南の子供が夜いくところ の商品レビュー
不 思議な本だ。民話のようにどこか懐かしくて、SFのようにまったく空想のようにも思える。7話の短編集なのだが巧妙につながっていて、それでいてそれぞれ が独立した世界を持っている。味わい的には筒井康隆の世界にも似ているし、これまでの誰とも似ていないように思える。全体に悲しいトーンに...
不 思議な本だ。民話のようにどこか懐かしくて、SFのようにまったく空想のようにも思える。7話の短編集なのだが巧妙につながっていて、それでいてそれぞれ が独立した世界を持っている。味わい的には筒井康隆の世界にも似ているし、これまでの誰とも似ていないように思える。全体に悲しいトーンに満ちているが決 して暗くもなく、むしろ独特の明るい光を放っている。
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ワタシはあまり、作家の時系列を考えて読んでないんですが(新作も何も気にしてないし)、この本を読んでいるとき、デビュー当時の作品なのかと勘違いしました。 少し、今までの恒川さんの作品とは違う感じ・・・です。 わざとやってるんだろうけど、文章もなんとなく荒削りな感じ。作風も、荒削りな...
ワタシはあまり、作家の時系列を考えて読んでないんですが(新作も何も気にしてないし)、この本を読んでいるとき、デビュー当時の作品なのかと勘違いしました。 少し、今までの恒川さんの作品とは違う感じ・・・です。 わざとやってるんだろうけど、文章もなんとなく荒削りな感じ。作風も、荒削りな感じ。 でもやっぱり恒川さんの作品が好きですけれども~♪(笑。 最後の章が一番好き、かな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
夏、海の家にやって来たタカシ。実は両親はここで一家心中をするつもりだった。路上のバスでバーを営む少女、ユナ。 自分は100歳だと言う。(????) 不思議な少女、ユナに連れられて南の島へとやって来たタカシ。 そこで出会う数々の不思議な体験。。。みたいなお話でした。 垣川さんは確か前に『夜市』を読んだことあるのだけど、あのイメージが強くて。弟と引き換えに野球(だったかな?)の才能を得た兄の話だったと思うのだけど。。。 あれは怖かった。だけどこれは。。。いまいちだったな。あまりにもファンタジーすぎて。。南の島の人たちも幻想っぽくて。なんだかな。。。
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恒川さんで作家読みしてたけど今回はちょっと物足りないような。 一気に読む気もでず、何回にもわけて読んだからか。 馬があわない本でした。
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7作品の連作だと思う。 南の島のお話。 現実には起こらないファンタジーなのかも・・・。 読み難かった。 感動も共感もない。 結局、伝えたかったのは何だったんだろう? '11.08.19読書完了
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現実と幻想が見事に絡まり合った世界。太陽の光ではなく月明かりに照らされた南の島。ふと足を一歩踏み間違えると帰れない世界がぼっかりと穴をあけているような…。そして気づかぬ間に閉じ込められていくような。「紫焔樹の島」が好きです。
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■「今年で120歳」というおねえさんと出逢ったタカシは、彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。多様な声と土地の呪力にみちびかれた、めくるめく魔術的世界。 ■■南の島を舞台しにした不思議な七つの物語。相変わらずの独特で不思議な世界観。いつもは和風テイストなんですが、...
■「今年で120歳」というおねえさんと出逢ったタカシは、彼女に連れられ、遠く離れた南の島で暮らすことになる。多様な声と土地の呪力にみちびかれた、めくるめく魔術的世界。 ■■南の島を舞台しにした不思議な七つの物語。相変わらずの独特で不思議な世界観。いつもは和風テイストなんですが、今回は物凄く南国でした。
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ふしぎなはなし。 毎回、展開がよめなくて良かった。 ファンタジーだけど 本当にどこかで起こってそうな内容も。
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借本。 短編集かと思いきや、そうでもない不思議な本。 読んでると、ちょっとだけザワッとする面白さがたまらない。
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パラパラ読み。こういうリアルと関係ないストーリーを読む余裕がない、自分が悲しい。 埋められた海賊のエピソードのみ、ちゃんと読んだ。いつか再読するかも
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