チョコレートの町 の商品レビュー
チョコレート工場のある町の風景が浮かんでくる作品。匂いもチョコレート!いいなー チョコレート食べたくなりました。 そして主人公応援したくなる!
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図書館でチョコレート特集の棚に置いてあった。 タイトル、完璧! 表紙を開くと銀色なのよ。 チョコレートを包んでる、あの銀色。 期待感を煽るわね。 感想は…うん、まあまあかな。 あなたは故郷から出られなかったんじゃなくて、出ないことを選んだ。でも私は出ることを選んだ。 的を得てるよ...
図書館でチョコレート特集の棚に置いてあった。 タイトル、完璧! 表紙を開くと銀色なのよ。 チョコレートを包んでる、あの銀色。 期待感を煽るわね。 感想は…うん、まあまあかな。 あなたは故郷から出られなかったんじゃなくて、出ないことを選んだ。でも私は出ることを選んだ。 的を得てるよなぁ。 私は…一度出て、夢を叶えるために戻ってきた。 どうしても叶えたかったから戻ってきた。そこに後悔はない。 でもあのまま向こうにいたら…と考えなくもない。 ま、自分の選んだ人生だ。笑って生きてこ。 読み終わったらまたあの銀色。 一貫してチョコレートだなぁと全て銀紙に持っていかれて本を閉じた。
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故郷への想いに共感。 私には、少し情景が浮かびにくいところ、言い回しがしっくりこないところがあった。
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登場人物がみんな、こんな田舎より東京がいいっていうけど、そんなに東京っていいかしら? 田舎とはいえ、大学から一人暮らしさせてもらったり、自分の部屋をそのまま取っておいてもらったり、両親や兄弟が健在で悪くない関係で持ち家でお金の心配もないって相当恵まれてるけど。28歳だから仕方ないけど結構甘ったれなんだなあという印象。次男で責任感も無さそう。気がついたんだから実家のキッチン周りからでも修理してあげてほしかった。 あと懐かしがる「東京」が厳密には都内ですらなくて失笑。川崎も千葉もそれぞれ違う良さがあると思うんだけど。 舞台のチョコレートの街。愛知県N市(名古屋市)近くの小さい市。御当地チョコレートがある。ブラ○○○○○ーの会社かしら? それから男が女の子の手なんか握るな。元彼女にホイホイと2人きりで会ったり、結構危なっかしい気がする。今の彼女が乗り込んでくれて良かった。
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2017/12/13 ずっと故郷にいる私。 まあこんなに地域のつながりなんてないニュータウンなんだけど。 それでも聡子のポジションなので耳が痛い。 遠くにありて思うものだったら美しいやろうね。
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不動産会社の店舗の店長をしている『遼』は、とあるトラブルの為、突然実家の町の支店に応援に行くことになった。そこは田園が広がる、大きなチョコレート工場がある田舎の町だった。 この町に合わず高校卒業と同時に離れ東京に出た。一年半ぶりに降り立ったこの町は、相変わらず甘い匂いに包まれてい...
不動産会社の店舗の店長をしている『遼』は、とあるトラブルの為、突然実家の町の支店に応援に行くことになった。そこは田園が広がる、大きなチョコレート工場がある田舎の町だった。 この町に合わず高校卒業と同時に離れ東京に出た。一年半ぶりに降り立ったこの町は、相変わらず甘い匂いに包まれていた。 常にチョコレートの匂いが漂う町。確かに食事中もその匂いを嗅ぐのは、毎日チョコを食べる私でもキツイかも。 許せないってほど嫌じゃないけれど細かいことが一々引っかかる、そんなことの積み重なり。それが身内なら尚更嫌気がさしてしまう。何となく疎遠になる町、家族。 久しぶりに戻った町で人に接している内に、別の角度から見ることが出来たり、初めは早く東京に戻りたかったのに自分の居場所は無いようで、そんなときにここで必要とされていて気持ちが揺らいだり…でもやっぱり相容れないところもあって。そんなぐらぐらと揺れる気持ちがよく分かった。繊細な心理描写とポジティブな作風とあったけど、まさにその通り。 登場人物もみな温かみがあって憎めない人ばかり。特に『吉村さん』は進行には直接関係はないけれど、主人公の気持ちを整理するポジションで、良いスパイスのように彼が出てくるとピリリと締まる。主人公が「気を許せる相手」と言ってもらえたときは、こっちも嬉しくなったくらい。 ただ一点引っかかったのが、中年(?)女性にに対する視線が厳しすぎやしませんか。四十台半ばの赤チェックのエプロン駄目ですか?
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最近はまってる飛鳥井作品。今回はチョコレートの町なんてかわいいタイトルだからファンタジー?と思ったらチョコレート工場がある田舎の町のお話だった。 そんな町の閉鎖的な環境や家族と合わないと思い東京(正しくは川崎)に上京した早瀬遼が仕事のトラブルで故郷の支店に帰るんだけど、早瀬くんと...
最近はまってる飛鳥井作品。今回はチョコレートの町なんてかわいいタイトルだからファンタジー?と思ったらチョコレート工場がある田舎の町のお話だった。 そんな町の閉鎖的な環境や家族と合わないと思い東京(正しくは川崎)に上京した早瀬遼が仕事のトラブルで故郷の支店に帰るんだけど、早瀬くんとってもいい人だし、同僚の若槻さんや田村くんもいい人だし、彼女の沙知もいい子だしとにかくみんな大人で優しい人ばかりで心が癒された。飛鳥井さんの物語はいつも心が洗われる気がする。 早瀬くん、すごく気が付くしいいやつだけど本当に沙知のこと好きなの?とはちょっと思うけどね。燃えない恋もあるってこと?なんか早瀬くん淡々としてていいやつだけど読めないなぁ。 自分が東京に近いところで生まれ育ったから故郷を愛しているとか、早く東京に行きたいとかそういうことがないから、帰る田舎があるっていうのはちょっと憧れるし、かなり久しぶりに入った焼肉屋で声かけてもらえるとか羨ましい。 それと、本の見開きと終わりの部分のページがシルバー色で、チョコレートの銀紙を思い出した。それもわざとかな?ちょっとほっこりした。
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実家のある田舎町に帰った主人公の、知人への遭遇率の高さに笑ってしまう。 実家の家族たちの衣食住への無頓着さもよく分かる。 代わりがたくさんいる東京での、自分の居場所のことも共感。 タイトルに惹かれて読んだが、なかなか良かった。
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不動産会社で店長の遼は、故郷にある店舗に一時的に赴任する。 閉塞的な土地柄や何事にもいい加減な家族を嫌っていたが、友人の結婚問題や、父親の退職にまつわるトラブルなどを経て、見方が変わっていく。 そして遼自身も自分を見つめ直していた。 共感度抜群のエピソードがちりばめられた、一人の青年の成長物語。 (アマゾンより引用) 面白かった~(*^ω^*) ほっこりなお話(*´∀`*) 田舎のお店の二人が好きだなぁ(*´∀`*)
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チョコレートの香る故郷の町に、短期間だけ赴任することになった早瀬。 知り合いばかりの小さな町、そこでの暮らしや空気が、自分に合わないと感じて上京したはずなのに、赴任先での仕事をしていくうちに、少しずつ故郷での暮らしに馴染み始めていることに気付く。 良かったです、とっても。 『君...
チョコレートの香る故郷の町に、短期間だけ赴任することになった早瀬。 知り合いばかりの小さな町、そこでの暮らしや空気が、自分に合わないと感じて上京したはずなのに、赴任先での仕事をしていくうちに、少しずつ故郷での暮らしに馴染み始めていることに気付く。 良かったです、とっても。 『君は故郷を愛しているかい?』 関東圏で育ち、暮らす自分には、故郷という言葉はあまりピンときませんが、大人になり、やっぱりいいものだなと思える感じは分かる気がします。 登場人物がみんな魅力的。早瀬はゆるくて優しい感じだけど、男気もある。早瀬の彼女沙知、元カノ聡子は、ちょっと気の強い感じが魅力だし、若槻さんに田村君、吉村さん、みんなホントいいんです。 チョコレート工場の責任者高橋君との最後の会話、早瀬の言葉『故郷への思いはそれぐらいがちょうどいいと思いますよ。離れた場所から時々思うぐらいが』に、グッときました。 少し時間を空けて、また読みたいと思える本でした。
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