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シューマンの指 の商品レビュー

3.1

324件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    81

  3. 3つ

    112

  4. 2つ

    48

  5. 1つ

    21

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2024/08/24

蜜蜂と遠雷を思い起こさせる音楽青春もの…かと思いきや、並行して流れる謎解きミステリーのストーリー展開がおもしろい。音楽に関わる人間の心理をうまく描いた世界観がとても好き。

Posted byブクログ

2024/07/10

音楽理論的な部分を読むのに苦労しても、諦めずにラストまで読んでほしいです。 優れた才能、美しい芸術は魂と引き換えに。 情熱と狂気は紙一重だなと思います。 だからこそ、美しい。

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2024/06/11

なんという衝撃的なラスト! 最初から通奏低音のような不気味さがあったが、こういうことか。 作者のシューマン愛もすごい。 美少年の天才ピアニストとのBLか!と興奮したけど、それを覆す不気味さ!笑 音楽に詳しくないので、YouTubeで検索しながら聴きながら読んだ。これはこれで楽...

なんという衝撃的なラスト! 最初から通奏低音のような不気味さがあったが、こういうことか。 作者のシューマン愛もすごい。 美少年の天才ピアニストとのBLか!と興奮したけど、それを覆す不気味さ!笑 音楽に詳しくないので、YouTubeで検索しながら聴きながら読んだ。これはこれで楽しい読書体験だった。

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2023/11/03

シューマンをこよなく愛する天才ピアニスト長嶺修人と過ごした日々を手記として綴る主人公。長嶺修人とは?そして長嶺が遭った事故とは?シューマンの曲についての丁寧な解説を中心に進む物語です。 シューマンが好きな方に、そしてどんでん返しの物語が好きな方にオススメな作品です。

Posted byブクログ

2023/10/06

ミステリー、しかもクラシック音楽が好きなので、題名に惹かれ、読み始めたが、期待はずれだった。最後の少しだけは、ミステリーって感じだったけど、ほとんどシューマンの音楽論で、クラシック好きでも、キツかった(ーー;)読み切った自分を、褒めてあげたくなりました。

Posted byブクログ

2023/09/10

まさかの衝撃のラストでした 90%ピアニストの話かと思ってましたが、最後の最後にでまさかのミステリー化 それがなければ、読めないドイツ語や専門用語ばかりで読みにくいだけの物語と思ってました 最後の別荘に妹や先生が登場したあたりで違和感を感じましたが、本当にえ〜!そんなのありっ!て...

まさかの衝撃のラストでした 90%ピアニストの話かと思ってましたが、最後の最後にでまさかのミステリー化 それがなければ、読めないドイツ語や専門用語ばかりで読みにくいだけの物語と思ってました 最後の別荘に妹や先生が登場したあたりで違和感を感じましたが、本当にえ〜!そんなのありっ!て結末でしたそれで星2個になりました この本でシューマンについて興味を持ち、何曲か聞いてみて、個人的には「ピアノ協奏曲 イ短調」が良かったです それまではシューといえばシューベルトの方なんで、シューマンは自分の中ではマイナーな存在でした ただ、音楽に造詣がない私にはシューマンや曲の説明が専門的すぎて全く判らないのが自分的は残念に思いました

Posted byブクログ

2024/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011年(第8回)。5位。 この方の本はクワコーしか楽しめない。って全部読んだわけではないのだけれど。 指をなくしたはずの永嶺がドイツでピアノを弾いていたという堅一朗の手紙から始まる。 前半はピアノ弾きで音大をめざす語り手、若くしてコンクールで将来を渇望された永嶺修人、堅一朗がダヴィッド同盟を組み、交換日記をする話。30年後に語り手が語るのだ。シューマンの話ばかりなので、なんとなくシューマンピアノ曲をYouTubeで聞いたわ。トロイメライ懐かしいわ。後半になってやっと事件が起こる。美術教師の吾妻先生。美術系の末松佳美。とっても幻想的なミステリー。

Posted byブクログ

2023/05/12

これは震えた。読み終わる直前までクソ映画だなと思っていた。というかもう物語終わったと思ってたところからのどんでん返し、伏線回収。 しょうもないトリックだなと思ってたら二重に伏線回収や。まるでシャッターアイランドや。鳥肌たったわ。

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2022/11/23

重厚で奥深い闇の中で光輝く音楽の調べ。音楽の音符のように複雑に重なり合う心。まるで鍵盤の上で絡まってしまった指のようでした。音楽の持つ危うい魔力と、人の心の奥底にある魔の部分が絶妙のバランスを保っていてぐいぐいと物語の中へ引き込まれていきました。ラストは反則!という位の衝撃。納得...

重厚で奥深い闇の中で光輝く音楽の調べ。音楽の音符のように複雑に重なり合う心。まるで鍵盤の上で絡まってしまった指のようでした。音楽の持つ危うい魔力と、人の心の奥底にある魔の部分が絶妙のバランスを保っていてぐいぐいと物語の中へ引き込まれていきました。ラストは反則!という位の衝撃。納得できるようなできないような。とても後をひく不思議な魅力を持った作品でした。また間を置いて是非再読したいです。

Posted byブクログ

2022/08/01

シューマンを愛するピアニスト、その友人達の物語。精神な障害を受け、投身自殺を図る天才的で数奇な人生を辿るシューマン同様、物語は、盗作した展開をみせる。 シューマンの曲への想いと並行して、思いもかけない展開が連続していく。 シューマンの曲の解説を読み、シューマンの曲を聴きながら、最...

シューマンを愛するピアニスト、その友人達の物語。精神な障害を受け、投身自殺を図る天才的で数奇な人生を辿るシューマン同様、物語は、盗作した展開をみせる。 シューマンの曲への想いと並行して、思いもかけない展開が連続していく。 シューマンの曲の解説を読み、シューマンの曲を聴きながら、最後の衝撃の結末を楽しみたい。

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