世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(上巻) の商品レビュー
●素晴らしいの一言 ●何故、このような物語が書けるのか気になる。想像しようにも、とっかかりがない。 ●今までの古今東西の話を下敷きにしているのか…とにかくインプットの量が凄そう ●オカルトな話になるが、何かが降臨しているのか…未知なる世界から電波やら波動やらでも受信しているのかと...
●素晴らしいの一言 ●何故、このような物語が書けるのか気になる。想像しようにも、とっかかりがない。 ●今までの古今東西の話を下敷きにしているのか…とにかくインプットの量が凄そう ●オカルトな話になるが、何かが降臨しているのか…未知なる世界から電波やら波動やらでも受信しているのかと思いたくなるな笑、それぐらい、普通の感性だと書けない。いや、書いたとしても奇天烈なシロモノに… ●でも、なんだか自分でも書いてみたいな、そんな気になりましたね
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創作世界と現実世界の交錯か 『ノルウェイの森』を以前、彼の長編作として初めて読了した。 それとはジャンルも世界観も打って変わった本作。 当方彼の短編や初期の作品を好むので、読み始める前、 本作には正直期待していなかった。 ゆえに去年の今頃、読み、挫折。 メタファーやモチーフ...
創作世界と現実世界の交錯か 『ノルウェイの森』を以前、彼の長編作として初めて読了した。 それとはジャンルも世界観も打って変わった本作。 当方彼の短編や初期の作品を好むので、読み始める前、 本作には正直期待していなかった。 ゆえに去年の今頃、読み、挫折。 メタファーやモチーフが難解だったためだろう。 が、一年かけ彼の短編に目を通し、また一から読み始めてようやく本日、読み上げることができた。 というのも話が逸れるが、 先月私はスタジオジブリ作『君たちはどう生きるか』を鑑賞した。鑑賞後、ふと私の中に本著の内容がじわじわと蘇ってきた。 私はそこで、映画のネタバレに配慮しつつ述べると、ファンタジーとリアルの交錯を感じとったのだと思う。 そこからは早かった。 まだ上巻で本著の評価を下すのは早い。 下巻を明日にでも買いにいって、早急に判断を下したい。 その程度には興味深い作品なので星四。
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海辺のカフカは、「味がしつこすぎて」読んでいてしんどさがあり、村上氏の作品を毛嫌いしていたが、これは面白い。異世界2つで繰り広げられる物語がどのような展開、結末をむかえるのか、わくわくしながら読める。村上氏の文章表現も面白い。
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京極堂の「狂骨の夢」で頭蓋骨を読了したというのに、再びの頭蓋骨。 “世界の終わり” そこは高い壁に囲まれた街。壁の外側はどこまでも続く森。春のある日街にやって来た男は、自分の影と引き剥がされて、一角獣の頭蓋骨から夢を読む仕事に就く。 “ハードボイルド・ワンダーランド“ 老科学者...
京極堂の「狂骨の夢」で頭蓋骨を読了したというのに、再びの頭蓋骨。 “世界の終わり” そこは高い壁に囲まれた街。壁の外側はどこまでも続く森。春のある日街にやって来た男は、自分の影と引き剥がされて、一角獣の頭蓋骨から夢を読む仕事に就く。 “ハードボイルド・ワンダーランド“ 老科学者の研究対象として脳内に思考回路を組み込まれた男。その研究を狙う組織からのワンダーランド的逃避。 二つの動と静の世界が一話ごと進行していく。 この二つの世界がどう接点を持っていくかを考えるのかな? やれやれ、下巻へ。
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村上春樹さんの本はこれまでちゃんと読んでこなかったけど、これはなぜかとても自分の心に刺さる内容だった。 内容は「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の交互に繰り返しながら、後半につれて一気に世界が加速していく。 独特な言い回しや、主人公のキャラクター、どれも魅力的...
村上春樹さんの本はこれまでちゃんと読んでこなかったけど、これはなぜかとても自分の心に刺さる内容だった。 内容は「世界の終り」と「ハードボイルド・ワンダーランド」の交互に繰り返しながら、後半につれて一気に世界が加速していく。 独特な言い回しや、主人公のキャラクター、どれも魅力的で面白かったです
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
再読。下巻まで読了。 最新作『街とその不確かな壁』が、本作と繋がっているとのことなので、そちらを読む前に久しぶりの読み直し。 なにものかが「損なわれていく」現実世界と、それを回復することができる心象世界、という繰り返し春樹が書いてきたメタファーが、本作ではシンプルかつコンパクトに描かれていて面白い。 ただ、これだけ完成された世界に、続編や姉妹編は蛇足になりはしないかと少し不安も感じる。 私事ながら、初めて読んだときは「ピンクのスーツを着た太った娘」と同じ年頃だったのに、今や主人公よりも年かさになったことに驚く。しかし、そのおかげか、「世界の終り」パートの前半や、「ハードボイルド・ワンダーランド」パートの終盤など、割に落ち着いた場面を初読時よりも楽しめるようになった気がする。 そういえば「計算士」と「記号士」という職業の設定が当時も大好きで、それを活かした暗号バトルのような展開を期待したけれど、肩透かしをくらったことを覚えている。今読んでも、その描写の少なさはちょっと残念。
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街とその不確かな壁を読んでから、読んだ。 ここまで面白いなんて…ひとまず下巻を読んでからだけど、確実に近未来SFと心理を掛け合わせた傑作だ。
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クリストファー・ノーラン監督の"インセプション"みたいな"意識の多層構造"を扱ったサイバーパンクテイストの作品なのかな、と。 村上春樹の初期作品はけっこう読んだのですが、最近はあんまり読んでいません。ちょっと読み進めるのに要らない気もする...
クリストファー・ノーラン監督の"インセプション"みたいな"意識の多層構造"を扱ったサイバーパンクテイストの作品なのかな、と。 村上春樹の初期作品はけっこう読んだのですが、最近はあんまり読んでいません。ちょっと読み進めるのに要らない気もする情景描写が多い印象。それと、登場人物達のナルシスティックな感じは相変わらずですね。 僕が小説を推理小説的に読むからかもしれません。 後半の展開に期待。
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後半を楽しみに、前半読み終わりました。 二つの世界がどう展開しているのか、とっても気になるところで終わりワクワクしております。
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村上春樹3作目 ちょっと海辺のカフカの影のない地下を思い出した、なんか繋がってるのかな? 文章が相変わらず語呂が良くて、読んでて気持ちいい 後現実?側の主人公の性格がすごく好き まだなんもわかってねーから、下巻で紐解いていこうと思いますよ
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