ゼロから始める都市型狩猟採集生活 の商品レビュー

坂口恭平【著】

2011/05/20

現代の、全ての都市生活者に、一度、読むことを強くお薦めしたい。平易な文章、溢れるユーモア、でも、所謂ホームレス（都市型狩猟採集民）の生活観察を通して、著者の意図しているところ、向かおうとしているところは、大きくて深い。この社会は、この世界は、総じてみれば、一体何なのか。そんなことを考えさせる、というか、強烈なオルタナティビティを提示してくれる一冊。

2011/05/18

あなたがもし、自分の知らなかった知識が増えることに楽しみを覚えるなら、この本は読んだ方がいい。

今まで知らなかった世界で生きていくためのテクニックが満載です。

2011/04/13

路上生活を送る術が書かれた本。路上で、お金がなくても十分生活ができることがわかり、けっこう衝撃的。
ここで紹介されている都市型狩猟採集生活者には、悲壮感は感じられず、むしろ楽しそうで、しかも、充実しているようだ。
一般的な価値観に縛られている限りはこのような生活を楽しむことは難しいのかもしれないけど、それから解放された人にとっては、実に快適な生き方なのかもしれない。

2011/04/02

人間、なにはなくても生きられる。

ただ、この「巣」には、「家族」という存在がない！！
また、結局大量消費社会を前提としてるわけですよね。

2011/02/13

就職できないので、借りて読んでみた。
フリー(無料)で生活していく方法を書いた本。
段ボールハウスやタダで食事や衣服を手に入れる方法など。
日本は豊かであると改めて実感。

2011/02/13

　前作の「TOKYO 0円」生活と比べると、ずいぶんと落ち着かれたんだなぁというくらいに読みやすい。
　が、内容はさほど変わらないので、前作のほうがイキオイがあって好みでした。

　ところで著者は0円生活しているんだろうか？

2011/02/01

TBSラジオ　ウィークエンドシャッフル推薦図書特集で紹介された本。
まぁ早い話が路上生活者がいかにして生きているかを知れる本なんだけど、視点がおもしろい。今までになかった切り口で書いていると思う。
スーツ着て小奇麗にしているサラリーマンよりこの本に登場する「彼ら」の方がよっぽど生き抜き方を知っているのではないか。

2010/12/13

ｐ．１２
　果たして人間は土地を所有なんかしていいのだろうか？

ｐ．１９
お金がないと生きていけないと思い込みながら、そのお金についてもただ漠然とした考えで生きてしまっていた。お金が必要だと言いながら、「最低限、いくら稼げば生活は成り立つのか？」「その稼ぎを得るためには、どれくらいの労働量をこなせばいいのか？」を実際にきちんと考えてみたことはなかった。

ｐ．５２
　ここで一つ気をつけないといけないことがある。それは、採集の際に周囲をぜったいに散らかさないようにするということだ。

2016/04/26

読みやすい文体であっさり読める。
何も考えす読んでいると、ホームレス生活のすすめ的な本かと勘違いしそうだが、????続きは　　　　
都市には、人それぞれの見方によってさまざまな階層（レイヤー）が存在する。多様な階層を見つけだすためには、高い解像度の思考を持つことが求められてくる。解像度を高めれば、限りある都市という空間が、無限大の可能性を持つ世界に一変するはずだ

2010/12/02

2010.12.1 図書館
まあこんなにみんな上手くは行ってないと思うけど、ホームレスになっても意外と何とかなりそうということを知っておくことは良いことだと思う。視点の解像度を上げましょう。