マドンナ・ヴェルデ の商品レビュー
代理母をテーマにした作品。 冷徹なまでに医師という職業に徹する娘と、平凡ながらも母性ある母親の対比が極端なほどで、もう少しお互いの心情をゆっくりと読めるくらいのボリュームがほしかった。駆け足感があるものの、結末が気になってつい読みすすめてしまう。
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出産に対する女性の考え方や今の問題点などがわかりやすい。 気持ちや気候、状況を表す言葉が綺麗な印象。 しかし描写が多く物語がゆっくり進行していて会話の中でしか話が前に進まずイジクラシクなってだいぶ飛ばし読みした。
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「ママに私の赤ちゃんを産んでほしいの」 娘の理恵に代理母出産を頼まれたみどり。 33年ぶりの妊娠、おなかにいるのは娘の子ども。 しかし日本では法的に認められていないこの出産。 外科医の理恵は、これを利用して日本の代理母問題に立ち向かおうとしている一一。 どこまでも合理的で冷...
「ママに私の赤ちゃんを産んでほしいの」 娘の理恵に代理母出産を頼まれたみどり。 33年ぶりの妊娠、おなかにいるのは娘の子ども。 しかし日本では法的に認められていないこの出産。 外科医の理恵は、これを利用して日本の代理母問題に立ち向かおうとしている一一。 どこまでも合理的で冷徹な娘の姿に、次第にみどりのなかに疑念が芽生える。 この子は法的には私の子ども。 理恵ちゃんに渡す訳にはいかないわ一一。 *** 代理母出産がテーマの物語。 法整備されていない、今現在の日本の代理母問題がとてもわかりやすく描かれています。 娘の理恵が冷徹すぎて怖いです。彼女が主人公の物語もあるようですが、読む日がくるでしょうか…。 最後の展開がいまいち納得できず消化不良に感じました。
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NHKでやってたドラマを見て好きになって、原作を読んでみたくなった作品。 母親に自分の子どもを産んでもらうってどういう感覚なんだろう。 ジーン・ワルツの裏編だと知ったので、慌ててジーン・ワルツも読みました。 どちらの作品も大好きです。(発生学の部分でちょっとグロい描写あるけど) ...
NHKでやってたドラマを見て好きになって、原作を読んでみたくなった作品。 母親に自分の子どもを産んでもらうってどういう感覚なんだろう。 ジーン・ワルツの裏編だと知ったので、慌ててジーン・ワルツも読みました。 どちらの作品も大好きです。(発生学の部分でちょっとグロい描写あるけど) ドラマとは結末が違うそうですけど、ドラマの最終回は見忘れてしまいました(笑)
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ジーンワルツの話を別視点で読む。 ジーンワルツを読んでから随分間が空いてしまったのだけれど、理恵先生の娘としての顔とか、みどりとユミさんの交流とかも描かれているのが面白い。 個人的には料理の描写と俳句が割と好きです。料理はとても単純そうな料理なのに(だからこそ?)、とても美味しそ...
ジーンワルツの話を別視点で読む。 ジーンワルツを読んでから随分間が空いてしまったのだけれど、理恵先生の娘としての顔とか、みどりとユミさんの交流とかも描かれているのが面白い。 個人的には料理の描写と俳句が割と好きです。料理はとても単純そうな料理なのに(だからこそ?)、とても美味しそうに見えます。
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『ジーン・ワルツ』『医学のたまご』を読み、ようやく『マドンナ・ヴェルデ』を読みました。 代理出産をしたみどりサイドの話ですが、なんだかんだあっても、やっぱり母は子に対して甘いんだな〜と思いました。 『医学のたまご』の薫クンの話が一番好きかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ジーンワルツの別視点からの話ですね。 ジーンワルツでは冷たい魔女だった理恵が母親に対しては 完全にわがままな子供の面を見せていて面白かった。 視点を変えるだけで、ここまで深みが出るんだねぇ。
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ジーン・ワルツで代理母をしたお母さんサイドのお話 代理母って本当に必要な人もいると思う 実際、自分が産めないかも・・・ってなった時、養子も考えたし ただ、悪用する人もいるので法整備は不可欠なのだけど どんどん技術が進歩しているのに、TOPの人たちが年寄りばかりでは何も進まないよ ...
ジーン・ワルツで代理母をしたお母さんサイドのお話 代理母って本当に必要な人もいると思う 実際、自分が産めないかも・・・ってなった時、養子も考えたし ただ、悪用する人もいるので法整備は不可欠なのだけど どんどん技術が進歩しているのに、TOPの人たちが年寄りばかりでは何も進まないよ どの世界も
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ジーン・ワルツのサイドストーリーかな。 視点が変わるだけで、 全てにこんなに温度差が出るんやなぁ。 私の好みはジーン・ワルツの方。 こちらは完全に、いろんな意味で「母」の話やな。
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ジーンワルツと同じ事柄だけれど、代理母みどりの目線での物語となっている。 これを読むと理恵(産婦人科医)は、ずいぶん身勝手に写ってしまう。 ジーンワルツを先に読むことをオススメします。 日本では、まだ課題が解決されていない代理母出産、医者でもあり卵子提供者にもなる理恵の目線...
ジーンワルツと同じ事柄だけれど、代理母みどりの目線での物語となっている。 これを読むと理恵(産婦人科医)は、ずいぶん身勝手に写ってしまう。 ジーンワルツを先に読むことをオススメします。 日本では、まだ課題が解決されていない代理母出産、医者でもあり卵子提供者にもなる理恵の目線と、娘の子供を身ごもる代理母の目線。 両者の目線が「ジーンワルツ」と本書で交錯し、興味深かった。
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