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チョコレートの町 の商品レビュー

3.6

52件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    23

  3. 3つ

    19

  4. 2つ

    2

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2014/05/05

実家に帰ったらたまたま置いてあったので一日で読破 続きが気になるというよりも結末が気になった 久しぶりに戻るとやっぱりイライラするんだけど自分のなかに確かに存在する場所、それが故郷 何かよくわかんないままに読まされてしまった

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2014/03/16

予想外⁉︎なお話だったケド 読んでてほっこりした。 チョコレートの匂いがする町ってどんな感じなんだろ。 何処かに本当にありそうで 皆に逢いに行ってみたくなった 2014.3.16

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2013/10/14

ミステリー雑誌に連載された、日常の謎系の物語と分類していいものか。いちおう奇数の章が謎の提示で、偶数章で謎解きという構造になっているようにも見えるのだけれど、他のレビューを見ても分かるように、そのあたりはかなりあいまいで、ごく普通の小説にも見える。このように読めば4部構成で、4つ...

ミステリー雑誌に連載された、日常の謎系の物語と分類していいものか。いちおう奇数の章が謎の提示で、偶数章で謎解きという構造になっているようにも見えるのだけれど、他のレビューを見ても分かるように、そのあたりはかなりあいまいで、ごく普通の小説にも見える。このように読めば4部構成で、4つの謎が提示される。そのうち3つの謎解きは、吉村さんという人事部の上司によってなされていて、おそらくこの人が名探偵役なんだけど、それもかなりぼかされている。物語としての展開とリアリティーを重視しながら、ミステリーの要素を入れてみましたという、微妙な立ち位置が独特でなかなか楽しめた。

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2013/09/08

あすかいさんにハマったので、過去の小説を読んでみた。 こちらは、なかなか読み進めるのに苦労した部分があったけど、謎を残すのがうまくて、先を読み進めるのにスピードが出た個所もあった。 あと、文章自体もやっぱり好き。 いろいろな想い。故郷に対する想い。

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2013/08/21

いちどは故郷を捨てた主人公。主人公は仕事のために嫌々ながらも故郷を訪れるものの、滞在しているうちに心のなかに「故郷」を取り戻してゆく。 故郷に漂う停滞感。都会でも田舎でもない中途半端な街には、都会のようなさまざまな人の存在もなければ田舎のような美しい自然や温かさもない。一部の有...

いちどは故郷を捨てた主人公。主人公は仕事のために嫌々ながらも故郷を訪れるものの、滞在しているうちに心のなかに「故郷」を取り戻してゆく。 故郷に漂う停滞感。都会でも田舎でもない中途半端な街には、都会のようなさまざまな人の存在もなければ田舎のような美しい自然や温かさもない。一部の有力者やチョコレート工場を中心にして回っているといってもよい街。どちらもこの街にとっては無くてはならないもの。 そんなぬるい雰囲気のなかで暮らす人びとも都会とは明らかにちがう。悪気はないけれど無神経で、中途半端な優しさをもった人々。故郷に対して強い嫌悪感を抱いていた主人公がそのことに気づいたとき、主人公ははじめて生まれ育った場所のなかに故郷を見出すことができたのだとおもいます。 はたして、故郷とはなんなのか。生まれ育った場所としての故郷、気持ちとしての故郷。気持ちとしての故郷はしがらみでもある。なぜなら、故郷の彼らは故郷を捨てることを薄情なことだとみるから。主人公は、しがらみから抜け出すために故郷を捨て去る必要があったのかもしれない。それが出来ない人もいるし、しようともしない人もいる。 けっきょく、この物語のテーマは冒頭部分にもどる。「君は、故郷を愛しているかい?」

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2013/07/20

故郷、仕事、恋愛、家族。それぞれが色々ありラストにはまとまっていく。それぞれのキャラもいいね~ 2013.7.19

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2013/04/25

甘いチョコレートの匂いが漂う故郷に会社の都合で里帰りする話。 本当に自分は必要とされているのか? 別に俺がいなくても‥主人公の気持ちにすんなりと入り込めた。 あまり好きではなかった故郷に対する心の変化がとても面白かった。

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2013/02/18

自分が必要とされている場所 自分が必要としてる場所 そんな場所が故郷と呼べるのかも。 驚くくらい地方の関係をすっぱ抜いてて、びっくりもした。 あの聡子さんを叱る沙知さんとかね。 後個人的に、全く本筋からは関係ないんだけど沙智さんが言った「なんで悲しいとか淋しいとか歌いながら、...

自分が必要とされている場所 自分が必要としてる場所 そんな場所が故郷と呼べるのかも。 驚くくらい地方の関係をすっぱ抜いてて、びっくりもした。 あの聡子さんを叱る沙知さんとかね。 後個人的に、全く本筋からは関係ないんだけど沙智さんが言った「なんで悲しいとか淋しいとか歌いながら、こんな派手な服を着て激しいダンスするんだろうね。意味わかんないよね」普段パンクしか聞かない沙知が言った。ってフレーズがおかしかった。 でも他の本に比べてサクサクは読めず無駄はないけど地味という印象になってしまった。

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2013/01/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京の不動産会社に勤める28歳の主人公は、地元にある支店でトラブルが起きたため、店長代理として思いがけず里帰りすることに。 特に何もない田舎、そういう田舎によくある面倒くさい人間関係、色んなことに無神経な家族、常に町にただようチョコレートの香り。 それが嫌で東京に出たはずだった。 でも地元の人たちはそんな主人公を温かく(温度差はあれ)迎え入れる。 なんだか地元居心地いいかも。戸惑う主人公。 しかも、東京の店の方では自分がいなくても問題なさそうな雰囲気だし… そんな感じで主人公の心の動きが丁寧にえがかれています。 でも、主人公だけじゃなくて周囲の人たちもきちんと個性を与えられてて、それぞれに物語が動くので読み飽きません。 お仕事小説かと思えば家族の物語、結婚を控えた男女の将来への悩み、果ては町工場と大企業の関係なんかも絡んできます。 でもそれらがごちゃごちゃにならず、主人公の日々に自然と登場するのがうまいなあと思いました。 読み手の年齢や立ち場によって、色々な感想が聞こえてきそうでが、とにかく出てくる人がみんないい。悪者おらず。 特に上司の吉村さん!素敵過ぎる! ほっこり心が温まり、元気がもらえるお話でした。うーん良かった。

Posted byブクログ

2013/01/10

表紙のイラストと、「チョコレートの町」というタイトルに惹かれた。 私も実家を離れて生活しているので、主人公の気持ちに共感している。最後がどうなるのか、とても楽しみだ。

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