1,800円以上の注文で送料無料

想い雲 の商品レビュー

4.2

366件のお客様レビュー

  1. 5つ

    120

  2. 4つ

    157

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/09/05

みをつくし料理帖シリーズ3巻。うん、良い。 毎回まぁまぁな騒動が起こる連作短編なんですが、読んでて辛くなったりはしない。登場人物たちのあたたかさはもちろんだけど、出来事や敵役の動きが良い意味で予想を外してこないのでキツいエピソードも含めて安心して読み進められる。

Posted byブクログ

2023/08/17

幼なじみののえちゃんとの話も ふきちゃんと弟も、どれもこれもあったかい話でよかった。 恐ろしいのも人間で、だけどあたたかい心をもつのも人間。ほんとに。

Posted byブクログ

2023/08/05

りうさん、いい味だしていますね。 物語を引き締めてくれる。 ちゃんとダメなことはダメと言ってくれる人。 そして、頑張ったときに褒めてくれる人。 こんな風になりたいな。

Posted byブクログ

2023/03/22

前作にも増して困難な状況に立ち向かうこととなる澪とつる家の面々。涙あり笑いありの中で生まれるつる家ならではの料理は一層温かく、人と人を繋いでいく。未解決の問題が今後どう展開していくのか、楽しみ。

Posted byブクログ

2024/08/12

みをつくし第三弾。 失踪した佐兵衛の手掛かりを知る元料理人の富三が現れるが、佐兵衛の行方は未だ知れず。 江戸の時代に女料理人として様々な辛酸を舐めながらも、料理で人を幸せにしたいという誠実な思いで店を切り盛りする澪は応援したくなる。 どの話も辛いことがありながらも、少しだけ...

みをつくし第三弾。 失踪した佐兵衛の手掛かりを知る元料理人の富三が現れるが、佐兵衛の行方は未だ知れず。 江戸の時代に女料理人として様々な辛酸を舐めながらも、料理で人を幸せにしたいという誠実な思いで店を切り盛りする澪は応援したくなる。 どの話も辛いことがありながらも、少しだけホッコリする。

Posted byブクログ

2023/02/12

今回も良かった。 上方にいたからこそ江戸にはない料理を知っている澪。そんな知識があるからこそ知恵や工夫で生み出す季節の料理が客を惹きつける。 困難な時には手助けや助言、時には厳しい言葉をかける周囲の人々がいるからこそ、危機や悲しみを乗り越える澪。今後も楽しみ。

Posted byブクログ

2023/01/03

やっとやっと会えたでありんす(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) お澪坊と野江ちゃんが‼︎ 吉原で、ちょっとだけ、狐で… うわぁ〜泣ける(/ _ ; ) 又次がちょっと気になってます… 小松原に恋するお澪坊が可愛くて切ない… 富三!末松!腹立つわ‼︎ 腹が立つや...

やっとやっと会えたでありんす(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) お澪坊と野江ちゃんが‼︎ 吉原で、ちょっとだけ、狐で… うわぁ〜泣ける(/ _ ; ) 又次がちょっと気になってます… 小松原に恋するお澪坊が可愛くて切ない… 富三!末松!腹立つわ‼︎ 腹が立つやら心配してオロオロするやら 第三弾もホント色々とありましたよ! てんこ盛りでお腹いっぱい♪ めちゃくちゃ面白いだす(〃ω〃)

Posted byブクログ

2022/11/23

春樹暮雲(しゅんじゅぼうん) 《杜甫「春日憶李白」に「渭北春天の樹、江東日暮の雲」とあり、長安(渭北)に住まう杜甫が、はるか遠く揚子江付近(江東)を旅する友人李白を思ったところから》遠く離れている友を思う心の切実なことを表す語 互いに互いを思う幼なじみ澪と野江の一瞬の再会に涙...

春樹暮雲(しゅんじゅぼうん) 《杜甫「春日憶李白」に「渭北春天の樹、江東日暮の雲」とあり、長安(渭北)に住まう杜甫が、はるか遠く揚子江付近(江東)を旅する友人李白を思ったところから》遠く離れている友を思う心の切実なことを表す語 互いに互いを思う幼なじみ澪と野江の一瞬の再会に涙する『みをつくし料理帖』の三 くぅ〜ってなるよね くぅ〜ってならない奴ぁたたっ斬る! クズ料理人の富三と末松もたたっ斬る! それにしても小松ばーらよ(澪が想いを寄せる武家人)もっと澪に優しくしたってや いやでもそんなことしないのが小松ばーらの良さなんだけども くぅ〜歯がゆいw それにしても澪と野江の再会シーンの描写がすんばらしかったです! 一読の価値あり!いや一読の価値ありでありんす!(言い直した意味!)

Posted byブクログ

2022/11/13

みをつくし料理帖の第3弾。 毎回、主人公の元には困難がつきまとうが、周りの人達の助言も受け入れながら、しなやかに成長していく様が心地よい。 また生き別れになった親友とのほんのちょっとだけの再会も胸に迫るものがありました。 やっぱりいい作品!オススメです!

Posted byブクログ

2022/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「肝が据わった、というか。料理人が伸びる時というのは、こうなのかも知れない」版元が語る。どんな時にも乱れない包丁捌きと味付けを、澪が覚えた瞬間だった。 凄い料理人だった澪にとっても、いくつもの試練があって、悩んで、考えて、助けを求めて、願いを込めて、でも最後は、いかなる時も天を目指し、踏まれても、また抜かれても、自らを諦めない。極めるということは、こんなことかもしれない。そして、長い人生の物語は、一歩一歩なのかもしれない、と。 料理ひとつで、お店にも、お客にも、世間にも、と願いを込める姿。そして澪自身にも、野江にも。願い事が、江戸の夜空に溶け込んでいく思いがずっとしています。 明け六つの鐘が響く。それにじっと耳を傾けながら、生きるてしんどいもんやなあ、と芳はしみじみと言った。こんな風景を、ずっと映し出されているような感じになります。そっと、彼らの倖せを祈りながら、本を閉じる。 最後に、翁屋での会話。「料理の味わいや、それを口にして『美味しい』と思った気持ちは、料理人が女と知ただけで消えてしまうものなのでしようか?」という澪に対し、楼主が答える「消えてしまうでしょうな」。女の料理というのは、あくまで所帯の賄いであって、正式なもてなしの料理にはなりえない、と。そこまでいうなら、なにも”所帯の賄い”でなくてもよいのではないか。料理は、すべからく(家庭での料理を含めて)男が作るものとしなかったのだろうか。そうすれば、女性の家事はもっと楽になっていたのに、とふと違和感(都合よさ?)を感じた。

Posted byブクログ