きみ去りしのち の商品レビュー
重松さんらしい作品。 大事な人を亡くしても一生懸命生きようとする人たちの話。 悲しみを無理に乗り越えようとはせず、 悲しみに正面から向き合い、受け入れ、 それでも少しずつ前に進んで生きようとする人たちを描いています。
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※このレビューにはネタバレを含みます
大切な人を亡くしたあとの家族の過ごし方。自分を責める…旅をする…時間が解決してくれるのか?…しんどくなりながら、考えながら、過ごしていく物語。
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大事な人がいなくなるというのは悲しいことだけど、誰もが乗り越えなくてはいけないことだ。 それをどう乗り越えていくのか。 もう少し、はっきりした答えが見つかればよかったなと思う。 どれだけ歩きつづければ、別れを受け容れられるのだろう。幼い息子を喪った父、“その日”を前にした母に...
大事な人がいなくなるというのは悲しいことだけど、誰もが乗り越えなくてはいけないことだ。 それをどう乗り越えていくのか。 もう少し、はっきりした答えが見つかればよかったなと思う。 どれだけ歩きつづければ、別れを受け容れられるのだろう。幼い息子を喪った父、“その日”を前にした母に寄り添う少女。―生と死がこだまする、ふたりの巡礼の旅。再生への祈りをこめて描かれた傑作長編小説。
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たった今、読了しました。胸が苦しいです。誰もがみんな大切な人と別れる日が来ることは、私の年齢ですと日々、考えはするのですが、怖くなりました。私は主人公たちのように、行けるのか自信がありません。辛いです。
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1歳の誕生日を迎えたばかりの息子を亡くす父 離婚・再婚を繰り返す癌に侵された母を持つ娘 そしてこの父と娘は親子 喪失感をもった2人が旅に出て、旅先でも誰かを亡くして悲しみを心に持った人達とで会う父と娘 亡くした者に哀しみにくれて生きるだけではなく前向きに生きて行く事が、何よりもの...
1歳の誕生日を迎えたばかりの息子を亡くす父 離婚・再婚を繰り返す癌に侵された母を持つ娘 そしてこの父と娘は親子 喪失感をもった2人が旅に出て、旅先でも誰かを亡くして悲しみを心に持った人達とで会う父と娘 亡くした者に哀しみにくれて生きるだけではなく前向きに生きて行く事が、何よりもの供養なのだと改めて感じる一冊でした。 さすが重松氏です 悲しみの中にも光が見えます あったかい作品でした
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遺された人は どうしたらいいのか。 この本にはたくさんの 遺された人がでてきます。 大切な人を亡くすというのは、 そしてその死を受け入れるとは。 登場する”遺された人”の 葛藤を、生き様を、 優しく見せつけられた本でした。
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なぜこの本を選んでしまったのだろう…家族もいないのだからわかるはずがないじゃないか。 だから読後の感想と言われても何も語ることがない、ただ重くて辛くてそれなのに美しい話であったと言うことだけだ。 流氷の街から最西端の島まで旅をする情景はどれもが美しく特に燃え盛る炎の中で最期の時を...
なぜこの本を選んでしまったのだろう…家族もいないのだからわかるはずがないじゃないか。 だから読後の感想と言われても何も語ることがない、ただ重くて辛くてそれなのに美しい話であったと言うことだけだ。 流氷の街から最西端の島まで旅をする情景はどれもが美しく特に燃え盛る炎の中で最期の時を心に刻み込むように火消し棒を振るう阿蘇の野焼きでの母娘の姿には理由も分からぬまま涙が出た。 人は生まれそして死に行く…その死生観は重松さんが追い続けるテーマ、それでもそれを押し付けないことがこの人の本の良さなのだろうと思う。もちろん知ったか振りなのだが
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『きみ去りしのち』 -重松清- ○ 子どもを亡くした父親が別れて暮らす娘と旅をする。 行く先々でいろんな別れを経験した人と出逢い、自分の哀しみと向き合っていく。 関根さんの奥さんは前に進んでいけれたのかなぁ。 きっと大丈夫だと思う。 「忘れちゃうのと思い出さなくなるって...
『きみ去りしのち』 -重松清- ○ 子どもを亡くした父親が別れて暮らす娘と旅をする。 行く先々でいろんな別れを経験した人と出逢い、自分の哀しみと向き合っていく。 関根さんの奥さんは前に進んでいけれたのかなぁ。 きっと大丈夫だと思う。 「忘れちゃうのと思い出さなくなるってのは、違うもんね」 「優しさって、よくわからないんだけど、悲しさや寂しさが、じょうずに育っていったものかもしれないね」 「ほんとうかどうかではなく、そうであってほしいと思うことを『信じる』と呼べばいい」
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人の死をテーマにした作品としては、重くなく自然体で入ってくる作品でした。 これから誰もが訪れるであろう、大切な人との別れや、死をどう受け入れて行くのか? 自分自身も死に直面したときに、受け入れて覚悟できるのか? なんて、考えてしまいました。 なんだかまた読みたくなる作品でした。
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ちょっとモタつく感じはするけど、それもアリかな アッと言う間に読めてしまいました 悲壮感なく、爽快感が残った良い話でした
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