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マドンナ・ヴェルデ の商品レビュー

3.4

243件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    74

  3. 3つ

    107

  4. 2つ

    15

  5. 1つ

    1

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2022/09/22

つなぐ、つなぐ、つなぐ物語。 欠落しているのはみどりさんもまた同じだったのかもしれないですね。 見ないふりをしていた、深くは立ち入らないようにしていた。それでいいと思っていた。 でも、それが自分だけの問題ではすまなくなって、大切なもののために動かなきゃならないと思えた時、何かを得...

つなぐ、つなぐ、つなぐ物語。 欠落しているのはみどりさんもまた同じだったのかもしれないですね。 見ないふりをしていた、深くは立ち入らないようにしていた。それでいいと思っていた。 でも、それが自分だけの問題ではすまなくなって、大切なもののために動かなきゃならないと思えた時、何かを得たのかもしれない。 『ジーン・ワルツ』読んでなくても楽しめるのだろうけど、そして私がそちらを先に読んだからかもしれないけど、やっぱり『ジーン・ワルツ』から読むほうが繋がりやすい気もするな。

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2022/01/05

ジーン・ワルツの別視点からのお話 海堂尊さんのよくやるやつですね 「代理母」という問題の医師からの目線だった前作と変わって母からの目線だったように感じました 作中に取り上げられたような いやそんなんじゃないな 海堂尊さん個人の論理的視点と感情的視点そんなところでしょうか しかし...

ジーン・ワルツの別視点からのお話 海堂尊さんのよくやるやつですね 「代理母」という問題の医師からの目線だった前作と変わって母からの目線だったように感じました 作中に取り上げられたような いやそんなんじゃないな 海堂尊さん個人の論理的視点と感情的視点そんなところでしょうか しかし相変わらず偏ってるなぁと これがちゃんとしたメインディッシュにちょっと珍しいスパイスくらいだったら あれ?これ思ってたより美味しいってなるんでしょうけど スパイスだけ目の前に積まれてもなぁ… そんな感じの本書の感想です

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2021/11/10
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※このレビューにはネタバレを含みます

「ジーン・ワルツ」を読んだ後は、理恵の医療行為に最後はもやもやし、なんだか続きの「マドンナ・ヴェルデ」が気になって読んでみた。 そしたら私的には「マドンナ・ヴェルデ」の方がはるかに面白く好きでした。 理恵の行なった医療行為には理解に苦しむが、医師としての怖いくらいの向上心と自分だけの利益の為では無かったことが書かれていて、少し好きになれました。 でも一番は母親のみどりが、娘とお腹の子の母親としての心情がとてもよく伝わってきて楽しく読めました。 「ジーン・ワルツ」で甘利さんの出産後を知ってるだけにそこは最後切なくなったが、 ラストのユミの理恵とみどりに対する対応には ナイスアシスト!と思った!

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2021/07/12

代理母の問題を取り上げる際、果たして親族なら大丈夫なのか、というテーマを扱う際には、普通の設定てよかったのかも。これだと娘の独断が強すぎて、テーマがブレる。

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2020/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大人になると感情的が悪で論理的が正しいようになりますが、出産、子育てには論理抜きの感情も大事なんだと思いました。

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2019/08/25

『ジーン・ワルツ』で描かれた代理母出産。 この物語を代理母側で描いた作品。 普段、馴染みのない代理母出産だから、中々感情移入しずらかった。 母娘関係でも、納得できる部分とできない部分がハッキリと分かれていた。 代理母出産の問題提起としては、良い作品だったのではないだろうか。

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2019/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

桜宮サーガ13冊目。 "ジーン・ワルツ"の裏側。 どのようにして娘の子供を孕むことにしたのか、なぜ生まれた子供は別れてそれぞれの親に親権が渡ったのか、といったことが書かれた話。 色々考えてはいるんだろうけど、自分勝手な理恵にはイライラしてしまった。 父親である伸一郎の考えにも共感するのは難しいなあ。 内容としてはいろいろドロドロしたものの感じだけど、 ラストが綺麗にまとまったためか読了感は良かったです。 その後で娘の話か、派生して不良娘ユミの話とかが出そう。

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2019/02/13

以前読んだ「ジーン・ワルツ」と表裏となるような作品。 「ジーン・ワルツ」は、代理母問題の遺伝子上の母親・産婦人科医の立場から書かれた作品。 この「マドンナ・ヴェルデ」は、実際に受精卵を宿す代理母の立場から書かれている。 両方で一つの作品と言ってもいい。 おなかに命を宿す「母」は...

以前読んだ「ジーン・ワルツ」と表裏となるような作品。 「ジーン・ワルツ」は、代理母問題の遺伝子上の母親・産婦人科医の立場から書かれた作品。 この「マドンナ・ヴェルデ」は、実際に受精卵を宿す代理母の立場から書かれている。 両方で一つの作品と言ってもいい。 おなかに命を宿す「母」は強し。

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2018/10/12

ジーン・ワルツ、極東クレーマーほか海棠さんの本は好きでかなり読んでいるが、いろんな断片が登場するのも(再読しようかなぁ)面白かった。

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2017/08/18

先月読了した「ジーン・ワルツ」と対になると知り、読むのがすごく楽しみだった。私が母親なら、理恵みたいなクール…コールドな娘は嫌だなあ。彼女には血液じゃなくてオイルが流れているのでは、と思ってしまう。母親も夫も自分の願いを断るわけがない、と疑わない傲慢さ。ジーン〜で見せた理恵の頭の...

先月読了した「ジーン・ワルツ」と対になると知り、読むのがすごく楽しみだった。私が母親なら、理恵みたいなクール…コールドな娘は嫌だなあ。彼女には血液じゃなくてオイルが流れているのでは、と思ってしまう。母親も夫も自分の願いを断るわけがない、と疑わない傲慢さ。ジーン〜で見せた理恵の頭の良さと回転の速さに性格の歪さをプラスしたような印象を受けた。いい年した娘をちゃん付けで呼ぶのはどうよ?と思っていたけど、みどりが理恵の思うがままじゃなくて、きちんと双子のために行動したところに拍手したくなった。

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