1Q84(BOOK3) の商品レビュー
初めての村上春樹さんの作品 長くて、やっと読み終わったー!!というのが1番の感想。 なんだかくどくて、私には合わなかったかも だけど、読みやすい本はすぐ内容を忘れてしまうのに、これは内容をある程度覚えていられる。 内容がいいからなのかなー ノルウェーの森が気になるけど、 な...
初めての村上春樹さんの作品 長くて、やっと読み終わったー!!というのが1番の感想。 なんだかくどくて、私には合わなかったかも だけど、読みやすい本はすぐ内容を忘れてしまうのに、これは内容をある程度覚えていられる。 内容がいいからなのかなー ノルウェーの森が気になるけど、 なかなか気合いが必要だ。
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2023年3月からBOOK1を読み始めて、9月ようやくBOOK3を読み終えた。 時間はかかってしまったものの、村上春樹ワールドを楽しむことができた。 ただ、BOOK3に入って読むスピードが落ちてしまって存分には楽しめなかったかもしれない。 勢いよくBOOK2までを読んでいたのに、BOOK3を読むスピードが落ちたのはなぜだろう。 私の読書が遅いという問題は大いにあるけれど、物語の勢いも少し失速していたようにも感じる。 クライマックスは青豆の言動に読む側も勇気をもらえて、爽やかな終わりだった。 村上春樹らしいファンタジーで、私が生きているこの世界以外にもまた別の世界があるのでは?と、思わず月を見上げたくなるお話だ。 ローファンタジー恋愛小説。
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完結。青豆と天吾くんがついに出会う。そして今いる世界、青豆は1Q84と呼び、天吾が猫の町から脱出する。なんというか、出会い、それも恋愛物語と言えるような気がする。人と人との同調、説明抜きにわかる、というような感覚が強すぎるような気もするけど、不思議とすんなり受け入れられる設定だった。 牛河さんも好きだったんだけど…。 最後の月に関する描写は好き。
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村上ワールド 空白、空気さなぎ これが何を示すのか曖昧模糊として読了した今もまだはっきりとは解釈できていないが、空白が生じるとそこにひとは何かを埋めたがる。ひとが明確にそうしようとしなくても別世界的な何かが否応なく何かを埋める。それにひとびとは疑心暗鬼を感じ世界が崩壊に向かう。理解し合うことの難しさ、大衆が平等であることを保つことの難しさを感じた。ミニマムな世界で均衡を保ち、lunaticにもinsaneにも傾かないようにしたい。その上でメタフォリカルなものを尊重することは難しいいことだが、理解し合えるひと達と時間を共有したい。どうしようもならない世界なら、出口を見つけて大切なひとの手を握って逃げ出してもいいんだ。
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村上春樹の長編小説。普段住んでいる1984年とは別の世界、1Q84年に入り込んでしまった青豆と天悟は、マザとドウタの関係性として巡り合うべくストーリーは動き出す。空気さなぎ、二つに増えた月、ゴムの木、ふかえり、処女懐胎などの非日常的な要素と、お互いに小学生の頃の思い出を追い求め、...
村上春樹の長編小説。普段住んでいる1984年とは別の世界、1Q84年に入り込んでしまった青豆と天悟は、マザとドウタの関係性として巡り合うべくストーリーは動き出す。空気さなぎ、二つに増えた月、ゴムの木、ふかえり、処女懐胎などの非日常的な要素と、お互いに小学生の頃の思い出を追い求め、抱いていた純粋な愛という普遍の要素が上手く絡み合い、一気に読ませる魅力があった。年齢を重ねて様々な異性関係を積んでも、本当の意味で愛することができなかったというのは、現代の希薄な人間関係による一般的な悩みの一つかもしれない。この作品を読んで、大人として生活することの心地よさと、純愛を思い返して素直にそこに想いを寄せることの愛しさを感じることができた。都会の文化的な生活の美しさを感じるとともに、得体の知れない、説明のつかないような不思議なことを日常の中に求める気持ちにさせてくれた。
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BOOK3はあんまり評判が良くないと聞いていたのだが、これはこれで面白かった。 青豆と天吾が出会うまでは引っ張り過ぎとは思いつつも、いつ出会えるのかという期待が高まっていて、出会えたときはちゃんとカタルシスを感じた。 それとBOOK3は何よりも牛河が良かった。 牛河の出自が語られ...
BOOK3はあんまり評判が良くないと聞いていたのだが、これはこれで面白かった。 青豆と天吾が出会うまでは引っ張り過ぎとは思いつつも、いつ出会えるのかという期待が高まっていて、出会えたときはちゃんとカタルシスを感じた。 それとBOOK3は何よりも牛河が良かった。 牛河の出自が語られる章は非常に良かったし、牛河がタマルによって退場させられるところも村上春樹らしいダークな面が感じられて良かった。 終わってみると村上春樹の長編作品の中ではかなり上位に位置する作品かもしれないな、と感じた。
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“1Q84”、“猫の町”からの脱出成功! 目次を読んだ時点で、「青豆と天吾」の章があったから、どんなかたちであるからわからないけど、2人は出会えるんだろうな、と思いながら読み進めたので、前の2巻ほどは、ハラハラは少なめ。 今回から、追う側の牛河さん目線が追加されることによって、時間が前後したり、同じシーンを違う人の視点から見れたりする。 後半、牛河さんが殺されたあとにも牛河さんの章があった。牛河さんの死体目線だった。 ラストを楽しむタイプの小説もあれば、読んでいる間を楽しむタイプの小説もあって、わたしは最近後者が好きになってきた。 いままで読んできた感じだと、村上春樹は後者の作品が多い気がする。 話し相手に浸透するまで、次の言葉を発しないところが好き。 『1984』読む!
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読了。滑り台、高速道路の非常階段のくだりは、『わたしは真悟』の名シーンを思い出した。 長い作品だし、そこかしこに良い場面や表現があるから、どうしても終盤にかけて期待感は高まる。回収する、しないはそれほど問題ではないし、投げっぱなしやとっ散らかしは気にならないが、終わり方、着地の...
読了。滑り台、高速道路の非常階段のくだりは、『わたしは真悟』の名シーンを思い出した。 長い作品だし、そこかしこに良い場面や表現があるから、どうしても終盤にかけて期待感は高まる。回収する、しないはそれほど問題ではないし、投げっぱなしやとっ散らかしは気にならないが、終わり方、着地のし方が長い物語を支えきれていない感じ、膨らんだ期待感のやり場のなさは否めない。
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2で終わってたらすごい作品だったと思います。 3とってつけたような展開で終わり方もおざなりな感じがします。 2で終わる予定だったと聞いて納得しました。 それを踏まえて読むと、読者への皮肉も感じられてそこは面白かったです。
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壮大なラヴの物語や。 青豆と天吾のハッピーエンドでよろしかったです。 分からないものは分からないままに後ろに置いてきたし、良かったです。 好き。
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