もぎりよ今夜も有難う の商品レビュー
はいりさんが映画館とのかかわりを綴ったエッセイ。学生時代に銀座文化といういまのシネスイッチ銀座でアルバイトしていた頃のことや、最近でも各地の古い街の映画館を訪ねたりしていることなど、読んでいると本当に映画が、映画館が、映画文化が好きなんだなあと思う。わりと最近、たしかテレビではい...
はいりさんが映画館とのかかわりを綴ったエッセイ。学生時代に銀座文化といういまのシネスイッチ銀座でアルバイトしていた頃のことや、最近でも各地の古い街の映画館を訪ねたりしていることなど、読んでいると本当に映画が、映画館が、映画文化が好きなんだなあと思う。わりと最近、たしかテレビではいりさんが蒲田の映画館で押しかけもぎり嬢をやっていることを知ったけど、それを始めたときのことも書いてある。 はいりさんは「世の中に、ちょっぴり愉快な悪戯をしかけたい」(p.217)と思いながら生きているらしいけど、ほんとこの人は見ていてもそうだけど、文章を読んでもそんな心意気を感じるなあ。 書題のように各編のタイトルも実在の映画のタイトルをもじっているんだけど、名画はともかく、後半は(当時の)最近のものをもじっていたりして、ちょっとうまくないな……っていうかわかんないってものもある。おまけに各編の末に何をもじったかって答えも載っているんだけど、そこはわかる人がわかればいいんじゃないって思う。
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片桐はいりさんの2冊のエッセイを読んで、すっかり文章のファンになってしまったので、こちらも楽しみに拝読。 経歴は存じ上げていなかったので、長年のもぎり嬢としての経験の数々、そして、映画愛、映画館愛が溢れていて、とっても楽しめる一冊。 シネコン以外の映画館は、ミニシアター系ぐらいし...
片桐はいりさんの2冊のエッセイを読んで、すっかり文章のファンになってしまったので、こちらも楽しみに拝読。 経歴は存じ上げていなかったので、長年のもぎり嬢としての経験の数々、そして、映画愛、映画館愛が溢れていて、とっても楽しめる一冊。 シネコン以外の映画館は、ミニシアター系ぐらいしかあまり行ったことが無く、この時代の映画館の雰囲気や鑑賞スタイルがなかなか新鮮でした。 今はまた応援上映とかも出てきて、新しい鑑賞スタイルもでてきているのかな。
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映画好きでよかったと思える。各地の映画館巡りをしたくなる。トム・クルーズの魅力がわからないのは自分だけじゃないのだと、勇気をもらえる。 はいりさん今夜もありがとう。です。
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この時代の 映画館 ちょっと怖いけど 行ってみたーい 働いてみたーい いや 私が中学生までは まだギリ この頃の名残はあった 映画館の受付は 炬燵に入った おばちゃんが 手作業で販売してたし 2本立てで 何周回って観ても良かったし 食べ物持ち込み OKだったし とにか...
この時代の 映画館 ちょっと怖いけど 行ってみたーい 働いてみたーい いや 私が中学生までは まだギリ この頃の名残はあった 映画館の受付は 炬燵に入った おばちゃんが 手作業で販売してたし 2本立てで 何周回って観ても良かったし 食べ物持ち込み OKだったし とにかく どこもさかしこも 薄暗くて 一人映画派だったので ちょっと 怖かったょね 自分の指定席的な場所があって いつも2階席だったなぁ あぁ懐かしい風景が 蘇って来た一冊 あ 本の感想じゃなくて 思い出話ばかりに なってしまった
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何歳になっても好きなものを貫いている感じがいい! 映画館て、シネコンとミニシアターという大きな括りでしか見てなかったけど、地域や映画館によって特徴がずいぶん違うのだと知りました。その辺りも含めて、片桐さんの目線が興味深かったです。
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とっても面白かったなぁ 自分が子供の頃は、まだこういう映画館が少し残っていたので、祖母と一緒によく映画に連れて行ってもらったことを思い出した なんだか少し切ないような、アナログな時代が羨ましいような、気持ちでどんどん読んでしまった なんか、いいな 映画って、作品そのものだけじ...
とっても面白かったなぁ 自分が子供の頃は、まだこういう映画館が少し残っていたので、祖母と一緒によく映画に連れて行ってもらったことを思い出した なんだか少し切ないような、アナログな時代が羨ましいような、気持ちでどんどん読んでしまった なんか、いいな 映画って、作品そのものだけじゃなく、それを取り巻く環境が、いいんですよね もっとこういう本が読みたいなあ
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いや〜読んで良かった。 片桐はいりさんの文才がすごいです。一人の映画好きとして、全ての話を愛さずにはいられません。購入して、手元に置いておきたいと思います。 (2021年 4冊目)
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映画そして映画館という空間をこよなく愛し、そこで働いた事もある者としては、映画館の今昔物語として非常に面白いです。 自分はもぎりのコツ、最後まで掴めなかったなあ(しっかり折り目つけないと綺麗に破れなかった人間です)としみじみ懐かしい気持ちにも。
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著者の映画館とそれに関わる人たちへの愛情に満ち満ちた一冊。 「映画オタク」 ではなく 「映画館を愛する人たちが好き」 そんな女優さんのエッセイです。
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映画もさることながら、映画館への愛情に溢れた本だった。 映画館は特別な場所、と感じる人ならきっとこの本の魅力が幾分か伝わるはず。
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