1Q84(BOOK3) の商品レビュー
空に月が2つ浮かんでいる不気味な世界のお話が、終わってみたら小学生からの恋が実った甘酸っぱいロマンチックな物語になっていて、ちょっと拍子抜けでした
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ぐっと読みやすくなったけれど、そのぶん世界観は分かりやすくて神秘性が低くなった。 全体的に驚きや衝撃も少なく、展開も現実離れしていて、感情移入しにくい展開だった。 もう少し期待してたんだけどな・・・。
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(2010/7/15) 青豆と天吾はどうなるんだろうというわくわく感を持って一気に読めたけど、、、 でもねぇ。 ただひっぱってただけじゃん、という印象。 BOOK1は面白かった。2はくどかった。3は間延びした。 こんな本がベストセラーでいいのか、と思う。
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長い物語だった。一日にかなりの量を読んだような気がするが、それでも全てを読了するのに一週間掛かったが、読んで良かったです。ストーリー自体は抽象的でファンタジーのような雰囲気があり、完璧には理解することは出来ないが、分からないなりにも要点を掴むことができた。青豆と天吾という二人の主...
長い物語だった。一日にかなりの量を読んだような気がするが、それでも全てを読了するのに一週間掛かったが、読んで良かったです。ストーリー自体は抽象的でファンタジーのような雰囲気があり、完璧には理解することは出来ないが、分からないなりにも要点を掴むことができた。青豆と天吾という二人の主人公たちがそれぞれの立場から、進んでいき、物語に飽きることなく入り込めた。とにかくキャラクターが印象的で、ふかえりやタマルなど好きな登場人物がたくさんいて、とても面白かったです。
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やっと読み終えた。 読み終えたことへの満足感。重みのある物を動かしたような感覚。重厚感。 これまでとは違い、牛河目線が入った。最初の牛河目線での文章はBOOK2の時と同じで、醜いものを読んでいるかのような感覚があった。 読むにつれて、青豆、天吾と重なることで、これまでにない縺れ...
やっと読み終えた。 読み終えたことへの満足感。重みのある物を動かしたような感覚。重厚感。 これまでとは違い、牛河目線が入った。最初の牛河目線での文章はBOOK2の時と同じで、醜いものを読んでいるかのような感覚があった。 読むにつれて、青豆、天吾と重なることで、これまでにない縺れと繋がりの中を、潜って読み進めているような感覚だった。すごい。 これまでの3冊を読んだことで、小説の文字を追うことの愉しみを覚えた。間違いなく僕の小説観を変えた本であっただろうし、これ以降に読む本をどのように自分は読むのか楽しみだ。 『抽斗』を覚えた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
3巻になってから勢いが失速したような気がした。 人物の会話中心で、何か起こっているようで実は何も起こっていないような展開が続いた。 (いや、何かしら起こっていたんだろうけど…) 読んでるうちに頻繁に眠くなってしまうのはこの3巻目だけだった。 牛河の存在はまるで幻のように儚かったな。 彼には幸せな家族がいたはずなのに、それすらも幻みたいで、彼が絶命するときも一緒に切なくなってしまった。 青豆と天吾が再会したとき 「やっとかよ〜〜〜〜〜!」 と思った…! 2人がすれ違いの連続で会えないのがちょっとイライラしたが…とりあえず再会出来て良かったね! おめでとう! いいフレーズがあったのでメモ↓ あゆみ (前の巻にも出た会話だが、改めて刺さった) 「私に言わせればね、青豆さん。この世界って、理屈なんかぜんぜん通ってないし、親切心もかなり不足している」 青豆 「そうかもしれない。でも気にすることはない。こんな世界なんてあっという間に終わってしまうんだから」 ラストの青豆 「新たな試練がそこにあるなら、もう一度乗り越えればいい。それだけのことだ。」 牛河 「痛みを受け入れない限り、温かみもやってこない」 「惨めな長い三十五分間だったが、惨めな長い1時間半よりは遥かにましだ」 「痛みや冷たさは、自分がまだ生きていることのしるしなのだから」
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とりあえずハッピーエンドっぽく 終わってほっとした スリリングだったり 謎解きぽかったり ハードボイルドだったり 運命的な恋愛だったり たまたま昨今問題の 宗教2世の生きづらさだったり 色んな要素が詰まってて あっという間に読んでしまった あれ?と思う箇所や 苦手な描写の所も...
とりあえずハッピーエンドっぽく 終わってほっとした スリリングだったり 謎解きぽかったり ハードボイルドだったり 運命的な恋愛だったり たまたま昨今問題の 宗教2世の生きづらさだったり 色んな要素が詰まってて あっという間に読んでしまった あれ?と思う箇所や 苦手な描写の所もあったけど とても面白い作品だった
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思ったよりサラッと終わった印象。あれは、結局どうなった?というのは、まあ村上春樹作品のお決まりでもあり。 ただ、悪いわけではない。あぁ、読み終えてしまったか、、、という気持ち。 こういう「愛」の物語(なのかな?)もあるのか、と。
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ここに来て、青豆と天吾ではない、牛皮という人が出てきて、その人のパートを読む部分で少し苦戦。 でも、間違いなくこの人がかき回すキーであると思うから、読む!
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BOOK1、BOOK2に比べると、かなりのスピードアップで読み終えた。 ラストはホッとした。ですが、多分意図してのことだろうとは思うけれど、結局最後まで伏線が回収されない箇所が幾つも。 そこを私は、人生なんてそういうもの、って作者は言いたいんだろうなと、素直に受け取ることにした。...
BOOK1、BOOK2に比べると、かなりのスピードアップで読み終えた。 ラストはホッとした。ですが、多分意図してのことだろうとは思うけれど、結局最後まで伏線が回収されない箇所が幾つも。 そこを私は、人生なんてそういうもの、って作者は言いたいんだろうなと、素直に受け取ることにした。白黒はっきりすることの方が少ない、ましてや人の気持ちや行動など、立場や育ち、その時の状況でなんとでもなってしまう。まさに1Q84はそんな小説だったよな。 一貫して人の孤独を描くということ。村上春樹が目指しているという心の2段階深いところを見させてもらえたんだなって。
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