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音楽嗜好症 の商品レビュー

3.9

37件のお客様レビュー

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2023/01/16

Na図書館本 ミュージコフィリア。 雷に撃たれてポロネーズやエチュードなどのピアノ曲を弾いたり音楽がだいすきになってしまう。 ある音楽を聴くと発作を起こしてしまう。 交響曲が常に細部まで頭の中に流れている。脳の虫ともいうべき。 iPodが頭の中にあるかのよう。 などなど。 ま...

Na図書館本 ミュージコフィリア。 雷に撃たれてポロネーズやエチュードなどのピアノ曲を弾いたり音楽がだいすきになってしまう。 ある音楽を聴くと発作を起こしてしまう。 交響曲が常に細部まで頭の中に流れている。脳の虫ともいうべき。 iPodが頭の中にあるかのよう。 などなど。 また、音楽の有効性も。 自閉症の子が、発話ドリルを音楽にしたらこたえるようになったりとか、 認知症の問題行動が、音楽を聴くことで落ち着くとか。 パーキンソンには音楽?リズム?が有効で、乗馬もよいとか。 知的だが会話や社交性の高い、人懐こくておしゃべりな性格とされているウィリアムズ症候群は、絶対音感を持つ人が多く、リズムだけでなく音楽的知能が高度、早期発達するようだ。 とても興味深い。

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2020/08/08

疾患によって音楽の理解ができなくなること、音楽嗜好になること。健康な人でも起こりうる音楽の障害。認知機能が低下しても音楽の理解は残ること。テープ、MP3、ipodなどいろいろな時代のメディア、思想家や音楽家との音楽との関係など、幅広いテーマで音楽と人間との関係を、さまざまな局面で...

疾患によって音楽の理解ができなくなること、音楽嗜好になること。健康な人でも起こりうる音楽の障害。認知機能が低下しても音楽の理解は残ること。テープ、MP3、ipodなどいろいろな時代のメディア、思想家や音楽家との音楽との関係など、幅広いテーマで音楽と人間との関係を、さまざまな局面で示してくれる素晴らしい書持。

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2020/02/13

ビリーミリガン的な小説に要素はないが、事実は小説より奇なりというのはまさにこの本に書かれたこと。突然音楽にとりつかれた人、音楽で急に自分らしさを取り戻す人…とまるでドラマのような事例が並んでいる。音楽は人間にとってどこまで重要なのか。改めて考えさせられ、そしてピアノの練習がしたく...

ビリーミリガン的な小説に要素はないが、事実は小説より奇なりというのはまさにこの本に書かれたこと。突然音楽にとりつかれた人、音楽で急に自分らしさを取り戻す人…とまるでドラマのような事例が並んでいる。音楽は人間にとってどこまで重要なのか。改めて考えさせられ、そしてピアノの練習がしたくなる本だった。

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2019/07/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画「レナードの朝」をだいぶ前に観たけど、この本も原作者が同じだと気付いたのでこれも読んでみた。 脳精神科と音楽って切っても切れない関係なのではないか、と。 色んな人、それこそ病気だったり突然変異で異常があったりした人は 「音楽」という一つの娯楽(と言っていいのかどうなのか悩むけど)に対し 様々な変異を見せるのが面白い。もちろん解明されていないんだけど。 音楽に今まで全く興味がなかった人が急激に興味を示したり(実際奏でたり) はたまた音楽家だったのにも関わらず全く興味を示さなくなったり。 色んな人が色んな症状で出てくるのが興味深い。 脳みその中で何故「音楽」なのか?と自分なりに考えていた際 ふと「風の谷のナウシカ」原作でヴ王の長男と次男がシュワの庭でピアノをひたすら弾いていたのを思い出した。 たぶんあんな感じなのではないだろうか、と。(関係ないけど) あと、この本で紹介されていた「The SOLOIST」の映画も見た。 この本を読まなかったら観なかったであろう作品だった。

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2018/09/17

読みにくいのに、読み進んでしまう本。何が読みにくいかというと、注釈が各章毎、章の最後にあるのだが、場所を示す記号が本文の中で小さく見つけづらいので、それを見つけるのに一苦労。脳神経外科である著者の臨床経験や送られてきた書簡、同じ研究者からの報告を基に書かれたエッセイなのは分かるの...

読みにくいのに、読み進んでしまう本。何が読みにくいかというと、注釈が各章毎、章の最後にあるのだが、場所を示す記号が本文の中で小さく見つけづらいので、それを見つけるのに一苦労。脳神経外科である著者の臨床経験や送られてきた書簡、同じ研究者からの報告を基に書かれたエッセイなのは分かるのだが、やたらと人の名前が出てくるので戸惑ってしまうことに・・・。しかし、この読みにくさに勝る興味深い内容が詰まった本。事故で突然音楽好きになる人や、音楽が引き金で癲癇を起こす人、失音症という音楽がただの雑音になる人がいる一方で絶対音感という特殊な能力を持つ人、様々な脳障害が、音楽で緩和するという話など、普段あまり考えることのない「音楽」の側面を、豊富な実例と、著者の脳神経というフィルターで解説してくれる。何気にというより、人より「音楽」については関心があるだけに、かなり特殊な事柄が書かれているにもかかわらず、好奇心を大いに刺激する内容。「音楽」には何かよく分からないけど、人間に役立つもの、チカラを与えるものだと考えていたが、単なる思い込みではないことが、この本には書かれている。しかも、脳の働きという科学的な理論を後ろ盾にしているのがありがたい。改めて、「音楽」とは何かを深掘りしたくなる本でもある。

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2017/03/20

"What is the music". This philosophical question is always in my mind. It's not necessary but it's always be there and w...

"What is the music". This philosophical question is always in my mind. It's not necessary but it's always be there and we have been seeking them as like what we need. This book definitely changed my idea towards "music". No wonder I love music anymore. Everyone who think yourself as a music lover, this is the book you give it a try. (Mayuさん)

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2016/07/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 音楽に関して、多くの障害があるることに驚いた。なかでも視覚障害のあるものは発見が遅れるがゆえに、情報を補うために聴覚による情報収集能力がのびることが印象に残った。  また、音楽が終始付きまとわれる人や、それを精神障害と判断する人がいる事実に少なからず驚いた。  世界にはいろいろな障害があり、それを当の本人が知ってか知らずかうまく付き合っている事実があることをあらためて知り、また音楽を全く感じない人がいることも初めて知った、自身のの勉強不足に恥を感じた。 音楽は多くの恵みをもたらしていることも印象に残った。

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2015/10/24

音楽が頭に再生されるのは普通のことだと思っていた そのせいで眠れなくなる事もややあるのだが、ある種の薬でそれが治る事を初めて知った 次に苦しむ事があれば試してみるつもりだが、頭の中の音楽がなくなる事に耐えられるだろうか?とも思う それはきっととてもつまらない世界な気がしてならない...

音楽が頭に再生されるのは普通のことだと思っていた そのせいで眠れなくなる事もややあるのだが、ある種の薬でそれが治る事を初めて知った 次に苦しむ事があれば試してみるつもりだが、頭の中の音楽がなくなる事に耐えられるだろうか?とも思う それはきっととてもつまらない世界な気がしてならないからだ

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2015/03/04

単純に、日常に音楽が必要な人とそうでない人の差を知りたかっただけなのだけど、書いてなかったかなー。 ウィリアムズ症候群に興味を抱く。 「レナードの朝」や他の著作も読まねば。

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2015/01/15

著者は「レナードの朝」の原作者であり、脳神経外科医。音楽は不思議である。音楽は人間の心を豊かにするものとばかり思っていたが、音楽により病気になり苦しめられている人もいる。音楽を愛してやまない著者だけに、語られた症例に大変心ゆさぶられた。

Posted byブクログ