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ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘 の商品レビュー

3.6

46件のお客様レビュー

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2010/05/10

手塚作品、水木作品には親しんでいるが、実は赤塚作品を余り読んだことがない。 「レッツラゴン」を読もうと思いました。 古本しかないので全巻買うとすると万単位に…。 文庫で復刻しないかしら。ムツカシイのかな…。

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2010/03/29

漫画たちと素の姿が見え、有名人の子に生まれてしまった女の子のたちの成長物語としても楽しめます http://life--design.com/book/2010/03/post-73.html

Posted byブクログ

2011/07/19

去年、朝日新聞上でこの三人のお嬢さんたちが対談しておられるのを読み、面白い企画だなぁ、と思っていたんですが、本になったんですね。(#^.^#)水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫を娘さんの立場から語りおろすわけで、娘である分、辛らつだったり、また幼いころはそんなに偉大な父とは知らなか...

去年、朝日新聞上でこの三人のお嬢さんたちが対談しておられるのを読み、面白い企画だなぁ、と思っていたんですが、本になったんですね。(#^.^#)水木しげる、手塚治虫、赤塚不二夫を娘さんの立場から語りおろすわけで、娘である分、辛らつだったり、また幼いころはそんなに偉大な父とは知らなかったり(ここが可笑しかった。そうだよね、お父さんはお父さんだもの)、でも今は三人とも尊敬の念を持たれてそれぞれの父の仕事を伝える業務に携わっているという。三人には前々から接点があったらしく、親しく名前で呼び合っていて。みんな、当たり前のように家に漫画があったから、父親の作品だけでなく、他のお二人の漫画もかなり読み込んでおられて、その比較論がとても面白かった。水木悦子さんが子どものころ、「お父ちゃんの漫画には未来がない。手塚漫画には未来がある」と水木しげる本人に言い、激怒された話には、申し訳ないが笑った。確かに、水木まんがは人間の悲しさや社会の仕組みの理不尽さを描いていることが多いから、手塚漫画によく見られるSF的な人類の明るさはないよなぁ〜〜と。「これが現実なんだ、俺は現実を描いているんだ!」と娘に怒りながらも言った水木しげるの気持ちが父親としても漫画家としても辛かっただろうな、とわかります。三人とも、父親の漫画の中に自分が反映されているキャラを見つけ、それが嬉しかったり、嬉しくなかったり。父親に反発する気持ちも当然あっただろうし。ただ、三人に言われて気づいたのだけど、確かに彼らの作品は今の時代でどのくらい読まれているか、というと、夏目漱石ばりの古典扱いかなぁ・・。みんな知っているつもりでいても、実は代表作しか読んでなくて、「尽きせぬ泉」を享受していないよね。娘さんたちは、祀り上げて終わり、ではなくて、今の時代の人たちに読んでもらいたい、という気持ちがとても強い。いろいろな媒体を使って新しい切り口から父親の作品を世に問う、という娘さんたちの試み。浦沢直樹による「PULUTO」を許可したのもその一環です、とるみ子さんが言われていたけど、そうなんですよ、私、「PULUTO」読んだ後に、「アトム」読みましたもの!と、感動したりして。水木悦子さんの姉、るみこさんの兄(手塚眞監督だよね)、そしてりえ子さんのお母さんや不二夫の再婚した妻とのエピソードも皆、とても読ませられるものでした。(#^.^#)それにしても、このタイトルを思いついた編集者には「企画賞」とか「タイトル賞」とかをあげたいくらいですね。

Posted byブクログ

2010/03/23

書店で衝動買い。 娘たちは皆ファザコンだけど、お父ちゃんに全く容赦ないなあ(笑) 赤塚家のハチャメチャっぷりと、水木家のほのぼのっぷりが実に対照的。 そして家の子供たちが違う漫画家の作品をほめる親の葛藤はすごかったろうなあと思う。 (手塚氏と水木氏の仲が悪かったって話は……もし...

書店で衝動買い。 娘たちは皆ファザコンだけど、お父ちゃんに全く容赦ないなあ(笑) 赤塚家のハチャメチャっぷりと、水木家のほのぼのっぷりが実に対照的。 そして家の子供たちが違う漫画家の作品をほめる親の葛藤はすごかったろうなあと思う。 (手塚氏と水木氏の仲が悪かったって話は……もしかしてこれも理由じゃないんだろうか) そして、小学生のころ読んでいた「ペックス」が手塚氏の作品だったことを初めて知りました。 ……東海林さだお氏だと思ってたよ…完全に……。

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2011/09/06

これは企画とタイトルの勝利でしょう。興味深い話が次々出てきて面白かった。父親が手塚治虫や水木しげるだっていうのはどんな感じなんだろうか。まして赤塚不二夫だったら…。御大三人はもちろんだが、娘さん達がこれまた三者三様それぞれに個性的。ご本人はいつも言われるので嫌らしいが、手塚るみ子...

これは企画とタイトルの勝利でしょう。興味深い話が次々出てきて面白かった。父親が手塚治虫や水木しげるだっていうのはどんな感じなんだろうか。まして赤塚不二夫だったら…。御大三人はもちろんだが、娘さん達がこれまた三者三様それぞれに個性的。ご本人はいつも言われるので嫌らしいが、手塚るみ子さんが本当にピノコそっくりなのに驚いた。赤塚りえ子さんは「変な人」キャラぶりがとてもほほえましい感じ。意外だったのは、水木さん親子が一番普通の感じだったこと。悦子さんによる「なかがき」(前書きが手塚さん、あとがきが赤塚さん)が泣かせる。

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2010/03/06

三大漫画家さんのお嬢さん方の対談。 読んでいて不思議と「ああ、お父さんの話だ」と思った。本当に自分の肉親の話をしているな、と。いや、まんまなんだけど。 それが悲しく切なくなるほど染みて感じられました。 あと、200頁の手塚るみ子さんの 「やっぱ作家は現役で生きててこそだな(後略...

三大漫画家さんのお嬢さん方の対談。 読んでいて不思議と「ああ、お父さんの話だ」と思った。本当に自分の肉親の話をしているな、と。いや、まんまなんだけど。 それが悲しく切なくなるほど染みて感じられました。 あと、200頁の手塚るみ子さんの 「やっぱ作家は現役で生きててこそだな(後略)」 と言う下りが、りえ子さんるみ子さんの背負っているものをよくあらわしています。 私も代表作しか読まないから、機会があれば小品を読みたいと思います。

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