王国(その3) の商品レビュー
三部作でした。 人が魅力的だったり 恋愛関係じゃない関係がよかったり 読んでてずっと気分よくいられました。
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”出ないと決めているのは、他ならない自分自身なのだ。それで、ずいぶんと時間がたってしまってから出ようと思った頃には大変な重さになっているらしい。” ”自分は被害者だ、だまされた、相手がひどいというふうに思うと、うそでも一瞬は楽になるのだが、ほんとうのことではないのでいつしか重くなってくる。肉が切り裂けるような真実のほうがいつだって絶対ましなのだ。” ”あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ。”
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130223*読了 今、この番外編を読んでいるところ。 ハッピーエンドというわけでも、アンハッピーというわけでもない。 ただ、そこにいる人たち。その関係性。 目に見えるものと見えないもの。 ふわっと包まれるあたたかな気持ち。 憎めない人びと。
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このシリーズ、単行本刊行時には共感度が低かったのが 30歳を過ぎたころに読み返したら、しっくりときた。 山を下りなくてはならなくなった雫石の気持ちが わかるようになったのだと思う。 懐に余裕が出たので文庫本で4冊まとめ買い。
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王国シリーズ第三部。 三部を読むために、私はこのシリーズに呼ばれたのではないかと思う。完全に思い込みだけど。 人はどうしたって変わっていくもので、たくさんの要素で繋がりあうものなんだな、と。 惑い迷い悩み落ち込み。雫石の悲しい体験とそこからの復活は同時に、私のかつての体験の総...
王国シリーズ第三部。 三部を読むために、私はこのシリーズに呼ばれたのではないかと思う。完全に思い込みだけど。 人はどうしたって変わっていくもので、たくさんの要素で繋がりあうものなんだな、と。 惑い迷い悩み落ち込み。雫石の悲しい体験とそこからの復活は同時に、私のかつての体験の総括となった。 心がさーっと、大掃除された気分。
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外側の自然と、自分の中の自然とつきあうことをテーマにしているシリーズ。 よしもとばななさんは主人公達のことをはずれものと言っているようだが、このシリーズのはずれものの生き様は純粋で感動する。 恋人ではない男と女のフリーな心地良い関係もおもしろい。
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なんだか悲しい話だな、と思った。別に真一郎君と一緒にいてもいいじゃないか、と思うけど、それは違うのか。いずれにせよ、自分が信頼できて、落ち着ける場所は、そこではなかったということなんだろうな。
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高橋くんの庭をわたしも見たいです。才能に触れる、という瞬間は本当に、何というか、ものすごいですよね。わたしも魔女になれるだろうか、なんて、思ってしまったりして。これで完結かと思ったら、番外編もあるのですね。楽しみです。
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シリーズ3冊目にして完結編。うーむ、かなり前に読んだので、あらためて1冊目があまり思い出せない(さらには他の物語とも混線気味)。番外編もある模様。
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あぁ、人に何かを条件付きで求めてしまうのはなんてばかばかしくてつまらないことなんだろう。今の自分の状況と重なって、やっぱり私は大丈夫だと思えた。
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