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インディペンデンス・デイ の商品レビュー

4.1

59件のお客様レビュー

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2011/09/27

「自由ってどういう事?」という問いに、「独立する事」という解をオムニバスで。何からどのように独立するのか?それは各人が、個々に抱える状況で大きく異なる。未来に向かって、すっくと立つ女性は美しいのだろう。

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2011/08/09

すいすい読める短編集。タイトルの通り何かから自立した日、解き放たれた日を描いているのでさわやかな前向きさ。別の短編の登場人物同士が少しずつ絡んでいるのが好み。

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2011/08/09

リレー式の連作短編集。短編もすごくいい作家さんだと感心しきり。女性達のさまざまな独立を描いており、あたたかくて爽やかで潔い。原田さんの良さ全開の1冊。

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2011/10/09

珠玉の24篇。 川向こうの街から、境界線を越えて、川のこっちがわに越してきたある女性の話から始まる。 次には、前のお話でちょっとでた女性が登場して、そうして次々と続いていく。 みなみなそれぞれに、抱えるている、とらわれているものから一歩踏み出す時。 そんなささやかな瞬間をやさしく...

珠玉の24篇。 川向こうの街から、境界線を越えて、川のこっちがわに越してきたある女性の話から始まる。 次には、前のお話でちょっとでた女性が登場して、そうして次々と続いていく。 みなみなそれぞれに、抱えるている、とらわれているものから一歩踏み出す時。 そんなささやかな瞬間をやさしく印象的に描きだす。 是非手元に置きたいと思う一冊。 消耗したときに、元気をもらいたい。

Posted byブクログ

2011/08/25

普段、電車の中で居合わせた人達の、それぞれの家族や仕事や考えてることを想像するんだけど、まさにそんな楽しさ。

Posted byブクログ

2011/02/10

 「この本によれば『自由になる』っていうことは、結局『いかに独立するか』ってことなんです。ややこしい、いろんな悩みや苦しみから」・・・・なるほどねえ。と思った。短編だけど話が次々につながっていくところが面白い。人と人はつながっているということか。

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2010/12/25

実家の工場を出て憧れの一人暮らしに「川向こうの駅まで」 出来ちゃった婚をしたのに夫が死に子供は死産してしまう「月とパンケーキ」 水商売の母を疎んで大学進学を期に家を出る「雪の気配」 担任を持ったクラスでいじめが起きてしまった「真冬の花束」 リポーターをスキャンダルで首になってしま...

実家の工場を出て憧れの一人暮らしに「川向こうの駅まで」 出来ちゃった婚をしたのに夫が死に子供は死産してしまう「月とパンケーキ」 水商売の母を疎んで大学進学を期に家を出る「雪の気配」 担任を持ったクラスでいじめが起きてしまった「真冬の花束」 リポーターをスキャンダルで首になってしまう「ふたりの時計」 DV彼氏を持つがなかなか別れられない「転がる石」 母親が認知症になってしまう「いろはに、こんぺいとう」 幼なじみの子に頭が上がらないでいる「誕生日の夜」 花束と一緒にメッセージを届けるサービスをする「メッセンジャー」 そこそこ人気の同人誌作家がデビューを考える「バーバーみらい」 マンガ家を目指したものの芽が出ずくすぶる「この地面から」 夫の転勤で公園デビューにも失敗し実家が恋しい「魔法使いの涙」 絵本作家としてデビューした矢先に筋ジストロフィーが発症する「名もない星座」 北海道で一日ひと組だけの小さな宿を経営する「お宿かみわら」 外資系ファンド企業でトレーダーとして働く「空っぽの時間」 やっと決まった就職先で内定を取されて落ち込む「おでき」 不況によるリストラの波が清掃のおばちゃんを襲う「缶椿」 恋人がフォルクスワーゲンでお弁当屋を営む「ひなたを歩こう」 スイーツの出前で友達の会社を訪れる「甘い生活」 恋人を顔で選んでは後悔を繰り返す「幸せの青くもない鳥」 母一人子一人の生活に潰れかけている「独立記念日」 子供が独立して保母の仕事を始めるが夫が病気で倒れてしまう「まぶしい窓」 結婚式で有名なホテルで働く「いつか、鐘を鳴らす日」 工場で働いていたケンちゃんと結婚することになる「川面を渡る風」 装丁:柳澤健祐(マミアナグラフィックス) 装画:日端奈奈子 24人の女性たちの悩みと小さな進展をつづった短編集。 少しずつどの話もつながっています。 オカメインコが迷い込む「幸せの青くもない鳥」が一番好きです。 あとは「バーバーみらい」の感じもいいなあ。

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2010/12/15

良かったです。 短編なんだけど、一つの話にチラっと出てきた人が、次の話の主人公っていうスタイルで。 『次はこの人かな?』なんて思いながら読めて楽しかったです。

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2010/10/05

【閉塞した日常、退屈な仕事、つまらない男、結婚への焦燥……。 でも――。 顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。 親元から離れたい娘、スキャンダルに巻き込まれたニュース・キャスター、他人の幸せを見送る結婚式場で働く女性、夢にもがき、恋に悩む…… 様々な境遇に身を置いた...

【閉塞した日常、退屈な仕事、つまらない男、結婚への焦燥……。 でも――。 顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。 親元から離れたい娘、スキャンダルに巻き込まれたニュース・キャスター、他人の幸せを見送る結婚式場で働く女性、夢にもがき、恋に悩む…… 様々な境遇に身を置いた女性たちの逡巡、苦悩、決断を丁寧に切り取り描いた連作短篇集。 大人になって、知ってしまった。 社会に出て、知ってしまった。人生甘くないし、不公平だな、理不尽だな、ってことが、たくさんある。 いやになるくらい、落ち込んだり、あせったり、つまずいたり……。 でも、学んだことだってある。 人生に潔く向き合う気持ちがあれば、遠くまで歩いていけるんじゃないかな。 ふと振り返ると、ずいぶん歩いたな、という日がきっとくる。 大切なのは、「潔く向き合う気持ち」を忘れないこと。 読むほどに、元気になって、視線もグッと上がる1冊。】 何かからの「独立」を描く短編集。 前の章ではただの脇役(しかも映画やドラマだったら名前も付かないような脇の人)だった人が次の章では主役になっていて、次は誰が?とそこも読み進める楽しみになってました。 そして、最後の章で全体が1つに繋がります。 久しぶりに読了後に爽やかな気持ちになる本でした。

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2010/09/12

 24の短編集。  1つのお話の中で出てきた誰かが次のお話に出てきたりするので、次の話はこの人かな?と予想して読むのが楽しかったです。1つのお話が短いので、サクサク読めるし、元気がもらえるお話ばかりでよかったです。登場人物たちの暖かい空気なのもいいのかも。  

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