遠まわりする雛 の商品レビュー
ゆるい学園ものミステリーの短編集です。 誰も死にません。^^; でも、このシリーズ、好きです。 あまり、期待せずにゆるゆると読んでください。
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「古典部」シリーズ第4弾。 長編ミステリの形をとっていた先の3冊に対して、短編集。 「古典部」シリーズといえば、期間、移動距離、人数の規模は、 最小限、最低限、というのが典型。 ところが今回は、短編集という形式を活かして、 入学直後、合宿、お正月、バレンタイン、雛祭り、 と、学外...
「古典部」シリーズ第4弾。 長編ミステリの形をとっていた先の3冊に対して、短編集。 「古典部」シリーズといえば、期間、移動距離、人数の規模は、 最小限、最低限、というのが典型。 ところが今回は、短編集という形式を活かして、 入学直後、合宿、お正月、バレンタイン、雛祭り、 と、学外の4人の物語が楽しめる一冊。 出会ってから一年間の、 4人の心境を時系列で垣間見ることが出来、 これまでの3冊の背景を想像しながら、楽しく読めた。 「古典部」のファンブック的な要素あり。 他の作品で交流がある登場人物や、解決した謎なども、 知っていることが前提で話が進むので、 シリーズを1作目から順に読むことをおススメする。 とくに表題である「遠まわりする雛」は、 情景、心情、ともに、とても美しい物語。
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熟れてると思ってた柿が実は渋柿だった的な思いがけない苦さ。でも匂いは仄かに甘くもあって・・・つまりビバ青春?(笑) 青春>ミステリな後半2編も素晴らしいけど、ありふれた日常を切り出してミステリしてる「心あたりのある者は」が、まさかの終着点でとても好き。
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古典部シリーズの番外編(?) 短編集という所も含めて、今までのシリーズで1番面白い作品だと思う。 どの話も、いつも通り千反田さんの『気になる』事を奉太郎が推理していく中で、奉太郎と千反田さんや里志と摩耶花の恋愛についても触れていて、これからがすごく気になる。
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読了。 古典部シリーズ第四弾、今度は短編集。高校入学まもなくのころのエピソードから、季節をめぐるたびに、少しずつ変化していく部員たちそれぞれの考え方と関係性を描いた一冊。 一冊を通して、これは! っていうほどの印象はないのですが、まあシリーズものだからそこはそれ。 自...
読了。 古典部シリーズ第四弾、今度は短編集。高校入学まもなくのころのエピソードから、季節をめぐるたびに、少しずつ変化していく部員たちそれぞれの考え方と関係性を描いた一冊。 一冊を通して、これは! っていうほどの印象はないのですが、まあシリーズものだからそこはそれ。 自己嫌悪をもてあます福部が、個人的には見所でした。米澤さんの小説って、けっこう「自己嫌悪」の感情がテーマになっていることが多いような気がします。そしてそれが、わたしが米澤さんの小説が好きな理由のひとつなのかもしれないと、ふっと気づきました。個人的にすごく共感しやすい題材なんです。 あ、でも手作りチョコレート事件の摩耶花も可愛かったなー。折木とえるの、微妙に進展のあるようなないような感じも、ちょっとニヤニヤしてしまいました。 ということで、古典部シリーズがお好きな方なら必読。未読の方がためしに読まれるには、やや不向きかなあと思います。
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大好きな「古典部シリーズ」。一編ごとに折木と千反田さんの関係が縮まるのが可愛らしいです。タイトルにもなっている「遠まわりする雛」が特に好き。
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ホータローの気持ちが少しずつ変わって行く様がおもしろかった! 省エネ主義を貫くのか、それとも…みたいな感じです。 人の気持ちや思想ってゆーんは、ゆるやかな時間、過ごす人、自分の体験と一緒に訪れるんだなー。 他のようにミステリーというか、今回のはゆるやかな人物の気持ちの変化を描いた...
ホータローの気持ちが少しずつ変わって行く様がおもしろかった! 省エネ主義を貫くのか、それとも…みたいな感じです。 人の気持ちや思想ってゆーんは、ゆるやかな時間、過ごす人、自分の体験と一緒に訪れるんだなー。 他のようにミステリーというか、今回のはゆるやかな人物の気持ちの変化を描いたように感じました。
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古典部の四弾です。今回は、短編が集まってるので、違った楽しみがあります。次の本で今出版されている古典部シリーズが最後になるので、少しさみしいですが、一気に読んでしまうと思います。好きなシリーズになりました!
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古典部シリーズ短編集。読み終わって、タイトルに納得。ミステリと青春と両方楽しめました。最後の千反田さんの台詞をちょっと勘ぐってみたり。
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こんな風に楽しく過ごせる仲間がいたら、高校生活は楽しいだろうな。 特に、自分をとりつくろわずにありのままでいても、声をかけてくれる友人たちがいたら。
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