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ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘 の商品レビュー

3.6

46件のお客様レビュー

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    6

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

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2010/07/30

タイトルを見れば一目瞭然な、超有名な漫画家を父に持った、お三方による鼎談。 今は亡き父に対する若き日の葛藤と、偉大なる父への想いがあふれている。そのあたりはまぁほぼ予想どおりの内容とはいえ、父への愛を感じるとね、、なんとなく胸がつまります。 印象的だったのは、手塚さんの「夏目...

タイトルを見れば一目瞭然な、超有名な漫画家を父に持った、お三方による鼎談。 今は亡き父に対する若き日の葛藤と、偉大なる父への想いがあふれている。そのあたりはまぁほぼ予想どおりの内容とはいえ、父への愛を感じるとね、、なんとなく胸がつまります。 印象的だったのは、手塚さんの「夏目漱石はみんな知っているけれど、意外と読まれていない。うちの父もそうなりつつある」っていう発言。なるほど。 三先生とも、短編作品が一作づつ収録されいていて、単なる漫画としてというより、それぞれの本質も垣間みれ、私はどれもいい作品だなと感じた。

Posted byブクログ

2015/03/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

3人とも有名漫画家の娘さんということで、幼少期に学校でちょっと嫌な思いをしたり、娘であることに重圧を感じられた時期もおありのようですが、全編からお父様のことがそれぞれ大好きだというのがよくわかりました。 私の父は漫画家ではありませんが、モノを生み出す仕事をしているので、3人の娘さんのお父様との距離の取り方が参考になりました。 本のタイトル、『ゲゲゲの娘、レレレの娘、らららの娘』は、朝日新聞の記者の方が就寝中に思いつかれたそうですが、何とも端的な表現で、素晴らしいタイトルだと思いました。

Posted byブクログ

2010/07/01

手塚治虫、赤塚不二夫、水木しげる。日本でこの三人の名を知らない人はいないでしょうね。 その三人の娘の対談集です。 偉人の家族という苦労話と誇りが満載で、逸話は「さすが漫画の神様!」と思うような物が多いですが、それでいて少年のようでもあり、娘との接し方に悩む父親でもありました。 手...

手塚治虫、赤塚不二夫、水木しげる。日本でこの三人の名を知らない人はいないでしょうね。 その三人の娘の対談集です。 偉人の家族という苦労話と誇りが満載で、逸話は「さすが漫画の神様!」と思うような物が多いですが、それでいて少年のようでもあり、娘との接し方に悩む父親でもありました。 手塚先生は神であり王でもある、といった感じ。生活水準が高いですよね。破産しても、家族に惨めな思いは絶対にさせないという強い意志があったと思う。 赤塚先生の娘さんは、すごく血を強く受け継いでいるんだなぁ…と。普通なら父を憎んでも仕方ないようにも思うのに、後妻ごと一緒に愛せるところが凄すぎる。 水木先生は若い頃に一番苦労されたと思うけれど、堅実・誠実・確実な幸せを手にされていると思いますねぇ。ほっとする存在でした。 娘チョイスの短編は、娘から見た父親の姿というより、娘がどのように育ったか、という家庭の事情が滲み出ているようで面白かったです。

Posted byブクログ

2010/06/21

1日で読みきってしまいました。娘だから知ることの出来る父の姿を対談形式で書いてるんですが、あんまりイメージに無かった。と言うのは少ないかな。でも、作家さんや編集者の無茶ぶりには本当に数十年前のこと?と疑ってしまう。やっぱり傑作の裏にはそう言うエネルギーが必要だったんだろうな。

Posted byブクログ

2010/06/18

 朝ドラ「ゲゲゲの女房」を楽しく視聴中なので、関連した本が読みたくなって借りた本。朝ドラの原作本そのものは図書館で114人待ちという、まあ、予想通りな展開だったわけですが。  とはいえこの本はこの本ですごく興味深かったです。タイトルが秀逸というほかなく。手塚、赤塚、水木の3人の娘...

 朝ドラ「ゲゲゲの女房」を楽しく視聴中なので、関連した本が読みたくなって借りた本。朝ドラの原作本そのものは図書館で114人待ちという、まあ、予想通りな展開だったわけですが。  とはいえこの本はこの本ですごく興味深かったです。タイトルが秀逸というほかなく。手塚、赤塚、水木の3人の娘さんの対談集。テーマはおとーさん。  接点の程度はともあれ、身近に“天才”(多くの場合は天災と紙一重だったりする)がいると、インパクト大きいだろーなー。  皆様おとーさんを尊敬していて、そしておとーさんを好きなのですね、という対談でした。  それぞれの作品をよく読み込んでおられて、作品の内容をすごく的確に語られている、というか。  手塚漫画の女性観についてとか、水木作品の「どんなに便利な世の中になっても、最後には棺桶が用意されている」という要約とか、言われてなるほどーと思うわけで。  水木家はファミリーな感じで、赤塚家はナンセンスなところがあって、手塚家はクオリティ高いなーという感じで……三者三様なのですが、互い同士だから共感できるところもあるっぽく。  対談だから時間を区切って会話となるわけですが、掘り下げるべきところは結構いいところまで掘り下げて語っていて、よくここまで話せたなーという内容でした。赤塚-手塚ラインの娘さん同士が仲良さげで、そこからふくらんでる雰囲気だから話が弾むのかしら。  しかし赤塚不二夫って不思議な人だったのですね……思わずWikiで調べてしまいました。トリッキーすぎる。

Posted byブクログ

2010/06/05

天才漫画家である父親を娘視線から解剖した対談集。どんなに天才でも父であり、人間臭くもあったんだと、心がほっこりする。特に漫画そのものの生き方をしていたらしい赤塚不二男氏の赤裸々な人生にびっくりした。

Posted byブクログ

2010/05/24

奥様が書かれた『ゲゲゲの女房』を読み終わったので、では今度は娘さん側からと思い購入しました。 いや〜娘だと容赦ないですね(笑) でも皆さん、お父さんが大好きなのがよく伝わってきました。

Posted byブクログ

2010/05/24

もう、まずはタイトルが秀逸ですよね。 ほとんどタイトル見ただけで衝動買いしちゃいました。 『ゲゲゲの女房』がNHKの連ドラになっている時期なので、二匹目のドジョウ狙いかと思ったら、全然違ってました(^^; 水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘による鼎談集です。 水木しげるは存命で...

もう、まずはタイトルが秀逸ですよね。 ほとんどタイトル見ただけで衝動買いしちゃいました。 『ゲゲゲの女房』がNHKの連ドラになっている時期なので、二匹目のドジョウ狙いかと思ったら、全然違ってました(^^; 水木しげる、赤塚不二夫、手塚治虫の娘による鼎談集です。 水木しげるは存命ですが、赤塚・手塚のお二人は鬼籍に入り、すでに新しい作品を生み出すことはできないわけで、自分の中ではどちらかというと“過去の人”だったのですが、娘さんたちはそれぞれの形で父親の作品を再生産しようとしています。 流行り廃りの激しい世の中で、その試みが功を奏すかどうかはわかりませんが、はっきりしているのは3人揃ってファザコンだな、ということですね。

Posted byブクログ

2010/05/23

偉大な漫画家三人の別の一面が語られるとともに、父と娘の関係、人生における父親の存在感についても語られている贅沢な対談集。

Posted byブクログ

2010/05/14

偉大な漫画家である前に、娘達にとっては一人の父だった。その上で著名人の父を持った葛藤や、尊敬の念がある。見方がそれぞれ愛にあふれていてあたたかい。年を重ねてきたからこそわかる、父の、そのときそのときの気持ちを想像し、受け止めようとしていて、いいなと思った

Posted byブクログ