音楽嗜好症 の商品レビュー
立ち読み:2012/4/20 ある特定の音楽を聴くと必ず失神を伴う発作を起こす女性など、面白い話がたくさん。 でも、「なぜそれが起こるのか」が全くと言っていいほど記述されておらず、単なる「不思議な脳現象カタログ」になってしまっている。 「頭の中で運動を再現することで、単に体を...
立ち読み:2012/4/20 ある特定の音楽を聴くと必ず失神を伴う発作を起こす女性など、面白い話がたくさん。 でも、「なぜそれが起こるのか」が全くと言っていいほど記述されておらず、単なる「不思議な脳現象カタログ」になってしまっている。 「頭の中で運動を再現することで、単に体を動かすだけの練習よりも大きな効果が得られる」という部分は、「第二言語習得の科学」で、「アウトプットしようと頭の中で声を響かせている」ことによって「ある日突然喋り出す」子どもとつながる知見だな、と思った。 装丁が良かった。装丁:水戸部 功。
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のうみそおもしれー。 ぶっ壊れたりしたのうみそが音楽をどう扱うかって本。 こんなかのひとつは自分にも経験があって困るほどじゃないけど、うっとうしいなー、他の人はどう折り合いつけてんのかなー(おまえだけです>わし)と思ってたので、なるほど、のうみそが悪いかったんだ。のうみそめー。
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特定のナポリ音楽によって引き起こされる発作や音楽サヴァンなどの音に関する医療エッセイ。音に関するほとんどの症状は高度な知的レベルで起こっている、というのが興味深かったです。ニーチェ、ダーウィンなど歴史上の人物と音楽とのエピソードもいいなあ(*´∇`*) あと、音楽療法が脳のリ...
特定のナポリ音楽によって引き起こされる発作や音楽サヴァンなどの音に関する医療エッセイ。音に関するほとんどの症状は高度な知的レベルで起こっている、というのが興味深かったです。ニーチェ、ダーウィンなど歴史上の人物と音楽とのエピソードもいいなあ(*´∇`*) あと、音楽療法が脳のリハビリには必ずしも有効ではない、ということも勉強になってしまった。へえ、そうなんだ。なら、温室苺にモーツァルト聴かせるといいっていうけど、中には音楽が迷惑な苺もいるわけですか……。サイケロックが好きな苺とか。
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音楽の人間におよぼす計り知れない効果と、人間の耳や体の機能のすごさを実感した。 自閉症や、パーキンソン病など様々な病気に大きな効果をおよぼす。 手元に置きたい1冊。
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これを読んだきっかけは、ビョークが新しいアルバム『Biophilia』を制作する際に科学と音が交差する分野の情報を片っ端から収集し、そのうちの一冊がこの本だったと紹介されていたため。 音楽にとりつかれた人々の症例がいくつも紹介されており興味深い。このような症状の患者がこんなに大勢...
これを読んだきっかけは、ビョークが新しいアルバム『Biophilia』を制作する際に科学と音が交差する分野の情報を片っ端から収集し、そのうちの一冊がこの本だったと紹介されていたため。 音楽にとりつかれた人々の症例がいくつも紹介されており興味深い。このような症状の患者がこんなに大勢いるのかと驚いた。意外と身近な病なのかもしれない。 しかし、同じような患者が多すぎて長い。後半はちょっと飽きる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
2011年夏 いろいろな音楽に関する症例が出ていて面白い。 著者の音楽に関する様々な疑問が呼び水になって そこからさまざまな症例がある程度系統だって紹介されるので けっこう読みやすい。 そのうち感想の続きを書こうと思う。(10月5日)
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内容(「BOOK」データベースより) 落雷による臨死状態から回復するやピアノ演奏にのめり込みだした医師、ナポリ民謡を聴くと必ず、痙攣と意識喪失を伴う発作に襲われる女性、指揮や歌うことはできても物事を数秒しか覚えていられない音楽家など、音楽に必ずしも好まずして「憑かれた」人々を温か...
内容(「BOOK」データベースより) 落雷による臨死状態から回復するやピアノ演奏にのめり込みだした医師、ナポリ民謡を聴くと必ず、痙攣と意識喪失を伴う発作に襲われる女性、指揮や歌うことはできても物事を数秒しか覚えていられない音楽家など、音楽に必ずしも好まずして「憑かれた」人々を温かく見守りながら、時にしつこく人間の頭の中にまといついて悩ませ、時に障害を治療する効果を発揮する、人間にとって不可分の存在であるように思われる音楽に共感を馳せる。脳神経科医サックスの待望久しい本格的医学エッセイ。
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音楽により通常の生活を送れなくなった人から、音楽により障害を抜け出し、あるいは自己を確立出来るようになった人まで、沢山の患者の例が紹介されています。 エッセイといえど脳神経についての話なので、門外漢には理解しづらい文章も多かったですが、まだあまり明らかになっていない脳や神経による...
音楽により通常の生活を送れなくなった人から、音楽により障害を抜け出し、あるいは自己を確立出来るようになった人まで、沢山の患者の例が紹介されています。 エッセイといえど脳神経についての話なので、門外漢には理解しづらい文章も多かったですが、まだあまり明らかになっていない脳や神経による音楽の処理の仕方の考察や、これらの例を通して浮かび上がる音楽という概念の特殊性、さらには医療における可能性が示されていて、音楽そのものやそれをあやつる人間の脳について深く考えさせられる内容でした。
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映画化もされた、パーキンソン病患者を扱った「レナードの朝」の著者オリ ヴァー・サックス「音楽嗜好症―脳神経科医と音楽に憑かれた人々―」大田直子訳(早川書房 2010)は、音楽と脳をめぐる症例にあふれている。 音楽好きな 脳神経科医サックス・ワールドを体験してみよう!
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固定的行動パターン>出生前>馬の胎児は子宮の中で疾走することがある 一過性全健忘症(TGA)>原因不明>珍しく無い疾患
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