六百六十円の事情 の商品レビュー
うちはかつどん作られへんえわ・・・まぁ作ろおもたらできるやろうけど、作っても食べられへんしな... 六百六十円の価値あるかつどん作れるのはやっぱかつどん好きな人にしかできひんことちゃうかな? 六百六十円の事情めっちゃおもろいわけではないけど、おもらないわけでもないし普通ってのはあ...
うちはかつどん作られへんえわ・・・まぁ作ろおもたらできるやろうけど、作っても食べられへんしな... 六百六十円の価値あるかつどん作れるのはやっぱかつどん好きな人にしかできひんことちゃうかな? 六百六十円の事情めっちゃおもろいわけではないけど、おもらないわけでもないし普通ってのはあってないし・・・とにかく入間人間さんワールドな作品やったわ。
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とても読み応えのある作品でした。 人と人とのつながりって気が付かないうちに勝手にできるものかななんて思ったりしました。
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私は六百六十円頂いてもカツ丼が作れない。食べたかったらきっと食べに行く。 下らない事みたいで、すごく深い、自分が人の為に出来ることってなんだろうって考えさせられる本です。
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入間人間さんの作品は二冊目でしたが、非常に面白く読ませて頂きました。 登場人物一人一人の台詞は多く無いながらも、その頭の中で考えることから読者に性格を想像させる表現がとても上手いなぁ、と思います。 物語自体はよくある(と言ったら失礼かもですが)オムニバス形式なのですが、そんな中で...
入間人間さんの作品は二冊目でしたが、非常に面白く読ませて頂きました。 登場人物一人一人の台詞は多く無いながらも、その頭の中で考えることから読者に性格を想像させる表現がとても上手いなぁ、と思います。 物語自体はよくある(と言ったら失礼かもですが)オムニバス形式なのですが、そんな中でも一人一人の個性と心境の変化を上手に書いている、技ありの一冊だと思います。 ただし、作者独特の言い回しや多少長い情景描写などが苦手に感じられる人もいるかと思うので、-1して星4つで。
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ずっと後回しにしてましたが、ようやく読み終わった。 最初はなんだかよくわからなくて、つまんねって思ったけど。 すっきりまとまって、後味良かったかな。 漠然とした不安とか焦りとか、あるある。 カツ丼食べたくなったー
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全体を通してお話は普通。 普通に面白い。入間人間好きです。 人とかコミュニティとかの話。 風景描写として岐阜が登場するので、岐阜駅周辺の人必読に推薦したい。 岐阜駅の大きなデッキの下り、カルコス書店、大縄場大橋から見る景色(そんなのんびりみたことないわ)とかとか。 登場人物が本当...
全体を通してお話は普通。 普通に面白い。入間人間好きです。 人とかコミュニティとかの話。 風景描写として岐阜が登場するので、岐阜駅周辺の人必読に推薦したい。 岐阜駅の大きなデッキの下り、カルコス書店、大縄場大橋から見る景色(そんなのんびりみたことないわ)とかとか。 登場人物が本当に存在するんじゃないのかしらと考えたくなる。 あと各章のタイトルが、色んな小説からのオマージュで、そういうの嫌いじゃないですよ。
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カツ丼はつくれますか、という掲示板の書込をきっかけに展開されてゆく群像劇。 何気ないけどちょっと痛くて でも割とさっぱりした読後感。 このカツ丼にはお吸い物がついてるんじゃないかな。 お爺ちゃんいい味。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
最初は、それぞれ違う主人公の話が徐々につながっていき、最終的に一つの話になり、とても考えられた作品でした。 奥田陸さんの「ドミノ」に近い構成のようにも感じました。 今回、入間人間さんの作品を初めて読みましたが、とても面白かったので、他の作品も読んでみようかと思いました。 因みに、私はカツ丼を作れます(笑)。
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入間人間さんは本当に1人で書いているの?と思うほど色んな視点から見た話しが読める。読んでくうちに話しに引き込まれてページをめくるのが楽しかった。 また表紙やカラーページのイラストも素敵です。
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読んでいてカツ丼が食べたくなり、ついには作ってしまいました。 ・・・どうやら私もお爺さんに教えて貰ったほうがよさそうでした。 形式としてはグランドホテル形式で、各章ごとに主役とパートナーが入れ替わるような形になっています。 時間は丁寧に順番に作られていて、各章の主役と周囲の変化...
読んでいてカツ丼が食べたくなり、ついには作ってしまいました。 ・・・どうやら私もお爺さんに教えて貰ったほうがよさそうでした。 形式としてはグランドホテル形式で、各章ごとに主役とパートナーが入れ替わるような形になっています。 時間は丁寧に順番に作られていて、各章の主役と周囲の変化がそのまま次の章にバトンタッチされるよう。 「カツ丼は作れますか?」という地元コミュニティサイトへの書き込みを見た若者たちの反応とその一言から始まる各章のお話。 一章での話がとても心に残りました。 「あなたは何をしてるんですか?」「カツ丼は作れますか?」と自分の価値を問われるギターを野外で弾いて過ごしていた女性の話。 恋人は660円のカツ丼を食堂で作って働いている。660円に見合う価値のカツ丼を恋人は作れる。自分はそういう何かが出来るという自身への価値が見出せず悩む。 対価を支払って貰えるだけの何かが出来る。 自身の働きが対価を支払って貰えるだけの価値がある。 なんだか、自分の仕事への価値観を問われるものがありました。
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