そうか、もう君はいないのか の商品レビュー
8/15 よかった。夫婦っていいな。昭和の夫婦の愛の形。恋愛を繰り返すことだけが幸せじゃなくて、晩年の旦那さんに出会いを語らせて「妖精のようだった」って言ってもらえるなんて、そんなに幸せなことがあるだろうか。こんなにドンと構えていられる妻がいるだろうか。それはやはり「好きだから」...
8/15 よかった。夫婦っていいな。昭和の夫婦の愛の形。恋愛を繰り返すことだけが幸せじゃなくて、晩年の旦那さんに出会いを語らせて「妖精のようだった」って言ってもらえるなんて、そんなに幸せなことがあるだろうか。こんなにドンと構えていられる妻がいるだろうか。それはやはり「好きだから」じゃないのかなあ。
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読み終わったあと、なんとも言えない清涼感というか心が満たされた上にすっきりとした感じがしました。 城山さんの本を読んだのは、恥ずかしながらこの本が初めてです。 書店でこの本の題名を見たときに「これは読んでみたい!」と思ったのがきっかけで、いっきに読んでしまいました。 筆者の思...
読み終わったあと、なんとも言えない清涼感というか心が満たされた上にすっきりとした感じがしました。 城山さんの本を読んだのは、恥ずかしながらこの本が初めてです。 書店でこの本の題名を見たときに「これは読んでみたい!」と思ったのがきっかけで、いっきに読んでしまいました。 筆者の思いや情熱が素直に表現されていたこともあって、非常に心に響いてくる作品だと思います。
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しゃくりあげて泣いてしまった……。夫婦の絆と言うものを見せ付けられた思いです。 さらりと書き綴られる文面に、切ないほどたくさんの愛情と幸せと思い出が詰まっています。読み終えて改めて表紙の題名を見て、切なくて悲しくて寂しくて、また泣いてしまいました。 巻末の娘さんが寄せた言葉では、...
しゃくりあげて泣いてしまった……。夫婦の絆と言うものを見せ付けられた思いです。 さらりと書き綴られる文面に、切ないほどたくさんの愛情と幸せと思い出が詰まっています。読み終えて改めて表紙の題名を見て、切なくて悲しくて寂しくて、また泣いてしまいました。 巻末の娘さんが寄せた言葉では、老いていく両親に対する気持ちにすごく共感する部分があり、また、まだ感じたことの無い感情もあり、ゆくゆくはこんな感情を抱くのだろうかと自分と重ね合わせて読了しました。 とても温かい、慈愛に満ちた手記でした。
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方翼を、半身を失うということの切なさに涙した。 経済小説、歴史小説家の城山三郎の妻との出会いと、別れが、淡々と描かれている。いや、初めてあった妻を「妖精」と書いてたりするので、淡々というのはまた違うのかもしれない。が、やぱり色合いは、淡く、静謐だ。 彼が、多少の後悔はあ...
方翼を、半身を失うということの切なさに涙した。 経済小説、歴史小説家の城山三郎の妻との出会いと、別れが、淡々と描かれている。いや、初めてあった妻を「妖精」と書いてたりするので、淡々というのはまた違うのかもしれない。が、やぱり色合いは、淡く、静謐だ。 彼が、多少の後悔はあるにしても、妻を愛しきったというプライドがそういう色合いにさせているのかもしれない。 巻末の次女の寄稿がさらに涙を誘う。 「死は、生の対極にあるのではなく、内在している」というのは、村上春樹の「ノルウェーの森」にあったと記憶している。 内在しているものだからこそ、それを精一杯受け入れる姿勢こそ、よく言いきるということなのかもしれない。
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何てことはない、作者自身の夫婦の歩み。 出会いから死別するまでの記録的エッセイなのだが、 読んでいて何とも言えないアタタカイ空気に包まれた。 切なくて、涙。
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文庫化にあたり。 初めの章で引き寄せられ 最後の方で号泣。 夫婦愛に涙が止まりませんでした。 お二人の出会いや 夫婦の距離感 奥様がなくなるまで。 熟年離婚が増えている 世の中にこそ 読んで貰いたい本です。 お二人は幸せだったんだなぁと思ったと 同時に、奥さんが亡くなってか...
文庫化にあたり。 初めの章で引き寄せられ 最後の方で号泣。 夫婦愛に涙が止まりませんでした。 お二人の出会いや 夫婦の距離感 奥様がなくなるまで。 熟年離婚が増えている 世の中にこそ 読んで貰いたい本です。 お二人は幸せだったんだなぁと思ったと 同時に、奥さんが亡くなってからの 城山さんの虚無感 想像を絶するものだったのではないかと 思います。
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本当にいいご夫婦だったんだなぁと、涙が止まりませんでした。 薄くて文字も大きめですが内容はすごく伝わってきました。 もう一度読もう。
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