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砂漠 の商品レビュー

4.1

1308件のお客様レビュー

  1. 5つ

    419

  2. 4つ

    492

  3. 3つ

    239

  4. 2つ

    37

  5. 1つ

    8

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2023/05/01

4月に大学に入学し、4年後卒業するまでの青春小説。 麻雀、コンパ、学祭、ちんぴらとの関わり、バイト・・・等々の無意味な時間を淡々と書いている。 色々な個性があるが、大学時代に作る友人、恋人は今後の人生にとても重要だというお話。 あ~ぁ、また伊坂幸太郎の本を読んでしまった。 私は...

4月に大学に入学し、4年後卒業するまでの青春小説。 麻雀、コンパ、学祭、ちんぴらとの関わり、バイト・・・等々の無意味な時間を淡々と書いている。 色々な個性があるが、大学時代に作る友人、恋人は今後の人生にとても重要だというお話。 あ~ぁ、また伊坂幸太郎の本を読んでしまった。 私は、この著者はどうも合わない。ちっとも面白くない。 最初は、登場人物(大学生)のやり取りが非常に面白いと思ったんだけど、なんら展開が発展せず、何が面白いやら…。 やっぱりストーリー自体にワクワクさせてもらわないと小節の醍醐味がない。 私が嫌いな理由は、重要なキーになっているのが、超能力なのだ。 事件を解決するための手段が、クルマを移動させる超能力…ってありえねぇだろ! (伊坂ファンさん、ゴメンナサイ) 話は180度方向転換しますが、息子が夏休みに入り恒例の「読書感想文」を書くための本選びに助言を求められた。 本に慣れていない高校生ぐらいなら前回読んだ「もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」がお勧めなんだが、渡されたプリントにずらっと並ぶ推薦図書の中から選ぶのが条件だそうだ。 各先生が推薦する本が一冊ずつ並べられている一覧。 これはこれでなかなか興味深いプリントなんだけど、残念ながら「もしドラ」は入っていなかった。 が、この「砂漠」を推薦している先生が居るのだ。 まあ、学生時代の友人はとっても大切だよってな事を読ませたいんだと思うけど、推薦本を1冊だけ選ぶとしてこれを選ぶかねぇ。。。 ま、これや、これ、面白いよと複数にマークしてあげて渡したんだけど、結局選んだのは「数学ガール」 実は、私は読んでいないんだけど話題になってた事ぐらいは知っている。 理系を目指すんだったら悪くないかなぁと思ってチェックしておいたのだ。 近所の書店、2件ぐらい回ったけど置いていなかったので結局、Amazonで購入。 そういえば、初生にある「夢屋書店」、この7月で閉店だって。 本屋さんって膨大な在庫を抱える割には売れ筋って集中し、ちょっと売れ筋じゃない本を探そうと思っても置いていないって事が多い。結局、ネット販売に頼ってしまう。 本屋さん経営って難しいでしょうね。 なんか残念なのが、仕事の帰りに立ち寄る比較的大きめな書店。 ここも先月あたり改装されてコミックコーナーがどえらく広くなっていた。 本屋さん=コミック って… なんか寂しいなぁ。

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2023/04/06

叔父の本棚より/個性豊かな5人の絶妙な距離感が羨ましくなる。ぎゃはは、と笑う鳥井の声が聞こえてくる。はあ、おもしろかったー。

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2023/03/19
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自分自身が大学に入学した時に読み始め、1年過ごすのとともに読み終えた本書。東堂が西嶋に好意を持つところで読む気が失せたのが事実。 本書のレビューに多いのが「青春を思い出せる」というようなものには、あまり共感しなかったが、卒業後読み直すと変わってくるのかもしれない。 ただ“砂漠”“オアシス”の表現は自分の何かに掛かった言葉で、その意味を考えながら残り3年間過ごしていきたいと思う。

Posted byブクログ

2023/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

苦しくなるほどの大学生の青春 魔王→モダンタイムスの次に読んだので、伏線を色々と集めたくなってしまったが、この作品の肝はそこではなかった 事件はあれど、上記2作品に比べたら大きいものではなく、大学生5人の出会いから新たな門出までを描いた穏やかな作品に感じた 超能力という現実離れした要素が全体を貫きながらも、現実感あふれる大学生の日常が描かれるバランスがおもしろい そして南ちゃんが可愛すぎて健気すぎて悶える、幸せになってほしい 「なんてことは、まるでない」と繰り返し出てくるフレーズが、最後の別れの場面で5人がバラバラになる想像をしたのちに「なんてことはまるでない、はずだ」と終わっているのにぐっときた 西嶋に、サン=テグジュペリを教えたのは、チルドレンの陣内調査官か?と他作品との関連も楽しい 少しだけ分からなかったのは 最後の麻雀シーンで西嶋が上がった清老頭という役にどんな意味があったのか 麻雀に詳しい人がいれば聞いてみたい

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2023/01/25

ちょっとだけ麻雀を覚えてみたのが、こんなところで役に立つのは思わなかった。やっぱりいつでもどこでも大学生は麻雀するんだ。 みんながみんな個性爆発してて、常に一緒にいるわけじゃないけど大事な時にはお互いを支え合える仲間が素敵すぎる。こんな大学生活送ってみたかったなあ。 西嶋の「...

ちょっとだけ麻雀を覚えてみたのが、こんなところで役に立つのは思わなかった。やっぱりいつでもどこでも大学生は麻雀するんだ。 みんながみんな個性爆発してて、常に一緒にいるわけじゃないけど大事な時にはお互いを支え合える仲間が素敵すぎる。こんな大学生活送ってみたかったなあ。 西嶋の「砂漠にだって雪を降らせられる」と言うセリフの中の「砂漠」と、鳩麦さんの言うところの「社会」という意味の「砂漠」が随所随所でメタファー的に散りばめられてて、タイトルの伏線(?が)しっかり回収されてた。あと、「なんてことはまるでない、はずだ。」という北村の口癖が最後すごくグッときた。 ちょうど大学を卒業して社会人になるタイミングで読めてよかった本。

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2023/01/21

こんな友達がいてこんな経験ができたらもっといい大学時代だったなと感じた。話に特に大きな起伏があるわけじゃないが、トラブルを経て深まっていく絆や独特な世界の捉え方など、この年頃の感情が上手に書かれていて面白かった。

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2023/01/15

西嶋がとても良い。無茶苦茶でカッコ悪くて、でも周りから絶対的な信頼を得るだけの芯の部分と、そんな彼の本質を本気で見抜いた4人の「友達」との出逢いが、とても良かった。最初と最後でここまで印象が変わって、しかも脇役と思っていた所から立ち位置がグッと真ん中に嫌味無く出てきた人物、西嶋だ...

西嶋がとても良い。無茶苦茶でカッコ悪くて、でも周りから絶対的な信頼を得るだけの芯の部分と、そんな彼の本質を本気で見抜いた4人の「友達」との出逢いが、とても良かった。最初と最後でここまで印象が変わって、しかも脇役と思っていた所から立ち位置がグッと真ん中に嫌味無く出てきた人物、西嶋だからこそ出来る技。 きっと1年後に放り出される砂漠でも変わらずにそのペースで生きているはず、と思えることが、微かな希望。

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2023/02/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二度とない大学時代の光と闇の物語。 かけがえのない毎日を大切にしたくなる作品。 東北の国立大学に通う5人組のお話で、 5人の背景はそれぞれ違うのに、偶然交流を深めることになる状況が自分と重なった。 麻雀、コンパ、バイト、恋愛、学園祭、犯罪者追跡、、生き生きとして、ぬるっとしていて、でもそこが眩しい。派手ではないけれど、大学生活の淡々とした日常が描かれる。 大学時代は、社会に出るまでの猶予期間とはよく言うし、将来を考えて頑張る時間でもあるけど、気が合う仲間と過ごす他愛のない時間って、大切だ。 たとえ交友関係が小規模であっても、気の合う人とは巡り会えるし、 人間関係、というか、友情って人をやわらかく変えうるという教訓。 砂漠に放り出されて何年も経って、オアシスに戻りたいと思う人生にはしたくないけど、オアシスにいた時の気持ちを忘れたくはない。 4年間という年月をかけて作り上げたオアシスは、砂漠に出ると枯れてしまうのだろうか? そんなことは、まるでない、はずだ。

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2023/01/01

昔読んだ伊坂幸太郎作品の中でもかなり好き。 最近本屋でアニメカバーで売られているのを見かけるが、今ターゲット化されている層もディープな文学好きの層も楽しめる、いい意味でライトなジュブナイル小説だった。

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2022/12/28

初めての伊坂作品でした。 大学生のうだうだ、だらだらな、ありそうでなさそうな…笑 素敵な友情作品でした。 この話のメインキャラの西嶋、友達の鳥居、美人の東堂、ふわふわの南。 全てが最高の登場人物です。 特に西嶋は絶品。クセがあるけどいいやつ。 大学生活が懐かしくなる作品です。...

初めての伊坂作品でした。 大学生のうだうだ、だらだらな、ありそうでなさそうな…笑 素敵な友情作品でした。 この話のメインキャラの西嶋、友達の鳥居、美人の東堂、ふわふわの南。 全てが最高の登場人物です。 特に西嶋は絶品。クセがあるけどいいやつ。 大学生活が懐かしくなる作品です。 読んだ後は心が温かくなる感じ。満足でした。 自分の大学生活が懐かしくなって、思わず大学時代の友人に連絡しました笑 春夏秋冬と物語が進んでいって…あ、そういうこと?となるラストもよかったです。 心が疲れたら読み返したいな。

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