3月のライオン(4) の商品レビュー

羽海野チカ(著者)

2010/04/19

やっと出た4巻。
連載を読まずに単行本だけで読んでいる作品だけに、刊行までが待ち遠しかった。

ホントは発売日に買いたかったんだけれど、いくつかの本屋限定で「おまけまんが」が付いてくるということだったので、ガマン。
この間映画を観に行ったついでに紀伊国屋で購入。
しっかりおまけもゲット！

この漫画は、なんとも不思議な漫画。
「将棋」という題材なだけに、対局シーンにそれほど激しい動きは無い。でも、静かな風景の中で繰り広げられる棋士達の息遣いだったり葛藤を感じられて、スポーツを観ているみたいな気持ちになる。

登場人物達の日常生活についても同じ。
主人公の零が川本家で過ごす時のゆったりと暖かい雰囲気の中で、その幸せを否定しようとする零の心の動きだったり、身の回りに対して作っている壁だったり、「動」と「静」の部分が混在しているからこそ、不思議な世界観が構築されているように感じる。

3巻の終わりくらいから、だいぶ零の心に変化が見られてきた。
4巻ではさらに変わってきているのが分かる。
これは「成長」なのか、「矯正」なのか？
なんにしても、人間味が増したのは良かったなぁって思う。

前作の『ハチミツとクローバー』もそうだったけれど、この人のお話に基本的に「悪者」は出てこない。
一面的には嫌な人間だったりするけれど、ちゃんとそうなる背景があって、そこまで見せてくれる。
そういう意味で、ちゃんと人間が描かれているから何度読んでも面白い。

新刊が出たばっかりなのに、すでに次巻が楽しみ。

2010/04/19

これからの展開がさらに楽しみであることよ。
というわけで、まだまだ満足できずに★4つ。
早く続きが読みたいです。
それにしても、いなりずし食べたくなることよ！

2010/04/19

将棋に生きる高校生の桐山が主人公の漫画。
桐山をめぐるまわりの人々がそれぞれ個性的で
コマを飛び出しそうないきおいだ。
そして、人だけでなく、川のある町の雰囲気や食べ物も
この漫画のかかせないファクター。
4巻では、おいなりさん（笑）

ギャグには作者の羽海野さんのお人柄があふれていて
本当に爆笑してしまうんだけど、
ただ可笑しいというのでなく、
根底に孤独感があって、なんんというのかな…人は究極的にはひとり。それでも他者とのつながりを求めてやまない、とでもいうような切実な何かが常に流れているのを感じる。

そして、巻末のあとがきもコミックスの楽しみです（笑）
よく毎回あんな楽しいあとがきが描けるなあ。

2010/04/18

またしても面白いなぁもう！

島田さんの巻だったけれど、姉とも向かい合って、少しずつ前進していく主人公がいてちょっと嬉しくなりました。
でも島田さんが。。島田さんが。。

しかしこんなに男くさい人もいっぱい描ける人だったんだなぁ。羽海野さん！
ハチクロのイメージが強かったからどうだろうと思っていたのですが、最早やっぱりこの絵でないと！と思います！

続き読みたいーーーー

2010/04/18

少年の心の葛藤を描く囲碁マンガ。この作者のマンガは筆致が独特で読み出すと毎度驚く……。しっかし全然話進まないな。面白いけど。

2010/04/18

超面白かった
本誌で読んだときも思ったけど、島田さんの独白は凄いなあ。
趣味以下でしか指してないくせに、将棋に対するモチベーション爆発。

ハチワンの方が「将棋マンガ」としては好きだったけど、ちょっとわからなくなった。
まあジャンルが違うと言えばそれまでか。
菅田＞桐山君
受け師さん＜＜越えられない壁＜＜香子姉さん
そんな感じ。

2010/04/18

こう来ましたか!!と意表を突く表紙ですが大好きです！中身ともぴったり。感情移入すると胃が痛くなりますが、生きる力が湧く巻です。

2010/04/16

ずっと楽しみにしていて、発売日に買いに走りました。
臙脂の帯にはライオンのキイロで「渾身の第４巻」の文字。
これ４巻のテーマだなぁと思う。
「渾身の」って。

寂しくて、きゅんとする。
発売日に１日限定で流れたＣＭがだいすきです。
（今も公式サイトで視聴可能）女子高生のがいい！

そして４巻読んでたらとてもおいなりさんが食べたくなりました。

2010/04/16

まさかの島田八段表紙に驚かされつつも、読み終わって納得。
桐山君が、ここから、人として、棋士として、どう歩いていくのかとても楽しみ。ぜひ、じっっっっっっくりと描いて欲しいと思う。

それにしても。

この漫画、毎回美味しそうな物が出てくる。
甘くて胡麻胡麻しいお稲荷さん！！！
あぁ、涎出る。

2010/04/15

島田さん、らぶ･･･！
そして、零ちゃんが少しずつ、少しずつ、人と関わって、成長していく様を、これからも応援していきたいです。
彼らの真っ直ぐな生き方に、こちらの背筋もしゃんと伸びます。
そして、いなり寿司が食べたくなります（笑）。あかりおねいさんの料理は、紙面を越えてふくふくにしてくれちゃいます。