遠まわりする雛 の商品レビュー
古典部シリーズの短編集。本当に些細な出来事について、推論を展開していてスケールの小ささにガックシきました。前作が面白かっただけに残念(。-_-。)
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古典部シリーズ第4巻です。 今回は短編集で登場です、1冊に7篇ものお話が! お気に入りは『あきましておめでとう』『遠まわりする雛』です。 どちらも奉太郎とえるの話なのですが二人の距離が絶妙でなんかこうもやもやするんですが面白いのです! 特に『遠まわりする雛』の方は奉太郎がついに自分の気持ちを文章にして心の中で表現します! まぁ心の中ってのがまた奉太郎らしいですがw 次巻以降の二人の距離に大注目な本となってます!
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今回は短編集ですが、お祭り、温泉旅館、初詣など、多様な設定で魅力的ですが、雰囲気や楽しさがイマイチ伝わって来なかったです。 しかし、各キャラの喜怒哀楽や心境の変化が見受けられたことで、格段に面白くなりました。四人の恋の行方、今後も注目したいです。
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あとがきの 「三蔵法師一行には妖怪に襲われる道中を永遠に続けて欲しかったし、弥次喜多には楽しくもばかばかしい旅路を永遠に続けて欲しかった。私は、彼らが天竺や伊勢にたどり着くことを望んでいませんでした。」 そしてそのあとの 「端的に言えば、時間と和解できたということなのでしょう。一...
あとがきの 「三蔵法師一行には妖怪に襲われる道中を永遠に続けて欲しかったし、弥次喜多には楽しくもばかばかしい旅路を永遠に続けて欲しかった。私は、彼らが天竺や伊勢にたどり着くことを望んでいませんでした。」 そしてそのあとの 「端的に言えば、時間と和解できたということなのでしょう。一年を共に過ごせば登場人物たちの距離感は同じではいられません。いまの私は、その変化を描けていることを願っています。」 から読み取れるように、本書は4人が過ごしてきた1年の中での心境の変化に着目しています。 よくあるアニメのようにみんなずっとなかよし!なんの不満もない!そんなことはありえません。古典部シリーズは、普通なら目を向けたくない人間臭い部分を鮮明に描き出しています。それこそが一番の魅力だと僕は思います。登場人物が等身大すぎてまるでクラスメイトを見てるような。そういった部分で少し切なく、素敵な作品でした。
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今回は短編集。 時間の流れも一度戻っている。 ミステリーというより、古典部員の関係性の変化が中心に描かれているように思う。アニメよりほろ苦いかんじで終わる話も多い。 個人的には手作りチョコレート事件が印象的。
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『手作りチョコレート事件』は『遠まわりする雛』がないと救いようのない話(汗) 奉太郎が自分に当てはめて、なんとなく理解したっていう記述が無いと里志は相当のクズになる。無くてもだいたいクズ。『遠まわりする雛』ではチタンダエルの方が何考えてるかよくわからなくなった。 そして読後、もの寂しい気持ちになった。作者の狙いどおりですな。 今まで長編だったので短篇集は物足りない。もうちょっと長くてもいいかなと思う。
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短編集。語られなかった一年間の出来事も語る。 一つ一つの短編はミステリとしては少し物足りなかったかなぁ。伏線の張り方がしっかりしてることもあって、若干結論が読みやすい。 でもこの本のよいところはやっぱり通読しての読後感と思う。古典部の面々が一年を通じて関係性が変化していく様を丁寧...
短編集。語られなかった一年間の出来事も語る。 一つ一つの短編はミステリとしては少し物足りなかったかなぁ。伏線の張り方がしっかりしてることもあって、若干結論が読みやすい。 でもこの本のよいところはやっぱり通読しての読後感と思う。古典部の面々が一年を通じて関係性が変化していく様を丁寧に描いている。あぁ青春っていいなぁ!まぁ文集を仕上げた古典部の面々が日々どんな活動をしているのかはちょっと気になるところだけど笑。たぶん普通に飽きるよね笑。 次で既巻は最後かぁ。今から寂しいなぁ。古典部最後の事件!みたいのは読めるのかなぁ…
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古典部シリーズで一番好きかも?笑 特に「正体見たり」「あきましておめでとう」&「遠回りする雛」 米澤さん、初期の作品は文章とかどうなの?笑 って思ってたけど、ここらへんになると、文句のつけようのないくらい巧い。既知の作家さんの中でトップクラスに好きです これを読んだのが高三...
古典部シリーズで一番好きかも?笑 特に「正体見たり」「あきましておめでとう」&「遠回りする雛」 米澤さん、初期の作品は文章とかどうなの?笑 って思ってたけど、ここらへんになると、文句のつけようのないくらい巧い。既知の作家さんの中でトップクラスに好きです これを読んだのが高三の夏(受験生真っ盛り´・ω・`)で、そのせいか「正体見たり」はすごく臨場感? があった。だから夏になるとしょっちゅう、ラストの、ホウタローとえるが坂道を上るシーンを思い描いてしまう。あのほろ苦さが、好き
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短編集。これまでの3冊からは時系列的によくわからなくなる感じもしたが、それぞれに楽しめた。作者があとがきで書いているように、この巻では高校生らしい男女間の距離感の変化が見られる。久しぶりにラノベらしさというか、そういったほろ苦い恋愛巻だったような。格闘ゲームやゲームセンターの描写...
短編集。これまでの3冊からは時系列的によくわからなくなる感じもしたが、それぞれに楽しめた。作者があとがきで書いているように、この巻では高校生らしい男女間の距離感の変化が見られる。久しぶりにラノベらしさというか、そういったほろ苦い恋愛巻だったような。格闘ゲームやゲームセンターの描写から、作者が自分と同じ年代で同じように育った感じがして親近感が湧いた。とりあえず、「千反田さんはあざとい、そして可愛い。」
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「心あたりのある者は」が大変好きです。 それにしても里志面倒くさいよ里志。 そして理屈が良く分からない。こだわらないことにこだわってる時点で破綻しているような気がするけどどうなのかしら。 折木さんと千反田さんは遠回りしすぎて一足飛びになってる。恋愛どうこうの前にそれ口に出してたら...
「心あたりのある者は」が大変好きです。 それにしても里志面倒くさいよ里志。 そして理屈が良く分からない。こだわらないことにこだわってる時点で破綻しているような気がするけどどうなのかしら。 折木さんと千反田さんは遠回りしすぎて一足飛びになってる。恋愛どうこうの前にそれ口に出してたらプロポーズじゃん。
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