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魔法使いの弟子たち の商品レビュー

3.6

110件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    44

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2011/07/15

「竜脳炎」の生き残りの3人が、サイキックな才能を身につけて、それとどうやって折り合っていくか適度に苦悩しつつ、周りを巻き込んで、どんどんおかしな方向に流れていく。。エンターテイメントな小説がお得意な著者らしく、面白さ抜群。映像にしても面白いんだろね。最後の最後にあらあら?てなどん...

「竜脳炎」の生き残りの3人が、サイキックな才能を身につけて、それとどうやって折り合っていくか適度に苦悩しつつ、周りを巻き込んで、どんどんおかしな方向に流れていく。。エンターテイメントな小説がお得意な著者らしく、面白さ抜群。映像にしても面白いんだろね。最後の最後にあらあら?てなどんでん返しもあって、楽しい物語。若いころはこういう小説、大好きだったけど、最近今いちかな。もうちょっと地に足がついて、著者に感情移入できる小説が好みになったのは、お年のせいやろね^^;

Posted byブクログ

2013/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

アニメとかにするといいんじゃないかな?この作品。 ちょっと、えええ!こんなラスト!?って気もせんでもなかったけど、あのへんが井上夢人らしいっちゃらしいのかな?

Posted byブクログ

2010/10/15

山梨県の大学病院で新型のウイルスによる院内感染が発生した。 その翌日、取材のため仲屋京介はそこを訪れ、相談窓口で落合めぐみと出会う。 病院内にいる婚約者と連絡をとりたいという彼女の話を聞いているうちに、ふたりは発症。 致死率百パーセント近いこの新興感染症は後に竜脳炎と名づけられる...

山梨県の大学病院で新型のウイルスによる院内感染が発生した。 その翌日、取材のため仲屋京介はそこを訪れ、相談窓口で落合めぐみと出会う。 病院内にいる婚約者と連絡をとりたいという彼女の話を聞いているうちに、ふたりは発症。 致死率百パーセント近いこの新興感染症は後に竜脳炎と名づけられる。 生還者のウィルスから有効なワクチンが作られ拡大を防ぐが、発生当初の感染者で意識が戻ったのは、仲屋、めぐみ、興津の3名だけだった。 病院内での隔離生活を続ける彼ら3名は、「後遺症」として不思議な能力を身につけていることに気づき始める。。。 井上夢人さんの新刊。 岡嶋二人時代からあまり読んだことがなく、井上さんになってからはホラーなイメージだったのですけど、これはSF?になるのかな? 大法螺というか、大風呂敷というか、とにかくこんなにスケールの大きい作品を読んだのは久しぶりでした。 これでラスト、爽快感があれば大満足だったのですけど、ちょっと微妙。。。 これだけのお話をどう落とすのか、あれこれ想像しながら読みましたが、そこから抜け出してはくれませんでした。 ですが、けっこうな厚みのこの作品を一気に読ませてしまう筆力はさすがです。 戻る場所のない3人(4人?)の中で、めぐみの悲壮な明るさは救いでした。 映像化したら面白そうですね。 めぐみのTV出演のシーンなんて、本当にCGを使わなくちゃ。 昨年の新型インフルエンザのことを思い出すと、そこは現実味がありました。 こんなパンデミックが起こっちゃったら、なす術無しです。

Posted byブクログ

2010/09/12

ウィルス系で、サイキック系な内容だった。 篠田節子「夏の災厄」をベースに超能力者が…みたいな感じ。 スピード感があって読みやすく、サイキック系が苦手でも楽しめた。 ただ・・・オチが・・・「やっぱり?」という、 この手の小説にありがちな感じで少し残念。

Posted byブクログ

2010/09/08

読みやすかった。 ドキドキしながら次は?次?と読んでいったんですが、最期が、「うんんん。」とスッキリすることなく終わっていました。 なんだったんだろう??結局。

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2010/09/07

出だし、楽しかったです。 ミステリっぽくって。 で、いきなりファンタジーに突っ込んじゃんって… 確かに読みやすいカンジもあったし、読んでいて『書き慣れてんな』ってのありました。 が お話的にどうなんでしょうね… 大風呂敷を広げるだけ広げて、最後は『夢オチ』って… まぁ、コレで...

出だし、楽しかったです。 ミステリっぽくって。 で、いきなりファンタジーに突っ込んじゃんって… 確かに読みやすいカンジもあったし、読んでいて『書き慣れてんな』ってのありました。 が お話的にどうなんでしょうね… 大風呂敷を広げるだけ広げて、最後は『夢オチ』って… まぁ、コレで未来を変える事は出来るんでしょうけど、やっていいの?

Posted byブクログ

2010/07/30

久々に夢人さんの長編を読んだ気がします。500Pを 越える大作ですが壮大なスケールと、限りなく大きく 拡げた風呂敷の読み応えあるストーリーで長さは さほど気にならないですね。序々に明らかになる ウィルス被験者の彼等三人の能力、そしてその能力が 開花していく様は、やはりワクワクして...

久々に夢人さんの長編を読んだ気がします。500Pを 越える大作ですが壮大なスケールと、限りなく大きく 拡げた風呂敷の読み応えあるストーリーで長さは さほど気にならないですね。序々に明らかになる ウィルス被験者の彼等三人の能力、そしてその能力が 開花していく様は、やはりワクワクして読んでしまう。 その先に途方も無い悲劇が待ってる事が分かっていても、 こういった特殊能力ってのは憧れてしまいます。 かなり壮大なスケールに発展するこのウィルスの 行く末と、彼等が進んでいく悲劇の結末は...やっぱり 夢人さんっぽいラストw。人によってはガッカリ感も ありそうですが、ある意味まだ閉じていない未来へ 向かう選択肢が残っているのは個人的にはアリです。

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2010/07/28

甲府の竜王病院から劇症ウィルス、通称「ドラゴンウィルス」が広がった。罹患者はほぼ全員死亡したが、発生初期の罹患者4名のみ生き残った。 そのうち3名は、それぞれ異なった超能力を得る。どうやらドラゴンウィルスの後遺症であるらしい。 小説現代の連載で読んだ。マンガ脳の夫も読んでいた=...

甲府の竜王病院から劇症ウィルス、通称「ドラゴンウィルス」が広がった。罹患者はほぼ全員死亡したが、発生初期の罹患者4名のみ生き残った。 そのうち3名は、それぞれ異なった超能力を得る。どうやらドラゴンウィルスの後遺症であるらしい。 小説現代の連載で読んだ。マンガ脳の夫も読んでいた=わかりやすく面白い。毎月々々「どうなっちゃうの?」と次号が楽しみな展開だった。 「魔法使いの弟子」って曲があったね。Wikipediaによると、ミッキーマウスが「ファンタジア」で演じていたらしい。たしかに箒に振り回されるミッキーを見た記憶がある。「ファンタジア」って映画を見たという記憶はないんだけど。 このタイトルは確かに「魔法使いの弟子」から取ったものだろう。超能力を得た3名、そして周りの人々は、魔法が掛かった箒=超能力に翻弄される。 最後はちょっと呆気ない幕引きであったよう記憶する=よく覚えていない。

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2010/07/19

シリーズ化しても面白そうなSFモノ。映像化したらこれまた面白そう。 ハリウッドあたりが買ってくれないかな。

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2010/07/18

 硬派の報道関係小説のように始まり、未知のウイルスと戦う医療サスペンスと思わせる展開をしながら、なんと途中からめくるめく超能力者たちのSFになっていく。  こういうとなんだか荒唐無稽の話のようだけど、妙に地に足がついた、人間の奥の方を突き刺すような物語になっている。正直、人間性...

 硬派の報道関係小説のように始まり、未知のウイルスと戦う医療サスペンスと思わせる展開をしながら、なんと途中からめくるめく超能力者たちのSFになっていく。  こういうとなんだか荒唐無稽の話のようだけど、妙に地に足がついた、人間の奥の方を突き刺すような物語になっている。正直、人間性というものがちょっと怖くなる。  話としては、本当に手に汗を握る展開で、まさに目が離せないという感じ。現代の社会に特殊な能力を持つ人間が放り込まれたらどうなっていくかというのは、もう何回も何回も思考実験をされていると思うのだけど、それをきちんとなぞりながら、それでも手に汗を握る。文章がうまいのもあるし、個人的には登場人物にひどく感情移入をしてしまった。  ちょっとしたミステリ風の後半と、「そうくるか!」と思ってしまう結末は、正直いってもうひとつ納得できないものもあったけど、それでもぐいぐい引き込まれる本であった。  ディズニーとは全く関係ないので念のため。

Posted byブクログ