真夏の島に咲く花は の商品レビュー

垣根涼介【著】

2010/09/06

舞台は南国フィジー。
独特の文化を持つフィジーで人種の違う４人が繰り広げる人間ドラマが描かれています。
垣根さんの作品にしては珍しく南米も車もﾄﾞﾝﾊﾟﾁも出てきません。垣根さんは舞台となる国の文化や歴史的な背景、人種の違いや特徴をとらえるのが本当に上手な作家さんだと思います。

2010/08/07

楽園の光の部分と影の部分。歴史の闇と太陽の笑顔
南の島に行きたいなあ。
暑い夏に読むにはもってこいです。

でも、垣根さんのお話は、二冊目ですが、展開が容易によめるので、ストーリーテラーとしては平凡。
良くも悪くも期待通りで、裏切られ感が少ない。

2012/08/25

「楽園はどこにもない。

楽園とは周りの人間と作り上げていくものであって、場所ではない。

そしてその人間関係がもたらす心の風景だ。」

みんながこんな風に考えられたら、戦争なんてなくなるよね。

2010/07/10

フィジーに行きたくなった。
絶対自分の性格に合う土地だと思う。
楽園は場所ではない。国でもない。
みんなの笑顔の中だけにある…気持ちの中だけに、ある。

2011/09/12

フィジーが舞台のフィクション。素朴な島民たちが、近代化、資本主義化の波に翻弄され、押し流されていくのが切ない。垣根さんのことなので、しっかり、取材をしての話なのだろう。そうおもうとよけいに悲しい気持ちになる。もともと、豊かな土地で、おなかが空いたら、バナナをちぎって食べれば、ことたりるし、寒くなったりしないから、雨をしのげる屋根さえあればいい、すべてのものが共有財産だった島の人々に、資本主義を持ち込んだことは、いいことだったのか、幸せって何だろう・・・と考えさせられる。私自身は、物欲のかたまりで、モノがないと生きていけないように思ってるけど、それってほんとに必要か？一番大切なものってなに？

2010/05/22

陽気で大柄、機嫌悪くなるのは空腹時と眠い時、そんな典型的フィジー人とつきあう茜。良昭は店の従業員に「お客様の料理を食べてはいけません」と教えなくてはならない。ここは独特の文化と時間が流れる楽園なのだ。しかし、若者たちのすれ違い、住民の対立、暴動が彼らの人生を変えていく。幸せとは何か。

2010/04/18

フィジーが舞台という事で、旅行気分になれるかなと思い、作者知らない方だったけれど、本屋で出合った本。

文章は読みやすく。
旅行気分にはあまりなれる描写は少なくて、フィジー人の事や文化、
これは自分でも調べてみようと思ったり。

感情的な部分であまり共感できず。
作者はその辺書きたかったのだろうけれど。

2010/04/17

フィジーに暮らす、現地人、日本人などをで話が進む。

ちょっと小説の軸が分かりにくい。
長いので途中で挫折。

2010/04/17

すっと世界に入り込める

人生でちょっと立ち止まった時に読むとところどころに出てくる言葉に

納得し、すっきりする。

2011/09/28

フィジーが舞台。独特の文化の中、そこに暮らすフィジー系、インド系、日系の男女が織りなす物語。お・お・お・おもしろかったぁ・・・・・。楽園などどこにもないのだ。場所ではない。国でもない。みんなの笑顔の中だけにある・・・・・気持ちの中だけにあるのだ。などと、文中からパクってみたりした。う〜む、深イイ・・・・・。