なのかもしれない。 それはさておき、「大正ロマン」と言われるだけあって怪異ながらも彩り深い作品といえる。
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こういう大正浪漫の話は好きです。 続きがあるのかと思わせる終わり方だったので続編に期待します。
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時は大正時代。画家志望の槇島は、ふとしたことで知り合った穂村雪華のいる下宿宿へ宿替えする。そこには、一風変わった面々とこの世の者ではない者と、怪奇現象が待っていた。雪華の人物像をもっと書き込んで欲しかったな。次作に期待。
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画家を志す功次郎は穂村江雪華と名乗る謎の青年と知り合い、不思議な出来事に遭遇するように…。大正の東京を舞台に、実在の事件を織り込みながら展開する、怪奇幻想譚。『小説すばる』掲載をまとめて単行本化。 朱川湊人といえば昭和30年代の東京下町を舞台にしたノスタルジック・ホラーで知られ...
画家を志す功次郎は穂村江雪華と名乗る謎の青年と知り合い、不思議な出来事に遭遇するように…。大正の東京を舞台に、実在の事件を織り込みながら展開する、怪奇幻想譚。『小説すばる』掲載をまとめて単行本化。 朱川湊人といえば昭和30年代の東京下町を舞台にしたノスタルジック・ホラーで知られ、それは私の好きな作風だが、本作は大正ロマンを背景にしたちょっと切ない系のホラー。ホラーというか怪奇幻想「譚」という語句がぴったりの佳作。続編も期待したい。 (B)
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大正時代の幻と現実の堺。 期待をもって読んだが、期待がでかすぎたかな、 勝手にハードルを高くしちゃったかな。 欲を言えば、も少し大正色を濃く出したり、怪奇をもっとダークにしてみたり、 それかノスタルジックな雰囲気を強めるか、どちらかに寄ってもらいたかったなぁ。 それでも朱川さん、...
大正時代の幻と現実の堺。 期待をもって読んだが、期待がでかすぎたかな、 勝手にハードルを高くしちゃったかな。 欲を言えば、も少し大正色を濃く出したり、怪奇をもっとダークにしてみたり、 それかノスタルジックな雰囲気を強めるか、どちらかに寄ってもらいたかったなぁ。 それでも朱川さん、好きです。
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