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楽園(下) の商品レビュー

3.9

251件のお客様レビュー

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    43

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2015/08/24

「模倣犯」のその後というか、スピンオフ先品らしいが、「模倣犯」の話を話ったく忘れてしまっている私でも、それなりに楽しめました。 それにしても、重い作品。ありそうで無さそうな家庭を上手く描いているが、そもそも、茜が人生を踏み外した理由が、少し甘い。 また、誠子はある意味、悲劇の...

「模倣犯」のその後というか、スピンオフ先品らしいが、「模倣犯」の話を話ったく忘れてしまっている私でも、それなりに楽しめました。 それにしても、重い作品。ありそうで無さそうな家庭を上手く描いているが、そもそも、茜が人生を踏み外した理由が、少し甘い。 また、誠子はある意味、悲劇のヒロインなのでああいう書き方しか無かったとは思うが、イマイチ、立ち上がってこない。 私の中では、細かい欠点も目につくので大傑作とは言い難いが、改めて「模倣犯」を読んでみたいと思った。一時、宮部作品は新刊が出ると必ず読んでいたが、この先品くらいから、読まなくなってしまった。未読先品も増えたので、また、読み進めたい。が、似ている作品が多い気がする。

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2015/07/23

2015/7/23読了。 夢中になって読んでしまった下巻。 切ない話。 家族って、子育てって難しい。 人間って、難しい。 個人的には、なぜか「理由」を読んだ後と同じような気持ちになった。 少しずれただけで、どんどん流れに乗って流されていってしまう人の生。 「楽園」というタ...

2015/7/23読了。 夢中になって読んでしまった下巻。 切ない話。 家族って、子育てって難しい。 人間って、難しい。 個人的には、なぜか「理由」を読んだ後と同じような気持ちになった。 少しずれただけで、どんどん流れに乗って流されていってしまう人の生。 「楽園」というタイトルの意味を、この下巻で理解出来たが、「山荘」のシャンパンの瓶を等くんがどこで見たのか、最後まではっきりしなかったのが少しもどかしい。 あとは読者にお任せ、な部分はあるかも。 圧倒的な宮部みゆきの筆力にそれこそ流され、押されて読み、やはり凄い作家だと再確認出来た作品だけれど、そんな曖昧なところが残っている気がして、物足りない気もしないでもない。

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2015/07/23

ついに前畑滋子と萩谷敏子の決着。 調査を続ける中ですこしずつ絡まった糸がほどけていくミステリーの面白さそのものであった。

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2015/06/23

これまた、宮部みゆきの代表作たる傑作だね( ´ ▽ ` )ノ。 むしろ、「模倣犯」を読まずにこちらから先に読んで正解だったみたい( ´ ▽ ` )ノ。比べずに済むからね( ´ ▽ ` )ノ。 桐野夏生「残虐記」と合わせ読みするといいかも( ´ ▽ ` )ノ。あっちもまた、監禁王子...

これまた、宮部みゆきの代表作たる傑作だね( ´ ▽ ` )ノ。 むしろ、「模倣犯」を読まずにこちらから先に読んで正解だったみたい( ´ ▽ ` )ノ。比べずに済むからね( ´ ▽ ` )ノ。 桐野夏生「残虐記」と合わせ読みするといいかも( ´ ▽ ` )ノ。あっちもまた、監禁王子を取り上げた作品だから( ´ ▽ ` )ノ。 陰惨な物語だけど、間に挟まれる夫婦漫才が気持ちを中和してくれるし、何よりラストに訪れる救いが良かった( ´ ▽ ` )ノ。 ひとつ謎が解けるとその後ろにまた新しい謎が......という仕掛けがうまい( ´ ▽ ` )ノ。 断章の使い方もパズルぽくて良かった( ´ ▽ ` )ノ。 10年くらいしたら、また読み返そう( ´ ▽ ` )ノ。 今度は「模倣犯」を読んだ後に( ´ ▽ ` )ノ。 2015/06/23

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2015/03/24

「模倣犯」は挫折したけど、なんだかいい決着が着いた気がする。 膨大な闇と対峙し、現実に生還した女戦士たちの物語。

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2015/03/04

最終的に、超能力はありきだったんですね。断章で語られていた物語が、今回の事件のきっかけになった殺人事件へと繋がっていく流れは、やっぱりさすが!と思わされました。ところで、模倣犯事件の詳細をなぜ知っていたのかは、どこかで語られてましたっけ?関係者が多い事件だけに、どこかで接触する機...

最終的に、超能力はありきだったんですね。断章で語られていた物語が、今回の事件のきっかけになった殺人事件へと繋がっていく流れは、やっぱりさすが!と思わされました。ところで、模倣犯事件の詳細をなぜ知っていたのかは、どこかで語られてましたっけ?関係者が多い事件だけに、どこかで接触する機会はあったろうし、敢えて触れるまでもないってことでしょうか。模倣犯を相当楽しんだ身からすると、続編的要素が皆無の本作は、ちょっと物足りなさを感じてしまいました。

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2015/01/05

上巻とはうって変わって、とても重い作品となってます。身内が他人にどうしようもうない迷惑をかけてしまい、注意しても一向に改善されない場合、本当に気が滅入ってしまうしまいますよね。。。気になる方は是非、一読を!

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2014/12/09

彼女と私が同じ歳だとはやはり信じたくはない。一人ひとりの人物がどうしてこうもはっきりはっきり描けるのか。ただ、彼女はやっぱり描けないものがある。恋愛ものと骨太な政治構造である。今回は「模倣犯」のスピンオフ作品。前畑滋子が主人公である。しかし、少しあの事件にかすりはするが、基本的に...

彼女と私が同じ歳だとはやはり信じたくはない。一人ひとりの人物がどうしてこうもはっきりはっきり描けるのか。ただ、彼女はやっぱり描けないものがある。恋愛ものと骨太な政治構造である。今回は「模倣犯」のスピンオフ作品。前畑滋子が主人公である。しかし、少しあの事件にかすりはするが、基本的にまったく違う事件を扱う。前畑滋子は子どもを持たないフリージャーナリストである。宮部みゆきと被るところがある。宮部がみる「心の世界」がこの作品なのだと思う。

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2014/10/14

2014/10/09 - 2014/10/ ライター・滋子の許に舞い込んだ奇妙な依頼。その真偽を探るべく16年前の殺人事件を追う滋子の眼前に、驚愕の真実が露になる!

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2014/09/21

模倣犯のスピンオフ的な作品。 知らなくても面白く読めるけど、 さわりだけかと思ったら結構根強く模倣犯からの影響が出てくるので、 両方未読なら模倣犯から読むことをおすすめ。 個人的には、模倣犯を読み返すほどにはなれず、 思い出せるほど心に残ってもおらず、 なんだか面白いけど未消化...

模倣犯のスピンオフ的な作品。 知らなくても面白く読めるけど、 さわりだけかと思ったら結構根強く模倣犯からの影響が出てくるので、 両方未読なら模倣犯から読むことをおすすめ。 個人的には、模倣犯を読み返すほどにはなれず、 思い出せるほど心に残ってもおらず、 なんだか面白いけど未消化になってしまい、やや残念。

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