高校生からのゲーム理論 の商品レビュー
ゲーム戦略理論が様々なことに 応用可能と言いたい 戦略編 歴史編での事例をもとにした 説明はよくわかるし納得のいくものであるが 社会編 として一般に広げて当てはめるには 説明不十分と思われる
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※このレビューにはネタバレを含みます
ゲーム理論を現実世界の事例を用いてわかりやすく面白く説明している。 恋愛・PK戦・きつねの手袋・いじめなど多岐に渡ったジャンルが述べられており、事実や筆者の考え、理論からの解説、全てが面白かった! <世の妻が口うるさいのも全く同じ原理だ。結婚前はあんなにお淑やかだったのに、と嘆く貴兄は男女の戦略的関係がわかっていない。離婚のコストは高いが、恋人なら「ごめんなさい」の一言で別れられる。恋人が口うるさくないのは「退出」というオプションを持っているからなのである。>(P.112) <序章の最後で、自分が当事者でありつつも、外から見る目を養うことがゲーム理論を学ぶうえでの第一原則だと述べた。しかし、人生の目的が幸せを追い求めることにあるとすれば、ゲーム理論を活かす上での第一原理は、相手のことを思うことであると言っても過言ではない。>(P.172)
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ゲーム理論に関する本を読んだのも、本作で3冊目となります。まったく数式も出てこないので一番分かりやすくゲーム理論って何?といったところでは理解しやすかったです。
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高校生からの、と謳っているだけあって非常に読みやすい。 しかし自分に関していえば、ゲーム理論を理解できたのかどうか不安。 もう少し別の本で学び直したい。 歴史の挿話は非常に面白かった。
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【信州大学附属図書館の所蔵はこちらです】 https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB0171415X
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高校生もわかる本ということで、学問的・ビジネス的ではなく恋愛やスポーツなどの例からゲーム理論を考察しており面白かった。 特段、新規の発見がなかったのが残念。
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経済学者 松井彰彦氏がゲーム理論について解説した2010年の著作。ゲーム理論の対象は自分の利得が自分の行動の他、他者の行動にも依存する状況を意味し、経済学を始め、経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、コンピュータ科学などのさまざまな学問分野に見られます。本書...
経済学者 松井彰彦氏がゲーム理論について解説した2010年の著作。ゲーム理論の対象は自分の利得が自分の行動の他、他者の行動にも依存する状況を意味し、経済学を始め、経営学、政治学、法学、社会学、人類学、心理学、生物学、工学、コンピュータ科学などのさまざまな学問分野に見られます。本書では、具体例を挙げながらゲーム理論を解説しています。まずは実際にどんな事例があるのかを学んでから、理論を学びたいと思う人向けの入門書です。
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経済学で用いられる「ゲーム理論」をわかりやすく解説した本です。ゲーム理論というとゲームをするための理論、と思われるかも知れませんが、そうではありません。恋愛、いじめ、PK戦、そして三国志の楽しみ方まで、様々な局面でゲーム理論の考え方は役に立ちます。経済学って何だろう?お金儲けの学...
経済学で用いられる「ゲーム理論」をわかりやすく解説した本です。ゲーム理論というとゲームをするための理論、と思われるかも知れませんが、そうではありません。恋愛、いじめ、PK戦、そして三国志の楽しみ方まで、様々な局面でゲーム理論の考え方は役に立ちます。経済学って何だろう?お金儲けの学問?と思っている高校生に是非読んで欲しい一冊です。
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ゲーム理論苦手ーって意識があるまま読んで、ものすごーくわかりやすいわけでもなく、例えがなるほど、というものでもなく。 第1章に本質がまとめてあるので、そこ読んだら十分かも。
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「高校生からの・・・」というタイトルに違わず、身近な例からゲーム理論の基本をわかりやすく教えてくれる本。 ゲーム理論というと(トランプとかモノポリーとか狭い意味での)ゲームのカラクリを研究するガクモンのように思っちゃうけど、実はさにあらず。かけひき理論、とでも言った方が誤解は少...
「高校生からの・・・」というタイトルに違わず、身近な例からゲーム理論の基本をわかりやすく教えてくれる本。 ゲーム理論というと(トランプとかモノポリーとか狭い意味での)ゲームのカラクリを研究するガクモンのように思っちゃうけど、実はさにあらず。かけひき理論、とでも言った方が誤解は少ないような気がする。 Wikipediaにもあるように、 ・ある特定の条件下において ・利害が異なる複数の主体の間で生じる ・戦略的な相互関係 を研究するものであり、その「特定の条件」と「相互関係」がゲーム理論をゲーム理論と呼び習わせているミソなのだろうと思われる。 さて、この本。 恋愛談義から始まって、サッカーに興じたり、ギリシャ故事や三国志をひもといたり、きつねの手袋に涙したり、いじめ問題と取り組んだり等々、多彩なたとえ話が楽しい。(そっちが活き活きし過ぎていて時々話の本筋が見えなくなっちゃうのはご愛敬(笑)) まあ、「ナッシュ均衡」とか「囚人のジレンマ」といったゲーム理論ではおなじみの用語も出て来つつ、まずは簡単なところからゲーム理論の本質的な考え方を捉えてみよう、という筋になっていると思う。 その本質とは、120ページに出てくるとおり、 「さまざまな現象を、(感情なども加味はするが)損得計算という観点から分析しようとする。」 ということ。 人間や社会はなかなか理屈で割り切れるものではないけど、登場人物同士の関係性(損得利害)に話を単純化することで、ものごとのカラクリが意外に見えてくる、と。 なかなか勉強になる本でした。
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