想い雲 の商品レビュー
みをつくしシリーズの展開にだいぶ慣れてきちゃいましたが… 今回も「ほっこり」癒し系です 小松原の正体が・・・
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240712 再読 ーーーーー 『八朔の雪』、『花散らしの雨』に続き、「みをつくし料理帖」シリーズの3冊目を社納さんに借りて、あっという間に読んでしまった。 「つる家」で下足番を務める奉公人・ふきの弟は、つる家の商売敵のような「登龍楼」で奉公しているが、姉と離ればなれの奉公のつ...
240712 再読 ーーーーー 『八朔の雪』、『花散らしの雨』に続き、「みをつくし料理帖」シリーズの3冊目を社納さんに借りて、あっという間に読んでしまった。 「つる家」で下足番を務める奉公人・ふきの弟は、つる家の商売敵のような「登龍楼」で奉公しているが、姉と離ればなれの奉公のつらさに、時に登龍楼を抜け出してきて「ねえちゃんのそばがいい」と駄々をこねたりする。 その七つの健坊が、登龍楼でちょっとしたしくじりをしてしまい、叱責されて、飛び出してしまった。それから戻らないという健坊を、みなで手分けして探すが、健坊は何日もみつからない。 飯も喉を通らないふきがやつれきってしまった頃、近在の百姓に背負われて健坊が戻る。登龍楼を飛び出してしまって、気がつくと迷子になってしまった健坊をたすけてくれたこの百姓が語るには、自分の呆けてしまった母親が、健坊のことを息子の自分だと想って、世話を焼き、かわいがって、なかなか放さず、帰すのに今日までかかってしまった、というのだった。 お礼に伺いたいのでお名前をという声にも名乗らず、この百姓は、追いかけてきて握り飯を渡す澪にこう語る。 ▼「おらの方が礼を言わねばなんねぇよ。七十になる呆けた母親が、おらだと信じてあの坊主を可愛がる姿を見て、おらぁ母親に大事に育ててもらったんだのう、と今さらながら思ったんだ」(p.264) ここでほろっと涙がこぼれた。
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待ってましたシリーズ第三弾! 今回もやっぱり泣かされました! 澪の切ない恋心にもキュンキュンした。 人のことを思いやる心とはどういうものなのかいろいろ考えさせられもした。 ますます次が楽しみ!!!
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大江戸女料理人澪の、七転び八起き料理記の三巻。今回は、探している元の奉公元の主人の失踪の謎に近づいたり、会いたい人に会えたり、気になる人の素性が見えてきたり、と、二巻と比べると大きく、お話の展開が動いたカンジだなー。相変わらずの、不運と、がんばって乗り切る澪の一途さ、最後のほっこ...
大江戸女料理人澪の、七転び八起き料理記の三巻。今回は、探している元の奉公元の主人の失踪の謎に近づいたり、会いたい人に会えたり、気になる人の素性が見えてきたり、と、二巻と比べると大きく、お話の展開が動いたカンジだなー。相変わらずの、不運と、がんばって乗り切る澪の一途さ、最後のほっこり幸せ感は顕在。澪ちゃんがちょっと大人になったかなぁ。そして相変わらず、おいしいものが食べたくなりますな。
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内容(「BOOK」データベースより) 土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う...
内容(「BOOK」データベースより) 土用の入りが近づき、澪は暑気払いに出す料理の献立に頭を悩ませていた。そんなある日、戯作者・清右衛門が版元の坂村堂を連れ立って「つる家」を訪れる。澪の料理に感心した食道楽の坂村堂は、自らが雇い入れている上方料理人に是非この味を覚えさせたいと請う。翌日、さっそく現れた坂村堂の料理人はなんと、行方知れずとなっている、天満一兆庵の若旦那・佐兵衛と共に働いていた富三だったのだ。澪と芳は佐兵衛の行方を富三に聞くが、彼の口から語られたのは耳を疑うような話だった―。書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第三弾。
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10.3.14 みをつくし料理帖シリーズの3作目。 相変わらず料理がどれも美味しそうで◎ 鱧のお吸物を食べたくなりました(笑) それでいて、江戸庶民の暮らしぶりが目に浮かぶように活き活きしてるし、人情味もあって読み応えがあるのも相変わらず。 強いていえば澪の恋路がもう少し進展し...
10.3.14 みをつくし料理帖シリーズの3作目。 相変わらず料理がどれも美味しそうで◎ 鱧のお吸物を食べたくなりました(笑) それでいて、江戸庶民の暮らしぶりが目に浮かぶように活き活きしてるし、人情味もあって読み応えがあるのも相変わらず。 強いていえば澪の恋路がもう少し進展してほしいなぁなんて。 続きも気になります!
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