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真夏の島に咲く花は 講談社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/02/12 |
JAN | 9784062765701 |
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商品レビュー
3.4
55件のお客様レビュー
無邪気だけど、後先を考えない。 色んなことにだらしないけど、憎めない。 フィジー人の特徴をよく捉えた(私自身はフィジー人に会ったことがないので、本や聞いた話でしか知識がないけれど)描写がたくさんあり、フィジーが好きな人やフィジーについて知りたい人には楽しめる作品だろう。 一方で...
無邪気だけど、後先を考えない。 色んなことにだらしないけど、憎めない。 フィジー人の特徴をよく捉えた(私自身はフィジー人に会ったことがないので、本や聞いた話でしか知識がないけれど)描写がたくさんあり、フィジーが好きな人やフィジーについて知りたい人には楽しめる作品だろう。 一方で、フィジー人の悪い部分に苛立ちを感じてしまう部分もあり、フィジーで暮らすインド人、日本人、中国人たちの考え方のほうが共感できる部分が多かった。 色んな人種の登場人物が出てくるおかげでそれぞれの人種の立場がよくわかり面白いのだが、登場人物が多すぎて物語の内容が浅い印象も受けた。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
表紙が綺麗だったので気になって手にとった。 長いので読み始めるのに時間がかかったが、登場人物4人の立場からの見方で、視点が変わりながらストーリーが進んでいくので読みやすかった。 フィジー島の陽気で明るい雰囲気のお話かと思ったが、人種、出身、性格、考え方など様々なものを感じながら恋愛、友情関係、商売など、、キャラクターがとてもよくわかるからこそ、後半は感情移入してとても胸が痛くなった。 代表的な登場人物ではなかったが、茜の友人の和子が日本の会社を辞めた理由の、『日常にある大切なものに気づいてしまったとき、日常には戻れない。目をつぶって自分を誤魔化し続けるか生活を根本から変えていくしかない』というフレーズが心に残った。登場人物ふくめ、フィジー島で暮らしてる人たちが羨ましく思った。。
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舞台はフィジー。スペイドたちのクーによって、国民の中でくすぶっていた民族対立が表面化する。背景には、「自分の家に間借りした人間が、その家の持ち主以上の暮らしを始めたら、誰だっていい気はしないだろう。本質はたぶん、そんなところにある。嫉妬だよ」というラトゥの言葉が印象的。
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