想い雲 の商品レビュー
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安定の面白さです。 大なり小なり起こるいくつかの事件は、言ってしまえばわりとありきたりな良く目にするストーリーとも言えると思いますが、それに真摯に向き合い切磋琢磨する主人公やそれを取り巻く人達の姿や描かれ方にとても効果を持ちます。 毎巻少しずつ進展する主人公の恋や幼なじみとの関係、新しい料理の出現も楽しめます。 今巻は特に幼なじみとの展開が素敵で切なさもあり泣けます。 続巻もすぐに読みます。
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せっかく戻ったご寮さんの簪が、また離れてしまった・・ 若旦那の行方もわかっていない でも、どこか希望がある ハモの血は毒があると初めて知りました ハモがきっかけで、野江ちゃんにほんの少しだけ会えて嬉しかった 人気料理を出して、どこか自分が特別な料理人の気がしてた澪、でも りうさんに諭されます どんな時にも乱れない包丁さばきと味付けで、 美味しい料理を提供し続ける。 そうした努力を続ける料理人こそが 真の料理人だとあたしゃ思いますよ。 前回からのりうさんの登場で物語に深みが出ます じ〜んとする・・
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髙田郁著『想い雲』#読了 みをつくし料理帖3 行方不明の長男を追うご寮さんと元奉公人富三。遊郭で鱧料理をする澪。女料理人の真似事をする競合店の出現。つる屋の下足番ふきの弟の行方不明。 第3巻も素晴らしい物語と美味しそうなお料理満載でした
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いけねえようー!美味しそうすぎていけねえ!登場人物たちのやり取りが微笑ましくてほっこりする。包丁のくだりは、耳が痛い。舌が肥えてる人にはわかるんだなぁ。
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シリーズ第3弾! 『目に美し、口にして旨し、心に嬉し』 澪ちゃんの作る心のこもった料理が今回も美味しそう♪みをつくしシリーズは食文化の違いを感じられるのも面白い。 あっちもこっちも気になることだらけで 「どうなるの~!」 ますます先の展開が楽しみです♪
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渋柿を焼くと甘くなるとは、干柿しか知らなかったから驚いた。冬至はかぼちゃだけじゃないんだね。「ん」のつくもの「運」にかけて、みかん、うどん、南瓜(かぼちゃ)
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ウナギは高価でなかなか口にできない食材の一つだが、江戸時代もそうであったようである。ウナギの開き方が江戸と上方(関西、大阪)では、背開きと腹開きで異なるという食文化の違いも語られる。武家社会で「腹を切る」ことを嫌う武家の考え方が、江戸の文化の中にまで浸透していることがわかる。そして、江戸ではウナギを焼いて(白焼き)、蒸して、その後タレをつけて再び焼くう工程が手間がかかるゆえ、ウナギはさらに高価なものとなる、という説明も説得力がある。 上方では夏には、ウナギではなくハモを好んで食したとある。するどい歯を持つハモは、当時の料理人でも扱いは要注意だったそうである。そして、ウナギやアナゴといった長物にも共通するが、その血には毒性があり、生食は危ないという知識も語られる。江戸ではハモは獲れず、だから江戸にはハモを捌く料理人がいなかった。そこで、かつて上方で料理修行したつる家の料理人、澪の出番となるのだが、澪が「女」であるがゆえに蔑まれることとなる。名だたる料理人たちが、ハモに噛まれ、その毒に指を腫れ上がらせて痛みに苦悶している横で、涼しい顔でハモを捌いてみせてもなお、澪の料理人としての腕に懐疑的な視線は注がれる。当時の女性の立場が、よくわかる場面である。 物語はウナギやハモを通して、かつて澪が奉公していた上方の名料理店のいわば江戸の支店でもある「天満一兆庵」の失踪してしまった主人で、澪を我が娘のように世話している芳の息子である佐兵衛の謎(の一端)が明かされる。その過程で、公設の遊郭でもあった「吉原」の特異性もまた描かれることとなる。当然、そこには廓に生きる女性たちの逞しさと悲哀が、巧みに織り込まれていることは言うまでもない。 人と人のつながりは、別のつながりを通して、時に悪人も呼び寄せる。何とか人を騙し、欺いて生きていこうとする人も、『みをつくし料理帖』の中では勧善懲悪の原則に忠実に退治される。こうした人間模様もまた人情噺の一環なのだと知らされた。 澪の活躍はまだまだ続く。そして、幼馴染の野江、こと吉原遊郭の伝説の「あさひ太夫」との再びの邂逅はどうなるのか? さらには澪がひそかに抱く小松原への淡い恋心の行方はいかに? 行間から立ち上る料理の匂いや色彩もさることながら、『みをつくし料理帖』シリーズはいくつもの読みどころを持って続く。いつしか読み始めたら、止まらないシリーズとなってしまった。
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波瀾万丈の澪の人生をドキドキハラハラで読んでいます。あっという間に読み切ってしまいます。 鱧料理、食べてみたいです。
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泣いて笑って心配して、怒ったかと思えば泣きながら笑って、小さな恋心にやきもきして。 感情を動かされるシリーズ。 ああ続きを読みたい。
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鱧を捌いて調理する場面で、危険と隣り合わせながら骨や毒の下処理等に手をかけていくところが、まさに生き物(食べ物)と向き合う料理人の姿を感じておもしろかった。 また、今回りうさんが再登場。人生経験豊富で的確な助言、さらに客あしらいも巧みで改めてりうさんの魅力を実感しました。次回作以...
鱧を捌いて調理する場面で、危険と隣り合わせながら骨や毒の下処理等に手をかけていくところが、まさに生き物(食べ物)と向き合う料理人の姿を感じておもしろかった。 また、今回りうさんが再登場。人生経験豊富で的確な助言、さらに客あしらいも巧みで改めてりうさんの魅力を実感しました。次回作以降も登場してほしいです!
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