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王国(その3) の商品レビュー

4.1

59件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/04/26

その3は恋愛について書かれていた印象。 別れた彼のことを考えると目の前が暗くなるという表現がまさにでした。 人の種類・部類についても描かれていて、なぜか共感。言葉にするのは難しいけれど、幹のしっかりとした芯のある恋愛や人間関係を築いてみたいと思わされました。 人を好きになった先に...

その3は恋愛について書かれていた印象。 別れた彼のことを考えると目の前が暗くなるという表現がまさにでした。 人の種類・部類についても描かれていて、なぜか共感。言葉にするのは難しいけれど、幹のしっかりとした芯のある恋愛や人間関係を築いてみたいと思わされました。 人を好きになった先にある恐怖。ずっと・永遠という言葉を信じる怖さについて少し書かれていた部分があり、共感。 優しく、おしゃれに、深く、恋や愛、人間関係について自然も交えながら書かれている本。読めば読むほど深みが増しそう。

Posted byブクログ

2022/12/03

著者の本とはあまりおなじみでなく、アムリタ以来。思いがけず呪術や自然の癒やしに例えてあるが、生きる本質が胸に飛び込み、ストーリーの中に入り込んで読めたのは久々。 これも1つの出会い。ばななさんとあってお話してみたくなりました。今4を読んでる途中なんだけど…終わりが待ちきれず投稿!...

著者の本とはあまりおなじみでなく、アムリタ以来。思いがけず呪術や自然の癒やしに例えてあるが、生きる本質が胸に飛び込み、ストーリーの中に入り込んで読めたのは久々。 これも1つの出会い。ばななさんとあってお話してみたくなりました。今4を読んでる途中なんだけど…終わりが待ちきれず投稿!!

Posted byブクログ

2022/10/10

 「王国」第3部。ここに書かれているものはファンタジーのような感じもするのだが、人間が元々持っている能力のような気もする。「なんとなくうまくいかないな気がする」とか「なんとなく嫌な予感がする」という、マイナス的な「なんとなく」という感覚を言葉で表現しているのではないかとも思えてく...

 「王国」第3部。ここに書かれているものはファンタジーのような感じもするのだが、人間が元々持っている能力のような気もする。「なんとなくうまくいかないな気がする」とか「なんとなく嫌な予感がする」という、マイナス的な「なんとなく」という感覚を言葉で表現しているのではないかとも思えてくる。二人ならうまくやれていたのに第三者が入ってくると途端に関係がぎくしゃくしたり、本当は「なんとなく」そうなることはわかっていたのに…。というような経験は皆さんにもあるのではないかと思う。  それでも新たな一歩を歩みださないと前へは進めない。そうした勇気をくれる作品かもしれない。

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2022/06/13

アナザー・ワールドを除くと一応の終わりということになるのか。 主人公の感性が都会にいる私と違い、またその変化の機微が詳細に描かれているため感情移入がしやすい。抽象的な内容が多く書かれているが、「分からない」ということがなく今の私の置かれている状況にのっかる。 心の健康、癒しにつ...

アナザー・ワールドを除くと一応の終わりということになるのか。 主人公の感性が都会にいる私と違い、またその変化の機微が詳細に描かれているため感情移入がしやすい。抽象的な内容が多く書かれているが、「分からない」ということがなく今の私の置かれている状況にのっかる。 心の健康、癒しにつながり、またふとした時に読み返したい作品だと思った。

Posted byブクログ

2022/06/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

好きです(*^^*) 普遍な、今人として大事なことが 忘れられてしまった物事が さも普通にさらっと書かれていることに驚愕します。 今まで気づくことが出来なかった自分にも。。。 生と死と 人は生を生きているのか 死に向かって生きているのか 日々大切に生きていけることを 願わずにいられなくなる一冊です(*'▽')

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2022/02/13

楓や片岡さん、おばあちゃんたちの じゅんすいな正しさがすきだ。 大切な人を見守って、 黒くない魔法を使いたい。

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2018/03/26

最初の2巻では、社会不適合者達が自分の世界こそ素晴らしいと、俗世界の人を下に見てるような表現が多く、ムカムカして読み進めた。しかし、3巻の雫石の失恋から、暖かい空気が全体を包んで、いつものバナナ節で完結。

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2017/09/17

毎日感じる予感や大切な感覚を真正面から受け止めて、感じて、正直に、正面から生きていかないと、鈍い、ただへらへらしてるだけの人になるのだろうな。 物事のからくりは、本当はとても単純で当たり前のことなのかもしれない。 私は物事の真ん中を見るのが不得意だけれども、もしかするとそ...

毎日感じる予感や大切な感覚を真正面から受け止めて、感じて、正直に、正面から生きていかないと、鈍い、ただへらへらしてるだけの人になるのだろうな。 物事のからくりは、本当はとても単純で当たり前のことなのかもしれない。 私は物事の真ん中を見るのが不得意だけれども、もしかするとそれはもっと深いところでシンプルに出来ているのかもしれないな。 私は真一郎くんや、キレイな高橋くんのお母さんと同じ部類の人のような気がした。それはそれでいいのかもしれないけど、強い魂の持ち主になりたいなぁ。

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2017/06/25

この中に出てくる男性が以前に付き合った人ににていた。ちょうど上手くいっていない時だったから読みながら泣いたことを思い出しました。今読んだからぜーんぜん大丈夫だった笑

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2016/09/11

(16.09.11) 三部作の最終巻。 雫石の嫌な予感から始まる。 同棲を控えた真一郎と一緒に、彼の親友だった高橋くんの庭を訪ねて伊豆に行った二人。高橋くんは園芸の腕が立つ車イスの少年だったが、すでに亡くなっていた。そしてその母は真一郎の初恋の相手だった… その後片岡さん...

(16.09.11) 三部作の最終巻。 雫石の嫌な予感から始まる。 同棲を控えた真一郎と一緒に、彼の親友だった高橋くんの庭を訪ねて伊豆に行った二人。高橋くんは園芸の腕が立つ車イスの少年だったが、すでに亡くなっていた。そしてその母は真一郎の初恋の相手だった… その後片岡さんと台湾に行った雫石。色んな縁を感じながら、片岡さんの温かさにも触れ、徐々に心も癒えていく。 全体的に文学的で、読み終えてあまりスッキリもしない。でも温かみのある、シリーズだった。ばななさんの文章には脱帽を覚える。

Posted byブクログ