ふがいない僕は空を見た の商品レビュー
妊娠とか出産とか他にも色々と命の重さを感じる本だった。自分の生きてる世界とは違う感じがした。あと10年で結婚とか子育てとかあるのかと思うとなんだか大変だな。難しそうだほんとに。
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高校生の青春モノかと思っていたら、冒頭から強烈な性描写があって、「え?そういう話なの?」と戸惑いました。 1話目と2話目で、登場人物も主人公の語り口調もガラッと変わったので、短編集だと思いました。それにしては、1話目の終わり方がスッキリしない、中途半端な話だったな…と思っていたら、2話目中盤でストーリーが繋がり、そこからは一気に読んでしまいました。 この物語の登場人物は、各話の主人公たちも、脇役も、みんなが心に何らかの闇を抱えています。すごく重たくて、陰気な物語に思えるけど、きっと現実社会でも、程度の差はあれども、誰もが登場人物たちと同じような闇を抱えているんだろう、と思わせられました。 主人公(語り手)にはならなかった登場人物たちの思いも聞いてみたいです。
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アニメ好きで不妊治療中の主婦と助産士の母を持つ高校生の男の子の性的な関係を中心に、そのまわりの人々の心の中も読んでいく短編集のようなお話。 山本周五郎賞を満場一致で受賞したり、本屋大賞で2位をとったりした作品らしい。確かに文章はキレイでどこにも非は見当たらないけど、私はそこまで...
アニメ好きで不妊治療中の主婦と助産士の母を持つ高校生の男の子の性的な関係を中心に、そのまわりの人々の心の中も読んでいく短編集のようなお話。 山本周五郎賞を満場一致で受賞したり、本屋大賞で2位をとったりした作品らしい。確かに文章はキレイでどこにも非は見当たらないけど、私はそこまで惹かれなかったかな。R指定感が強くて、そこまでの性描写は本当に必要?と思ってしまう。
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あるエピソードと、それに関係する人々の話がそれぞれの視点で描かれている。 登場する女性たちの頭が足りて無い感じが滑稽だった。
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誰しも長く生きていれば間違いや失敗も犯す。 失敗した人を罵倒して攻撃して傷つけるエネルギーがあるなら、自分の人生を良くするために使ってください、というメッセージを本書から受け取った。 自分の中にある恵まれない満たされない寂しさやストレスを発散するために弱い者を虐めていいわけがない...
誰しも長く生きていれば間違いや失敗も犯す。 失敗した人を罵倒して攻撃して傷つけるエネルギーがあるなら、自分の人生を良くするために使ってください、というメッセージを本書から受け取った。 自分の中にある恵まれない満たされない寂しさやストレスを発散するために弱い者を虐めていいわけがない。 でも世の中には本書に出てくるような出来事に苦しめられてる人もたくさんいる。 失敗しても許し合える優しい世の中になればいいのにと思った。
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一気に読むことができず、空いた時間にちょこちょこと読みました。 私の癖というか、 面白い話は、たとえ夜更かしになろうとも読んでしまうのですが、これはそこまでしなかったので、私には合わなかったのかもしれません。 前半二つの、ミクマリ、世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸の話は一気に読んで、そこから...
一気に読むことができず、空いた時間にちょこちょこと読みました。 私の癖というか、 面白い話は、たとえ夜更かしになろうとも読んでしまうのですが、これはそこまでしなかったので、私には合わなかったのかもしれません。 前半二つの、ミクマリ、世界ヲ覆フ蜘蛛ノ糸の話は一気に読んで、そこから段々私は読むペースが落ちてしまいました。 もっと真剣に一気に読んで、それぞれの登場人物を深く知ろうとしたら、もう少し印象は変わっていたかなーと思いますが 今の私には合わなかったということで、 またいつか読み返すと違った感想になるかもしれません。 性描写はあまり何も思いませんでした。
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2011年本屋大賞第2位の作品。 赤裸々で、心を抉るようなお話だと思った。救われない終わり方でスッキリしなくて、読後感があまり良くなかったです。共感もあまりできませんでした...。 一遍目の"ミクマリ"の性描写がしつこいと感じてしまうところがありました。年上の既婚者と寝る男子高校生という設定が重いですね、、、。その既婚者が不妊であり姑とも仲良くないということでしたが、まだ学生の私にはイメージしづらかったです。あと20年後くらいにもう一度読んだら全然違った見方ができそうです。 結果として私の好きな作風ではなかったです。私は村上春樹さんの作風があまり得意ではないのですが、それにどこか近いものを感じました。村上春樹さんが好きな人は好きだと思います。
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救いようがなくて、読んでいて辛くなった。 特に序盤は、性描写が苦手…。 でも続きが気になって読んでしまう。 そんな小説だった。 最初は、読むのをやめようかと思ったけど、結局読了。小説自体は分かりやすいハッピーエンドではなかったが、そこは主人公が救われるような未来を読者が思い描け...
救いようがなくて、読んでいて辛くなった。 特に序盤は、性描写が苦手…。 でも続きが気になって読んでしまう。 そんな小説だった。 最初は、読むのをやめようかと思ったけど、結局読了。小説自体は分かりやすいハッピーエンドではなかったが、そこは主人公が救われるような未来を読者が思い描けばいい。
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図書館で見かけて面白そうだったので、手に取りました。窪美澄さんは初読です。 不思議な世界観でした。主人公の高校生。自分があるようで、ない。でも、起こったことについては、深く傷付いたり、うまく処理出来ない。刹那的に犯罪にも近い行動をしているのに、後悔しているのか何なのかもよく分からない。 その主人公の友人。良太も複雑な家庭事情。団地で暮らしぶりは極めて良くない。コンビニのバイトの先輩から勉強の手ほどきを受けて覚醒したかと思ったけど、先輩は猥褻罪で捕まる。大学へ進学してこの生活から抜け出せそうだったのに、その間近でつまづく。 主人公の母は、多忙で身を削りながら助産院を切り盛りしている。子供の生に関わる大事な仕事なのに、病院からは心無い言葉をかけられる。その上、子供は不登校で絶望のフチに。 全てが暗くて寂しくて未来が無い。 わたしには、絶望の中に光が見出せなかった。
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高校生はもちろん、大人、年配の方が読んでも面白い。登場人物がものすごくクリア。一気読みしてしまった。
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