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インディペンデンス・デイ の商品レビュー

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60件のお客様レビュー

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2018/10/25

この本…全てがとてもツボでした。 こういうほっこりなる短編が沢山入ってるシリーズものも最近ぽつぽつ読むようになってきたし、ひとつひとつの話も、ちょっとした話のつながりも大変素敵でした。手元にいつまでも置きたい1冊。

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2018/07/20

ちょっと感傷的な心持になる女性が主人公の短編集。それらが何となく1つのテーマに繋がる。それが自分自身の悩みや苦しみからの独立、自由になるということ。「甘い生活、幸せの青くもない鳥、独立記念日」の3編が連作で、主人公が2人の女性から、その後輩の女性、そして近隣の母子とリレーしつつ、...

ちょっと感傷的な心持になる女性が主人公の短編集。それらが何となく1つのテーマに繋がる。それが自分自身の悩みや苦しみからの独立、自由になるということ。「甘い生活、幸せの青くもない鳥、独立記念日」の3編が連作で、主人公が2人の女性から、その後輩の女性、そして近隣の母子とリレーしつつ、オカメインコのトコちゃんが癒しの存在として登場する。ほっこりする物語である。「ひなたを歩こう」はこの言葉が若い男女の会話から人生そのもののキーワードへなっていく。「魔法使いの涙」は子育てに悩む母親と物語を語ってくれるお爺さんの出会い。実はその物語の作者が…。いずれも感動的な小品だった。

Posted byブクログ

2018/02/10

1つの短い話の中で登場した脇役が、次の話では主役になって・・・というふうに繋がっていく短編集。 「自由」って、好きなことをするとか、思うように生きるとかだけではなく、結局いかに「独立」するかということ。 独立記念日というタイトルのとおり、様々な女性が、仕事や恋愛や暮らしの中で、依...

1つの短い話の中で登場した脇役が、次の話では主役になって・・・というふうに繋がっていく短編集。 「自由」って、好きなことをするとか、思うように生きるとかだけではなく、結局いかに「独立」するかということ。 独立記念日というタイトルのとおり、様々な女性が、仕事や恋愛や暮らしの中で、依存したり、窮屈に感じたり、縛られていると感じているものから、独立して1歩前へ進んだり、たとえ実際の状況は変わらなくても、見方を考えたり、良い意味で諦めたりすることで、心は今までよりも軽くなるような物語。 若い女性、年齢を重ねた女性、独身、既婚など、どのような女性が読んでも心に響く話が必ずあると思う。

Posted byブクログ

2017/12/06

久々の再読。独立という言葉があらためてグッとくる。原田マハはいろいろ読んだけど、最初の頃に読んだこれと、本日はお日柄もよくの2冊が最高。

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2017/03/21

1編ずつがとても短い連作短編集。 テーマは女性の独立。 毎回、それぞれが一歩を踏み出す結末なので、後味がとても良いです。 年齢的なものか、会話文に、若干の違和感を感じてしまいましたが、概ね好きなテイストの本でした。 前のお話の登場人物が、次のお話の主人公になる仕掛けに気づいて...

1編ずつがとても短い連作短編集。 テーマは女性の独立。 毎回、それぞれが一歩を踏み出す結末なので、後味がとても良いです。 年齢的なものか、会話文に、若干の違和感を感じてしまいましたが、概ね好きなテイストの本でした。 前のお話の登場人物が、次のお話の主人公になる仕掛けに気づいてからは、「むむ、次はこの人ね」という楽しみ方をしていましたが、正解でしょうか(笑)

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2017/03/08

故郷を離れて、新しい仕事を始め、恋人と生活を始める。そんな月に読んだ本。 前の章では脇役であった人物が、次の章では主人公となり、各章がゆるやかにつながっている。 苦しみや悲しみからの独立。そんな言葉が心に残った。 独立、とは片意地張って力を入れてするもんではなく、 もっと軽やか...

故郷を離れて、新しい仕事を始め、恋人と生活を始める。そんな月に読んだ本。 前の章では脇役であった人物が、次の章では主人公となり、各章がゆるやかにつながっている。 苦しみや悲しみからの独立。そんな言葉が心に残った。 独立、とは片意地張って力を入れてするもんではなく、 もっと軽やかに、もっと自由に、でいいんだと思える作品。なりたい自分が、今の自分とは違えば違うほど、傷つくこともおおくなる。 泣いて泣いていいから、誰かに助けてもらってもいいから、今度こそ自分の足で立ち上がる。節目節目で読み返したい本。

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2017/11/09

インディペンデンス・デイ・・・直訳すれば「独立記念日」。 どんな長編作かと思ったら、 原田マハさんによる 現在の境地から新たな出発を決意する女性たちの 連作短編集だった。 24の短編から成り立っているが、 そのうち最初と最後は同じ主人公なので、 実際は23人の女性たちの物語、と...

インディペンデンス・デイ・・・直訳すれば「独立記念日」。 どんな長編作かと思ったら、 原田マハさんによる 現在の境地から新たな出発を決意する女性たちの 連作短編集だった。 24の短編から成り立っているが、 そのうち最初と最後は同じ主人公なので、 実際は23人の女性たちの物語、ということだろう。 物語の引き継ぎ方も面白い。 最初の主人公が自立するためのアパートを捜すのに訪れた 不動産屋の受付女性が次の章の主人公になっている、という具合だ。 章の中にちらりと登場した人物のエピソードが 次の章で始まるので、 今度は「この人の話かな?」と想像しながら読むことができる。 どれも平凡な毎日を送りながら 人生に悩み、疲れている主人公たちが一つのきっかけで、 前向きになる話で、とても明るい気持ちになった。 2017年。 果たして私の一年はどうなるのだろう。 前向きにそしてしたたかに 私も、独立宣言してみようか。 「今日が私の、独立記念日」。 声に出すだけで力が出てくる言葉だと思う。

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2016/09/02

一編一編がとても短くて、えっもう終わり?って何度も思った。もう少し続きを読みたい気分。どれも前向きで明るい話で、気持ちよく読めるのはいいんだけどちょっと物足りない気がする。

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2016/05/26

最初の物語にちょっとだけ出てきた女性が、次の物語の主人公になる。そうやって短い物語が続いていく。最後の話はそれまで出てきた女性たちが何人か出てきて最初に続く。ひとつひとつ、短いけれども女性たちの気持ちが感じ取れる。

Posted byブクログ

2015/12/10

厭きさせないポエムにも似た短編集は、それぞれの独立記念日。繋がる各話は、どれも結びが綺麗で晴れやか♪。

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