世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻) の商品レビュー
ウィスキーというのは最初はじっと眺めるべきものなのだ。そして眺めるのに飽きたら飲むのだ。綺麗な女の子と同じだ。 いい木こりと言うのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもそれ以下でもないひとつだけさ。
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【2025年148冊目】 「計算士」の僕は音について研究する博士からの依頼を受ける。のんびりとした老後を送るため、給料の悪くない「計算士」の仕事を気に入ってた僕だが、博士の依頼を受けてから、大きく人生が変わり始めていく。一方、もう一つの世界では影と分かれた僕が古い夢を読み取る夢...
【2025年148冊目】 「計算士」の僕は音について研究する博士からの依頼を受ける。のんびりとした老後を送るため、給料の悪くない「計算士」の仕事を気に入ってた僕だが、博士の依頼を受けてから、大きく人生が変わり始めていく。一方、もう一つの世界では影と分かれた僕が古い夢を読み取る夢読みとしての暮らしを始めていて――二つの世界で繰り広げられる村上春樹ワールド。 多分読むのは3回目です。強烈なキャラは覚えてるものですね、ピンク色の太った女の子とか、大と小の二人組とか。そして3回目なのに、話の結末を覚えていないので、新鮮な気持ちで読んでしまいます笑 村上春樹さんの理屈っぽさといいますか、いい意味で村上春樹さんだ〜という感じの言い回しが多数出てきます。普通の小説家なら、この一文で終わるだろうなというところを繰り返していく感じですね、他の小説家さんの本を読んでから戻ってくると殊更感じます。嫌いではないです。 しんしんと静かに降る雪のような、音の立たない雨降りのような空気感がやはり好きですね。ちょっと冒険感もあって、下巻も楽しみです。
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とても難しかったけど、2つの世界をそれぞれ読み進めていくにつれて、「あれ、繋がってる?」と感じるようになっていくのが面白かったです。下巻を読むのが楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『街とその不確かな壁』を読んだので、こちらも読みたくなり再読。 やっぱり私にとってはこの作品が村上春樹の最高傑作である(結構多くの人にとってそうだとも思いますが)。 以下、下巻の感想もまとめて書きます。 上巻の何かが起きるワクワク感は本当にたまらない。 設定も突飛ではあるし、かなり説明少なく読者の想像に任せる部分も多いのだが(やみくろとか)、そういうものとして淡々と進むから逆に違和感なく読めるのが不思議。主人公がいちいちびっくりしないのも受け入れやすさに影響してるのかもしれない。 とにかく話の展開と構成力、こちらの想像をかきたてる描写力にグッと引き込まれてしまう。 下巻はさらに物語に引き込まれ、少しは明らかになることもありながら、それ以上に主人公の心理描写が何より魅力的に感じる。こんな突飛な設定のなかで、こんな壮大な物語の中で、結局村上春樹が1番書きたいことはこのモノローグなんじゃないかと思うような、主人公の世界との向き合い方。全然自分とは違う世界なのに、なぜか共感して心が静かに揺さぶられて、切なくなる。 物語の解釈は色々できるし、それも語ってみたいけど(やみくろとは?とか、2つのパートの対応とか、ラストをどうとらえるかとか)、でもやっぱりこのモノローグを純粋に受け取るだけで十分な気もしてしまうのだ。 あとはピンクのスーツの女の子が好きすぎました。 チャーミングなキャラを作り出すものだなぁ。
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やっぱり村上春樹好きだ!! 几帳面な主人公の描写が好き なんでこんなにいい具合に不気味な架空世界を書けるんだろう 祖父の話し方が藤平先生に似てて好き 考えたってどうしようもないことは全部スルーする主人公の便宜的な考え方が好き
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80年代に書かれた当作は「羊をめぐる冒険」と同様ファンタジー要素が極めて強い。しかし全く荒唐無稽と感じないのはストーリーはあくまでリアリティを中心に構成されているからだと思われる。主人公の行動や考え方にはなんら普遍性を超越する要素はなく、だからこそ共感と興味を覚え易い。「四谷の雙...
80年代に書かれた当作は「羊をめぐる冒険」と同様ファンタジー要素が極めて強い。しかし全く荒唐無稽と感じないのはストーリーはあくまでリアリティを中心に構成されているからだと思われる。主人公の行動や考え方にはなんら普遍性を超越する要素はなく、だからこそ共感と興味を覚え易い。「四谷の雙葉」や「都立志村高校」など実名の固有名詞がためらいなく使われていることも作品の信頼性を高め、上下巻の長いストーリーだが良質の緊張感を持って飽きなく読み進められる。
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村上春樹さんの超名作。これまでも繰り返し何度も読んできましたが、Audible でも聴いてみました。読むのとはまた違う没入感があっていいですね。ランニングのお供にすると、続きが聴きたくて毎日でも走りたくなります!
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イシグロオサムのような未来世紀ブラジルのような。未来的でディストピア的なSFの世界と、内省的な意識の世界が独特の世界観をつくりだしている。これはこれまでの三部作とは全く異なる小説である。それでもやっぱり一人の男が何かを探しながら、自分の価値観を確認しつつ、トラブルに巻き込まれなが...
イシグロオサムのような未来世紀ブラジルのような。未来的でディストピア的なSFの世界と、内省的な意識の世界が独特の世界観をつくりだしている。これはこれまでの三部作とは全く異なる小説である。それでもやっぱり一人の男が何かを探しながら、自分の価値観を確認しつつ、トラブルに巻き込まれながら前にすすむという意味ではハードボイルドである。
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今のところ何ひとつ理解できていないけれど、それでもページを捲る手が止められない理不尽さが新鮮だった。 下巻を読んだら私は何を知ることになるのか。楽しみ。
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『要するに彼女と寝ることになるかもしれないということだ。(p25)』 唐突すぎて、なるかーいと突っ込みかけたけど、村上春樹ワールドか…と納得
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