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王国(その3) の商品レビュー

4.1

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    26

  3. 3つ

    9

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2026/04/02

雫石と慎一郎は亡友の庭が原因で破局。慎一郎の選択は雫石を傷つける。毒舌片岡との台湾旅行で雫石が立ち直り安心した。楓と片岡のいる所が雫石の生きる場所になりそう。

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2026/03/16

このシリーズを、この本から読んでしまったけれど、結果を知っているからこそ、どんな過程で彼女たちが愛を育んできたのか気になる!

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2026/03/14

はーーーーすごいな。外側と内側のことをゆっくりじっくり考えれるし、自分のペースを落としていけるのは本当にそう。いい作品だった。ありがとうございますまた読みます

Posted byブクログ

2026/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(1-3巻、同じレビューを書きます) 私が学生だった頃、よしもとばなな氏といえば、吉本隆明氏のご令嬢ということで、昭和の知識人の家庭で育まれた文芸界のホープ、よく言えばサラブレッド、悪く言えば二世、みたいな印象でした。 ここにきて幾つか作品を読むと、結構ねっとりと心の底を描写しつつ、しかも恋愛がらみの作品が多いことが分かりました。 つまりクセがある。大分ね。 好き嫌いでいうと、とても好きともいえないのですが、私の書籍の買い方というのは、結構一気に買ってしまうことが多いことから、過去に一気買いしたものを今般読み進めようと本作品を手に取ったものです。 ・・・ 結論から言うと、結構ハマりました。 スピリチュアルな感じのエッセンスを濃い目にブレンドするのが氏の特徴かと思います。そうした精神世界の話を入れ込むのは好き嫌いがあるかとは思うのですが、今回の作品はわたくし的には結構好きかもです。 ・・・ どういう背景か、両親がおらず、祖母に育てられた主人公雫石。祖母も祖母で、未だ色気を匂わす一方、雫石ととともに山奥に引っ込み、山の草や実からなる茶を客に提供し細々と生きているという設定。 その生活はやや貧しいながら自然と共に生のリズムを刻むような生活。 そして山のふもとで開発が始まり、薬草茶の原料となる草木に本来の力が失われつつあると分かると祖母はさっさと商売を畳むことを決意。山を引き払い、ネットで出会った彼氏のいるマルタ島へと渡る。 一人残された雫石は山を下りて初めての一人暮らしをするも、占い師の楓、その彼氏の片岡さん、シャボテン園で働く真一郎くんなどと出逢い、導かれるようにして人生を歩むことに。 ・・・ こうして振り返ると、主人公雫石の自己陶冶小説なのですが、個人的には彼女の「受け止める」姿勢になんというか感銘を受けました。 無菌室のような山奥から世俗へと降りてくる。世の中には汚い人もいる。清い人もいる。不倫もあるし、結婚も離婚もある。  そういうものに当初はあてられていたものの、次第に文脈や想像とともに受け止め、消化するようになる。 その受容のしかたは非常にホーリスティックで、全体が運命論みたいな向きも感じられますが、他方で、全てに正誤はなくあるがままを受け取るという従容とした老子的ニュアンスも感じられました。 その受け止め方は、思い込みと決めつけで相手を憎しみとともに見下げるのではなく、飽くまでフラットに受け入れる態度。そういう姿勢の主人公に好感が持てました。 彼氏の真一郎くんと別れる雫石の、「あるべきところに収まるようになったのだ」(自分ではなくほかの人とそもそも一緒になる運命みたいな)という達観はちょっとすごい。20代そこそこでそういう達観しているのは先ずあり得ない話とは思いますが、自分の元から去る・しかも半ば裏切りのような形で去る人をも赦せる人間、すごいと思います。そんな広い心持ちになりたいゆえ、いっそう心に響いたのかもしれませんが。 ・・・ ということで、よしもと作品はこれで三作目。 三巻まとめて買ったのですが、実は第四巻もあるそうですね。これも早々に読まねば、と思います。

Posted byブクログ

2025/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

その3です。雫石ちゃん(主人公)の人生をたどることで、私の方が雫石ちゃんより年上ではあるのだが、「人生こういうときはこうやって生きたらいいよ」ということを見せられている感じ。と私は思いました。人生だ。 「アルジャーノンに花束を」について言及があるのですが私はまだ未読なので、読んでみたいと思った。また読みたい本が増える!

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2025/03/25

慎一郎とのお別れには胸が締め付けられた。この3話はお別れのお話だった。失恋したら心に響きそう。私は、まだそんなに人生を経験してないので、キュッとなるぐらいだった。でも本当に涙目になる作品だった。真一郎との恋が淡い

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2024/09/20

“日々がだらだらと、ただ心の中の荒れた畑の土が元に戻るまでじっと待っているしかないように、過ぎていった。とにかく放っておいてほしかったのだ。毎日が過ぎていく中で、一滴一滴、なにか大丈夫になるための水がたくわえられていく…..それだけをつないでいたのだ。”

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2024/04/26

その3は恋愛について書かれていた印象。 別れた彼のことを考えると目の前が暗くなるという表現がまさにでした。 人の種類・部類についても描かれていて、なぜか共感。言葉にするのは難しいけれど、幹のしっかりとした芯のある恋愛や人間関係を築いてみたいと思わされました。 人を好きになった先に...

その3は恋愛について書かれていた印象。 別れた彼のことを考えると目の前が暗くなるという表現がまさにでした。 人の種類・部類についても描かれていて、なぜか共感。言葉にするのは難しいけれど、幹のしっかりとした芯のある恋愛や人間関係を築いてみたいと思わされました。 人を好きになった先にある恐怖。ずっと・永遠という言葉を信じる怖さについて少し書かれていた部分があり、共感。 優しく、おしゃれに、深く、恋や愛、人間関係について自然も交えながら書かれている本。読めば読むほど深みが増しそう。

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2022/12/03

著者の本とはあまりおなじみでなく、アムリタ以来。思いがけず呪術や自然の癒やしに例えてあるが、生きる本質が胸に飛び込み、ストーリーの中に入り込んで読めたのは久々。 これも1つの出会い。ばななさんとあってお話してみたくなりました。今4を読んでる途中なんだけど…終わりが待ちきれず投稿!...

著者の本とはあまりおなじみでなく、アムリタ以来。思いがけず呪術や自然の癒やしに例えてあるが、生きる本質が胸に飛び込み、ストーリーの中に入り込んで読めたのは久々。 これも1つの出会い。ばななさんとあってお話してみたくなりました。今4を読んでる途中なんだけど…終わりが待ちきれず投稿!!

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2022/10/10

 「王国」第3部。ここに書かれているものはファンタジーのような感じもするのだが、人間が元々持っている能力のような気もする。「なんとなくうまくいかないな気がする」とか「なんとなく嫌な予感がする」という、マイナス的な「なんとなく」という感覚を言葉で表現しているのではないかとも思えてく...

 「王国」第3部。ここに書かれているものはファンタジーのような感じもするのだが、人間が元々持っている能力のような気もする。「なんとなくうまくいかないな気がする」とか「なんとなく嫌な予感がする」という、マイナス的な「なんとなく」という感覚を言葉で表現しているのではないかとも思えてくる。二人ならうまくやれていたのに第三者が入ってくると途端に関係がぎくしゃくしたり、本当は「なんとなく」そうなることはわかっていたのに…。というような経験は皆さんにもあるのではないかと思う。  それでも新たな一歩を歩みださないと前へは進めない。そうした勇気をくれる作品かもしれない。

Posted byブクログ