1,800円以上の注文で送料無料

高慢と偏見とゾンビ の商品レビュー

3.2

66件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    15

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2012/11/20

原作が大好きだったので、それにゾンビを混ぜるってどういうこと?!、と好奇心で購入。 結果、…面白くなかった。 だって原作まんまのとこけっこうあるし、ゾンビ以外も容赦なく殺すし、脇役の扱い非道いし、…なんかもう…。

Posted byブクログ

2012/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ちょっとまえに話題になってたけどずっと読めなかったので、ようやくという感じです。 マッシュアップ小説ということで、まあ、お嫁入り小説にゾンビが紛れ込んできて大笑いというところで捉えるのが大筋ですが、そういうのは、そう一言説明されてしまえば終わりなんで、別に騒ぐほどでもないというか、織り込み済みで読んでます。で、織り込んじゃうと何が残るのか。 一番面白いのは、勘違い東洋趣味の部分なんだろうと思います。この点、未読ですが、話題のニンジャ・スレイヤーなんかと共通するんじゃないかと思ってたり。未読ですから、はずしてたらごめんなさい。 そう。だから、ポイントはニンジャなんですよ。ニンジャは、レディ・キャサリンがらみでしか出てこないので、むしろレディ・キャサリンのキャラクタの問題かもしれませんが、エリザベスとの手合わせと言いながら、いきなり殺し合いになるし、まあ、エリザベスも血の気が多いわけですけれど。おかげで、ゾンビなみに何のしがらみもなく殺されちゃって、しかもその死体は廃棄物扱いみたいなニンジャってなんなの?というところ。まあ、パーソナリティーのない存在として描かれているということかも知れません。ゾンビにもありませんが、でも、ゾンビ化しちゃう登場人物には、かつてゾンビでなかったころのパーソナリティが影響して、それなりに死を悼んでたりするのにね。

Posted byブクログ

2012/09/16

ジェイン・オースティン原作ファンの方の、「意外と面白い」と云う言を信じて読んでみたけれど…私にはあまり面白いとは思えなかった。嬉々として人を傷つけたり、ゾンビを殺したりするリジーたちには不快感を覚えた。無理やりゾンビものとマッシュアップしているせいで、登場人物の人物像が崩壊しすぎ...

ジェイン・オースティン原作ファンの方の、「意外と面白い」と云う言を信じて読んでみたけれど…私にはあまり面白いとは思えなかった。嬉々として人を傷つけたり、ゾンビを殺したりするリジーたちには不快感を覚えた。無理やりゾンビものとマッシュアップしているせいで、登場人物の人物像が崩壊しすぎているし、小説家による文章でないせいか、一文一文にも全く深みが感じられなかった。西洋人の目からみた「東洋」のごちゃっとしたイメージ(少林寺・ニンジャ・ゲイシャなど)も、正直言って面白くもなんともなかったし…。アメコミや、オースティン・パワーズを楽しめる人ならば、コメディとして楽しめるのかもしれない。

Posted byブクログ

2019/09/23

カテゴリー : 「高慢と偏見」はヒスの原点だから。ジェーン・オースティンがどんなになっても許せる人のみ読むべし。

Posted byブクログ

2012/06/26

「高慢と偏見」のマッシュアップ小説なんだそうです。本編を読んでいませんが、ゾンビのあたりを見なかったことにすれば、ま、いいか。

Posted byブクログ

2012/06/09

高慢と偏見とゾンビ。 何か知らんけどこのタイトルに惹かれて購入してみた。 特にゾンビ。 まぁ、全体的に見て、ゾンビテイストはほど無いに等しい。 ゾンビとの戦いというよりも、ゾンビスパイスを加えただけのただの恋愛小説だった。 主人公のダーシーが物静かであんまり喋らない人らしいので、...

高慢と偏見とゾンビ。 何か知らんけどこのタイトルに惹かれて購入してみた。 特にゾンビ。 まぁ、全体的に見て、ゾンビテイストはほど無いに等しい。 ゾンビとの戦いというよりも、ゾンビスパイスを加えただけのただの恋愛小説だった。 主人公のダーシーが物静かであんまり喋らない人らしいので、共感を得た。俺も喋らないらしい! 擦った揉んだあって、最終的にはハッピーエンドになってよかったのではないか。 末娘? の結婚は可哀想に見えたが。(いきなり介護が必要な寝たきりの旦那を持つ気分は新妻としてどうなんだろう) あとは何かしらんけど、日本のニンジャが雑魚キャラ扱いされて、いつも床にはいつくばっていた。ニンジャってそんなに弱いの?w 主人公エリザベスの強さは異常。互角であるダーシーとの間に出来た子どもは、さぞや最強であることでしょう! とても楽しめた作品でした! ごちそうさまです☆

Posted byブクログ

2012/05/26

 タイトルからして出オチw  ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」という18世紀恋愛小説を下敷きにしつつ、そこに「もしゾンビが居たら」というおバカ設定を付け加えてみたらおかしなことに、である。  中国と日本の扱い方がどうしようもなく間違っているとか、ヒロインが誰よりも強すぎる...

 タイトルからして出オチw  ジェイン・オースティンの「高慢と偏見」という18世紀恋愛小説を下敷きにしつつ、そこに「もしゾンビが居たら」というおバカ設定を付け加えてみたらおかしなことに、である。  中国と日本の扱い方がどうしようもなく間違っているとか、ヒロインが誰よりも強すぎるとか、脇役が可愛そうなくらいに死んでいくとか、まぁそんなことはどうでもいいんだけど、笑える。  まず「高慢と偏見」を読んでから読むべき。

Posted byブクログ

2013/11/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

そもそもパロディ、パスティーシュ、カバー、マッシュアップ作品大好きなので、普通にニヤニヤ笑いながら読了(絵の上手な中2男子が描いたっぽい挿絵はさすがにニヤニヤでは済みませんでしたが)。 特別オースティンに対する思い入れがあった訳ではないのも、愉快一辺倒で読み終えることが出来た大きな要因かも。原作未読の人にまで薦めようとは思わないし、ましてや熱烈なオースティンファンに薦めたら殴られそうだしねー。 私は岩波文庫の『高慢と偏見』をヒイヒイ言いながらやっとのことで読んだクチなので、安原和見氏訳の本書に触れて「こんなに面白い話だったのか!」と感銘を受けました。 この作品が邦訳された事自体が既に驚き、と言う英文科出身の賢い同僚に「これって日本の何かに例えたらどんな感じ?」と訊ねたところ、「夏目漱石の『こゝろ』にゾンビとハンバーガーばっか食う太ったアメリカ人がいっぱい出てきて、それ読んだ漱石好きのアメリカ人が『漱石そんなんじゃねーよ!あとアメリカ人もそんなんじゃねーよ!』って超ディスる感じ」的な答えが返ってきてすんごい解りやすかった。 『こゝろ』なー。 「先生と私」、「両親と私」、「先生の遺書」、そして「先生とゾンビ」。 ……え、めっちゃ読みたいですけど!? ニポンといえばー、キョート。ニンジャ。ゲイシャ。そしてー、ナレズシ。 それもまたprejudice。

Posted byブクログ

2012/02/19

さすがにくだらないと最初は思った。発想は面白いが、ただ『高慢と偏見』にゾンビ的要素を放り込んだだけで、物語の根幹とゾンビの登場がかみ合ってないと感じた。 しかし、読み進めていくと、なかなかどうして面白くなってくる。原作の持つ成長物語の要素が、武道一筋だったエリザベスの成長という...

さすがにくだらないと最初は思った。発想は面白いが、ただ『高慢と偏見』にゾンビ的要素を放り込んだだけで、物語の根幹とゾンビの登場がかみ合ってないと感じた。 しかし、読み進めていくと、なかなかどうして面白くなってくる。原作の持つ成長物語の要素が、武道一筋だったエリザベスの成長というゾンビ小説ならではの展開とうまく絡みあっており、感心した。また、武道に通じているか通じていないかが、人を格付けする際の大きな要素となっているところもなるほどと思った。 ゾンビのシーンや決闘のシーンなどは肩の力を抜いて楽しむことができる。そもそも原作の物語の力が大きいので、終盤は本当に引き込まれた。ただ、原作読んでからこちらの方を読むのがオススメ。 それにしても、ミセス・ベネットの憎めなさは素晴らしい。

Posted byブクログ

2015/08/01

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』に ゾンビを盛り込んだマッシュアップ小説。 言うなれば「婚活とゾンビ退治」の物語。 五人姉妹が皆、ゾンビハンターという設定のため、 原典では単なるバカ(もしくは存在感のない)キャラだった 三,四,五女が、そんなにダメっ子っぽく見えないのがミソ。...

ジェイン・オースティン『高慢と偏見』に ゾンビを盛り込んだマッシュアップ小説。 言うなれば「婚活とゾンビ退治」の物語。 五人姉妹が皆、ゾンビハンターという設定のため、 原典では単なるバカ(もしくは存在感のない)キャラだった 三,四,五女が、そんなにダメっ子っぽく見えないのがミソ。 でも、ママンはやっぱり愚母のままだった(笑) 一読者としては、原典でイライラさせられた ムカつく二人の男=Mr.ウィカム&コリンズに 鉄槌が下されていたので溜飲が下がった。 が、予想したほどゾンビ出現率は高くなかった。 物足りないような、 原典の品格をギリギリ保てている(?)のでホッとしたような。

Posted byブクログ