四十九日のレシピ の商品レビュー
乙美という人柄に触れられて良かった。 乙美と良平の出会いの場面が素敵で、心打たれました。様々な出会いがある。 コロッケサンドのソースとか、そういう些細なことがずっと心に残ったりする。やっぱり良平は辛すぎる。井本とハルミ、なんかわかる気がした。 その立場になってみないと、本当にその...
乙美という人柄に触れられて良かった。 乙美と良平の出会いの場面が素敵で、心打たれました。様々な出会いがある。 コロッケサンドのソースとか、そういう些細なことがずっと心に残ったりする。やっぱり良平は辛すぎる。井本とハルミ、なんかわかる気がした。 その立場になってみないと、本当にその人の気持ちなんてわからないのだ。 思っていた人生と違っていても、知らず知らずのうちに、別の美しい花は咲いていた。こういうのは、多くは失って初めて気付く。悲しいが、訴えかけられて、共感でほろっとくる。 人生には節目があり、その一つが終わっても、自分は終わらないのだ、先がある、そういうお話だと思った。
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継母が急死して2週間。素直に接せなかった後悔を募らせながら、実家に戻る。夫の愛人が妊娠して離婚することになり、やつれ果てた姿で。 実家では父親の熱田が激しい後悔から荒んでいた。 釣りに行く時にお弁当にと渡されたコロッケサンドを、ソースが漏れて手が汚れたからいらん!と怒鳴って置いて...
継母が急死して2週間。素直に接せなかった後悔を募らせながら、実家に戻る。夫の愛人が妊娠して離婚することになり、やつれ果てた姿で。 実家では父親の熱田が激しい後悔から荒んでいた。 釣りに行く時にお弁当にと渡されたコロッケサンドを、ソースが漏れて手が汚れたからいらん!と怒鳴って置いていってしまったのだ。その3時間後に心臓発作で亡くなった。コロッケサンドはテーブルに寂しく置かれたまま。 そんな家に井本と名乗るギャルが現れる。継母は事情のある子たちに掃除や料理のコツをレシピカードに書いて教えていたらしい。 自分も教え子で49日まで家族の手伝いをするように頼まれていたと働き始める。 49日は大宴会をしてほしいという故人の希望を叶えるため。 継母・乙美さんの『暮らしのレシピカード』は手描きのイラストがストーリー仕立てで添えられている。単語帳のように綴られていて、1枚ずつ取り出せる。なんて素敵なんだろう。このカードが父娘に起こしてくれる奇跡の物語。
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伊吹さんの本は最後に少し泣かしてくる。 それも来るぞ来るぞという感じじゃなくて急にこみあげる感じで。 ビートルの亀に切なくなるとは思わなかった…。
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ファンタジー…だったのかもしれない。 なんで私がこの本手にしたかって? タイトルね。 私は祖母の49日の法要には呼ばれないかもしれないから。 なぜって? 外孫だから。終了。 祖父母共に兄弟が多いからね。 場所が足りないんだってさ。 ふんだ。(いじけてみる) そんな訳で手に取った...
ファンタジー…だったのかもしれない。 なんで私がこの本手にしたかって? タイトルね。 私は祖母の49日の法要には呼ばれないかもしれないから。 なぜって? 外孫だから。終了。 祖父母共に兄弟が多いからね。 場所が足りないんだってさ。 ふんだ。(いじけてみる) そんな訳で手に取ったんでございますよ。 そしたらテンポよくサクサク面白くてね。 不倫してどっちも選べない優柔不断な旦那にも腹立つし、不倫相手の女もありえなーい。すぐ死ぬ死ぬいう奴きらーい。そんな言うなら1人で勝手にさっさと死んでしまえ。 クソ旦那も愛人も出てこなくていいのにっ!って思うくらいに私の中では邪魔者だったわ。(毒を吐く) それ以外は本当面白かったんだよねぇ。 キャラの濃いイモちゃんもハルミちゃんも好きだわー。 で、立ち直っていくお父さんと娘を見ているのも良かった。 でもなーラストがなー。 私だったら慰謝料ふんだくって離婚一択だわ。 という訳で星3つ。
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★★★★☆乙母さんが急に亡くなった。気力を失った熱田(夫)と離婚問題を抱える娘の百合子の再生の物語。金髪に日焼けをした井本とブラジル青年ハルミもいい味を出していた。ついついほろっと泣けました。
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2023年74冊目『四十九日のレシピ』伊吹有喜 読了。 伊吹さんの作品は、ほんとうに優しく、ゆっくりとでも確かに美しい。 その美しさに癒やされて、また力をもらえる素敵な作品。 #読書記録2023
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伊吹先生らしい、優しい読後感の残る物語でした。夫や継子からは分からなかった継母の意外な一面、たくさんの人を救ってたんですね。お父さんの妄想が、もしかしたら本当かも?と思えるのも素敵です。
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乙美の四十九日を迎えるまでの夫と娘の心模様が丁寧に描かれる。助っ人達との交流、愛情溢れるレシピ、四十九日の大宴会は心温まる。 対して娘の夫や不倫相手、伯母の言動にはげんなり..ただそれも含め最後の父娘の選択もなんだかんだリアリティがある。 〈心に残った言葉〉 "夢はか...
乙美の四十九日を迎えるまでの夫と娘の心模様が丁寧に描かれる。助っ人達との交流、愛情溢れるレシピ、四十九日の大宴会は心温まる。 対して娘の夫や不倫相手、伯母の言動にはげんなり..ただそれも含め最後の父娘の選択もなんだかんだリアリティがある。 〈心に残った言葉〉 "夢はかなわぬこともある。努力は報われぬこともある。正義は勝つとは限らない。だけどやってみなけりゃわからない。さあ、頑張ろう"
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義母の死に際して実家に戻り四十九日の法要を手伝うことになった娘が、意固地な父や周りの人と少しずつ心を通わせ、遺言の「盛大な送別パーティー」を企画する話。 個人の願いを実現して感動的なフィナーレを迎えるかと思いきや、結末は少しほろ苦い。「現実はそう上手くはいかないけれど、それでも明るく生きていく」というメッセージのようにも思える。全編通してすべてが夢の中であるかのような浮遊感もあるが、不器用な父親が少しずつ変わっていく描写が妙にリアルで良かった。
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乙美が亡くなってから四十九日を迎えるまでの切なくて温かい物語。夫の良平と娘の百合子は生前の乙美の希望であった四十九日の大宴会の開催に乙美の友人をたくさん呼んだ。「人は生きているだけで誰かの支えになったり勇気づけたり記録されたりする」忘れ去られてもいい。と言える乙美は強い人だな。
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