サイン会はいかが? の商品レビュー
表題作は展開が読めてしまったのが惜しい。サイン会にファンとして現れるストーカーを見破ってほしいと言う依頼。不特定多数の中から指名するには材料が少なすぎて、おそらく知り合いだろうと予想がついてしまう。スピーディーに展開するストーリーは面白かっただけにもったいない。次々と入る偽注文と...
表題作は展開が読めてしまったのが惜しい。サイン会にファンとして現れるストーカーを見破ってほしいと言う依頼。不特定多数の中から指名するには材料が少なすぎて、おそらく知り合いだろうと予想がついてしまう。スピーディーに展開するストーリーは面白かっただけにもったいない。次々と入る偽注文と言う話もアイデアは最高に読みたくなる。それだけにもう一捻り欲しかったな。
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書店ミステリ第3弾。書店で起こる謎を書店員が解決するという流れは今まで通り。その謎の裏には人間の持つ嫌な顔も覗かせるのですが、そこはサラリとかわしちゃうんですよね。まあ、このシリーズではそこは求めていないのだろうから、いいのですが。その中ではバイトくんの恋物語が一貫して微笑ましく...
書店ミステリ第3弾。書店で起こる謎を書店員が解決するという流れは今まで通り。その謎の裏には人間の持つ嫌な顔も覗かせるのですが、そこはサラリとかわしちゃうんですよね。まあ、このシリーズではそこは求めていないのだろうから、いいのですが。その中ではバイトくんの恋物語が一貫して微笑ましくて好きですね。 書店の仕事のアレコレも細かく書かれていて、その部分だけでも楽しいです。ジャンルは違えど同じ物販業で働いていたことのある身には、判る判ると頷くエピソードも。本が好き本屋が好き、そんな人にもお勧めの作品ですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いろんな人が自分がやってことにしての自慢話や思い出話の捏造でおもしろおかしく話している気がしますが、その中で覚えも無いのに濡れ衣を着せられている人は多い気がします。それはそれとして、バイト金森くんの恋の成就を祈ってます。
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五編 「取り寄せトラップ」 「君と語る永遠」 「バイト金森くんの告白」 「サイン会はいかが?」 「ヤギさんの忘れもの」 解説:坂木司
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相変わらず本屋の事情とか仕事はリアルですごい。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-561.html
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成風堂書店シリーズ第3弾。 短編5作品です。 小学生の「君と語る永遠」「バイト金森くんの告白」「やぎさんの忘れ物」どれも、本屋さんでのちょっとしたミステリほのぼのエピソードで良かったです。 後書きにある「本屋を守るなら本をそこで買わなきゃ」に同感しました。
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『成風堂書店事件メモ』シリーズの第3弾。 表題作を含む5つの短編。 第1作(短編集)、第2作(長編)と読んできたけど、 現時点で最新作の今作が一番良かったな。 書店員の杏子とバイトの多絵が謎を解くのは変わりない。 きな臭いもの、親子愛、恋愛、友情、親愛。 ほとんどがほんわかな...
『成風堂書店事件メモ』シリーズの第3弾。 表題作を含む5つの短編。 第1作(短編集)、第2作(長編)と読んできたけど、 現時点で最新作の今作が一番良かったな。 書店員の杏子とバイトの多絵が謎を解くのは変わりない。 きな臭いもの、親子愛、恋愛、友情、親愛。 ほとんどがほんわかな結末を迎えるんだけど、 それぞれテーマが違ってて飽きが来ない。 結局今作でも多絵の推理には全くついていけなかったけど、 彼女が暴く真相よりもそこから引き出されるドラマのほうが やっぱり面白かったので、そういう楽しみ方もありでしょう。 謎解きを楽しみたいのなら「本格」と呼ばれるものを読めば いいんだしね。それはそれで好きなんだけど、 このシリーズのようなのも大好きだ。 どうでもいい話になるが、杏子&多絵の同僚である内藤さん(♂)、 かなりいい味出してます。別に特異な人ではなく普通なんだけど。 こういう人、憧れるなー。目標にしたくなる人。 ちなみに、解説は坂木司さん。 わたくし贔屓の作家さんだ、という点を除いても 素敵な文章を寄せている。 この本を手に取った方は、解説を読むのもお忘れなく。 このシリーズ、これ以上続かないのかなー!? ぜひともまた彼女らに会いたいものだ。
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おもしろい! やっぱり本屋シリーズいいなぁと思いました。 一作目もすごく好きだったから。 今回は、小学生の男の子が主人公の、「君と語る永遠」が特に好きでした。 この話がキーにしている本は、なんと「広辞苑」! それだけで、ちょっと中身が気になりませんか? タイトルにもあるサイ...
おもしろい! やっぱり本屋シリーズいいなぁと思いました。 一作目もすごく好きだったから。 今回は、小学生の男の子が主人公の、「君と語る永遠」が特に好きでした。 この話がキーにしている本は、なんと「広辞苑」! それだけで、ちょっと中身が気になりませんか? タイトルにもあるサイン会や、 本の取り置き、取り寄せ、 最近当たり前になってきた雑誌の付録、 今回は、 こういった”本屋さん”(もっというならそこで働く書店員さんのお仕事?)にクローズアップした話が多くて、 本屋さんって大変!と思いました。 すこし、お仕事を垣間見れた気がします。 そういう意味でも、本屋好きとしてはとても面白かったです〜!
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配達・・・よりも、テンポがよく面白かった シリーズ3作目なので、脇役もしっかり活躍していて 楽しかった
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成風堂シリーズ第三弾。流石にすっかり落ち着いてきましたね。安心して読めます。でも逆に言えば飽きが来ているのも確かなわけで。内容に文句はないですが、少し肩透かしな印象。次回があればまた番外編を読んでみたいです。
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