デフレと円高の何が「悪」か の商品レビュー
・デフレ →モノの需要が減りお金の需要が増えること。 ・デフレの定義 →物価下落が2年以上継続している状態。 ・通貨供給を唯一行わなかった日本。 リーマンショック以降、アメリカ・イギリスは3倍、ヨーロッパは2倍のお金を供給。「放置すると日本みたいになるぞ」と日本の失敗に学ん...
・デフレ →モノの需要が減りお金の需要が増えること。 ・デフレの定義 →物価下落が2年以上継続している状態。 ・通貨供給を唯一行わなかった日本。 リーマンショック以降、アメリカ・イギリスは3倍、ヨーロッパは2倍のお金を供給。「放置すると日本みたいになるぞ」と日本の失敗に学んでいる。 お金の量の差が為替レートに反映し、日本以外の国は通貨安になり円高のデメリットをもろに受けている。 ・デフレは中国のせいか。 アメリカや韓国の方が日本よりも中国への貿易依存度が高いにもかかわらずデフレになったとは聞かない。中国からの輸入額の増減とインフレ率は相関性はない。 自国の金融政策の失敗を他国になすりつける行為。 ・消費者物価指数(CPI) 日本の常識は大変な非常識。数値計算の問題と海外のCPIと言われてるものの違いを指摘。 日本の消費者物価指数 総合指数(CPI) 生鮮食品を除く総合指数(コアCPI) 食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数(コアコアCPI) 海外の消費者物価指数 総合指数(CPI) 生鮮食品を除く総合指数→使わない 食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数(コアCPI) ・ハイパーインフレ →経済学の一般的定義は年率Ⅰ万3000%のインフレのこと。 共通点 戦争や間違った政策による生産設備の破壊、機能停止、極端な機能低下。普通に通貨を発行してもインフレになる。 いまの日本は生産設備も人もたくさん余っている。設備と人が足りなくなるまでインフレは発生しない。それが解消したとしても数パーセントの上昇でいきなり1万30000%はない。 ・税収を増やす2つの方法 税収=名目GDP×税率 財政危機論 巨額の債務→1人当たり○○○万円→消費税増税 税収を増やすには税率のほかに名目GDPを増やすとこもポイント。 税率アップした場合 増税してもお金の量は増えていない→お金不足続く(デフレ状態)→モノの値段が下がり続ける→買うことを先延ばしにする→手控えてモノが売れない→売れないから企業は経費を切り詰める→新規雇用の見送り→給料カット→リストラ→失業→消費が落ち込む→・スパイラルが続く→名目GDP増えない→税率アップしても無駄→日本経済どん底。 マスコミはなんで消費税増税だけに注目するんでしょうかねぇ。 ・歴史は繰り返す 国際貿易のトリレンマ →3つのうちどれか2つを達成すると1つは絶対達成できなくなるというもの。 ①固定相場制(金本位制) ②資本移動の自由(外国への投資、または外国から自国への投資の自由) ③金融政策の自由(自由に通貨を発行したり、吸収したりすること) 金本位制 ①固定相場制(金本位制)→採用 ②資本移動の自由(外国への投資、または外国から自国への投資の自由)→採用 ③金融政策の自由(自由に通貨を発行したり、吸収したりすること)→不採用 弱点 →金融政策の自由がない。つまり通貨発行、吸収の自由がない。通貨発行量の上限を金の保有量までとする制度。政府がお金を発行しすぎることを帽子できる。しかし生産力が上がりモノが増える過程では経済の足かせになる。 管理通貨制(現在) ①固定相場制(金本位制)→不採用(変動相場制) ②資本移動の自由(外国への投資、または外国から自国への投資の自由)→採用 ③金融政策の自由(自由に通貨を発行したり、吸収したりすること)→採用 デフレ脱却過程 井上準之助(昭和恐慌の発生) 金本位制復帰→金の保有量をお金の上限としてお金の量を増やす(減らす)→デフレ発生 高橋是清(昭和恐慌の脱却) 金本位制離脱→お金の量の上限を撤廃 日銀国債直受→実際にお金の量を増やして世の中に供給する→デフレ脱却 高橋是清(昭和恐慌終了後の財政金融政策) お金の量が十分に増えてきたので調整→緊縮財政→軍部に恨まれて暗殺 この過程を正しく認識することで問題解決できる。平成の大不況の原因はデフレ不況だから。 管総理への5つの提言 ①来年度以降のGDPデフレーターの上昇率1~3%の範囲に収める(インフレーションターゲット型) ②GDPデフレーターの上昇率と失業率の双方について目標範囲と優先順位を定める(テイラールール型) ③1ドル=110円~130円の購買力平価並みになることを目標に金融政策と為替介入を行う(為替ターゲット型) ④来年度以降名目経済成長率を2~4%の範囲に収めるために財政政策と金融政策を協調的に実施する(成長率ターゲット型) ⑤1ドル=120円の時限的な固定相場制の導入を目指し、核政策、各政府部門および日銀等の特殊法人のシステムを改編する(固定相場制型)
Posted by
経済の本は新書でも難しい場合が多いですが、この本はとっても読みやすく、メディアなどで言われている経済についての誤りを指摘しています。 基本的に話は分かりやすかったのですが・・・ 4章では日本の財政については国家はサイボーグと同じで?無くならないからいつか返せるし心配はいらな...
経済の本は新書でも難しい場合が多いですが、この本はとっても読みやすく、メディアなどで言われている経済についての誤りを指摘しています。 基本的に話は分かりやすかったのですが・・・ 4章では日本の財政については国家はサイボーグと同じで?無くならないからいつか返せるし心配はいらないとのスタンスの様ですが、最近のEUでのギリシャの様子などはどう解説してくれるのか気になります。 などなど、他の経済本などと読み比べると?な部分もいろいろあります。 読みやすいのは確かだけど、mixiでの評価も高いこともあり、この本の書いている事だけを信じるのはちょっと危険だと思います。 amazonのレビューも参考にしてみてください。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「デフレは物の値段が安くなるからチャンス」、「円高は円が強い証拠。国益だ」といった経済常識の嘘をわかりやすく暴く本。 例によって学んだこと、確認したことをいくつか挙げると、 ・インフレ=悪、デフレ=善、と考える人は、インフレやデフレで物価だけでなく、給料も上下するという認識が抜け落ちている。 ・円高の原因は、円が強いからではなく、通貨供給量(発行量)が少ないため。 ・「デフレは中国のせい」というのもデタラメ。日本より中国からの輸出入に頼っているアメリカや韓国ではすでにインフレ傾向にあるのに、日本だけデフレから脱却できていないのが何よりの証拠。 ・「国債総額(借金)は約864兆円で、国民の借金は一人あたり678万円だ!」などという戯言で世論をミスリードする知識人が多い。864兆円という数字は総負債で、総資産(約475兆円)を引いた純負債は約387兆円。 さらに、日本国債の93%は国内で消化されているので、本当に返済すべきなのは約27兆円(387兆×0.07。国民一人あたりだと約22万円)だけである。 ・昭和恐慌時の蔵相である高橋是清は、金本位制離脱により通貨量の上限を撤廃し、国債を日銀直受けにすることで通貨量を増やして供給することで世界一早くデフレから脱却した。 経済学の素養がなくても読めると謳っているだけに、かなりわかりやすい。一部知識人やマスコミの垂れ流すデタラメに流されないためにも、是非とも読みたい本。
Posted by
[ 内容 ] モノの値段が下がり続けると私たちの生活はどうなるのか? 日本が長期停滞から抜け出すためにはどうすればよいのか? 勝間和代氏の共同事業パートナーである著者が、経済学の知見に基づきながら分かりやすく解説。 [ 目次 ] 第1章 デフレと円高は恐ろしい―生活に与える諸影...
[ 内容 ] モノの値段が下がり続けると私たちの生活はどうなるのか? 日本が長期停滞から抜け出すためにはどうすればよいのか? 勝間和代氏の共同事業パートナーである著者が、経済学の知見に基づきながら分かりやすく解説。 [ 目次 ] 第1章 デフレと円高は恐ろしい―生活に与える諸影響 第2章 物価の動きをチェックせよ―デフレが進んだ理由 第3章 日本に無税国家が誕生する?―金融政策と金利のメカニズム 第4章 金ならある、心配するな―財政と財源を考え直す 第5章 歴史は繰り返す―昭和恐慌から学べ 第6章 今、やるべきことは何か―具体的な政策を実行せよ [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
Posted by
デフレと円高のデメリットを中心に描いた本。真新しいな、と思う箇所はあまりなかったもののデフレと円高に苦しむ日本を知るためにもぜひ読んでおくべき必読の書。 ただ、国債を発行し続けて、国の借金が増え続けるとどうなってしまうか。という部分がいまいちよくわからなかった。
Posted by
デフレ?悪い悪いとは言われるけど、物が安いのの何がいけんの?と思って買った本。 なるほど、確かにデフレは悪かった。 経済のバランスをモノとカネのバランスに置き換えてしまうことで、非常にわかりやすく説明している。 そう、カネの価値は相対的なものである、ということが一番の骨子であり...
デフレ?悪い悪いとは言われるけど、物が安いのの何がいけんの?と思って買った本。 なるほど、確かにデフレは悪かった。 経済のバランスをモノとカネのバランスに置き換えてしまうことで、非常にわかりやすく説明している。 そう、カネの価値は相対的なものである、ということが一番の骨子であり、なるほどと思った点。 デフレとはモノに対してカネの価値が高まっている状態、つまりカネが足りていない状態である。 (逆にインフレは物の価値が高まっている状態。) ここまでは納得。当たり前かもしれないけれど、僕の中では新しい発見。 そして、解決策は(筆者に言わせれば)簡単で、金が足りてくるまで日銀でバシバシ金を刷ればいい。 (筆者に言わせれば)それを否定するような信じられない暴論が世間にはあふれているので要注意だ。 経済については全く門外漢なのでわからないけれど、ちょっと極論すぎる気が。 (そんな単純なものじゃあないだろう。) 極論は確かにわかりやすいけれど、あくまで極論。(単純化は極論を招く。)
Posted by
バブル崩壊から20年が経とうとしているが、日本経済はデフレと円高に苦しめられ未だに停滞したままだ。 ではどうしたらいいのか? そんな疑問にこの本は分かりやすく答えている。ただし、かなり衝撃的な提案なので正しいかどうかはちょっと謎。 今のデフレはモノとお金のバランスが崩れている...
バブル崩壊から20年が経とうとしているが、日本経済はデフレと円高に苦しめられ未だに停滞したままだ。 ではどうしたらいいのか? そんな疑問にこの本は分かりやすく答えている。ただし、かなり衝撃的な提案なので正しいかどうかはちょっと謎。 今のデフレはモノとお金のバランスが崩れているから日銀にバシバシお金を刷ってばら撒いてもらえば解決すると。そんな簡単だったら、世界各国不況知らずなんだけどね。
Posted by
デフレと円高、というよりは、デフレが悪であることを徹底的に論じている。 本人も認めているが、経済に関する正式な教育を受けていない筆者だからこそ、素人にも解りやすい内容となっている。 あまりにも徹底した論点は、デフレが悪であるという認識を高められるとともに、逆に少々うたがりたくなる...
デフレと円高、というよりは、デフレが悪であることを徹底的に論じている。 本人も認めているが、経済に関する正式な教育を受けていない筆者だからこそ、素人にも解りやすい内容となっている。 あまりにも徹底した論点は、デフレが悪であるという認識を高められるとともに、逆に少々うたがりたくなる。 デフレを脱却するためには通貨の流通量を増やすしかないと主張する筆者であるが、通過の流通量が増えた事によりインフレを引き起こしたバブル崩壊後の健全な不況脱却に関する記述が無いのが物足りなかった。 デフレは経済に良くなく、緩やかなインフレこそが一番健全であるとは正当な論点だと思うが、ならばなぜ優秀な官僚たちがそれを実行しないのかについては、借金を嫌ったり、意味の無い根性論が好きな国民性が理由であるとしているま。だからこそ筆者自らもTwitterを利用した世論の誘導にも取り組むなどしており好感が持てる。
Posted by
今朝はひどく喉が痛み内科を受診した。 そのうち体の節々が痛みだし、風邪症状がでてくる。 喉の粘膜が剥けて、痛いはずです、とのこと。はい痛いです。 職場に顔を出し、最低限の仕事を片付け帰宅。 年度末が近付くにしたがって、段々忙しくなってくるので 今のうちに休養をとることにした。 ...
今朝はひどく喉が痛み内科を受診した。 そのうち体の節々が痛みだし、風邪症状がでてくる。 喉の粘膜が剥けて、痛いはずです、とのこと。はい痛いです。 職場に顔を出し、最低限の仕事を片付け帰宅。 年度末が近付くにしたがって、段々忙しくなってくるので 今のうちに休養をとることにした。 勝間さんのメルマガで紹介があったので、 先週購入した表題の本を読む。 日本の歴史を適宜紹介しているのがいい。 Use of History ね。 デフレの悪影響を概観し、統計の裏に潜む今のデフレを直視している。 統計は集計方法で簡単にメッセージが変わるので、 その意図を解釈できる基礎力が必要だと感じる。 消費者物価指数に変化がなければ実際には相当デフレの状態。 理由は、集計品目の代替品バイアス・品質調整バイアスがかかっているから。 実際には、-4.2%のデフレ状態で昭和恐慌やナチス・ドイツ時代の状況に似ているそうだ。 デフレ→失業者増・給与カット→GDP減→こんなデフレ時に消費税を上げると税収減 さらにこの負のスパイラルが促進される。おそろしい! P.163の国債の説明が特に印象に残ったので書きとめる。 2004年の1億2779万人が日本の人口ピークで、以後は減少。 その減少率で最後の1人の日本人が2975年に存在するとし、 政府と国民が一体となるとみることができる。 B/Sが同一化し、相殺して雑損を計上して、おしまい! という考え方ができる。とのこと。 国債だけの取引に限れば、 気が遠くなるほど精算を先送りすればいいという考えが成り立つという。 デフレから脱却するために、 マイルドなインフレが起きる施策が必要というのが筆者の提案。 詳細はP.204を参照。 1ドル=100円は超えないと話がはじまらないんだな。 ・・・・・・・・・・・・・ ここ2.3日のギリシャショック・オバマショックで 円高というより、ユーロ・豪ドル・米ドル安が進行し、 がっかりしている今日この頃。耐えるしかない。 早期退職を募る企業がトップのニュースになるなど 暗い話題ばかりだな。
Posted by
上念氏の著作。少しデフレ脱却の方法に楽観的過ぎると思う。 量的緩和とインフレ目標を政府と日銀が併用しなければデフレの脱却は困難なのは理解できる。しかし、量的緩和には、ベースマネーの増加は期待できても、その積み上がった資金が民間経済に流れることは、経済的な活況がない限り異常...
上念氏の著作。少しデフレ脱却の方法に楽観的過ぎると思う。 量的緩和とインフレ目標を政府と日銀が併用しなければデフレの脱却は困難なのは理解できる。しかし、量的緩和には、ベースマネーの増加は期待できても、その積み上がった資金が民間経済に流れることは、経済的な活況がない限り異常に困難で、「資金需要」が生まれ難い。そこでインフレ目標の解除の時期を「時間軸」としてある程度の期間を設定するべきなのである。 量的緩和や信用緩和だけでは、ベースマネー銀行に積み上げられた中央銀行へ預ける預金量の拡大はあっても、マネーサプライが拡大する二までは時間がかかる。財政出動がともななわなければ、所得の拡大がないから、実物経済にまで影響が及ばないことになる。流通予備軍のお金が増えても、家計や企業にまでお金が回らなければ、物価下落をとめる力にはならないのである。これを防ぐには、政策当局のインフレ目標の設定によって、社会的なデフレ期待からインフレ期待が図られる必要がある。 しかし、この転換は転換を受け入れる側には多くの抵抗がある。就業者には、インフレよりデフレの方が受け入れやすい。というのも賃金が一定だと考えるからである。就業者の大半はデフレの期待を持つことに吝かではない。FRBは実質のインフレ目標はあるのだが、未だにインフレ目標を公表、政府との共同宣言を公表していない。これが足かせとなって、ディスインフレへと、流動性の罠≠政策金利がゼロで金利政策が効かない状態へと陥りつつあるのである。 高いインフレ率は所得が増えるという将来への期待を前提とし、また供給が戦争などにより設備が大量に破壊されたり、社会主義的に供給量が不足している社会ではインフレを強制的に価格統制によって押さえこんでいたりする社会が価格統制を外したり、民間経済に供給量以上に通貨が大量に供給され、かつ、インフレ容認を政策当局が採用するときに起きる。 資金需要は、失業率の低下による低下した設備の稼働率が向上、民間企業の内部留保の取り崩しによる設備資金への投入が始まってから起こる現象だ。それは上念も述べるとおり、デフレの脱却が始まって一年間か二年間後のことである。 さらにインフレ目標のインフレ率は、コアコアCPIーーー生鮮食品とエネルギー価格を除いた消費者物価の上昇率を2%以上においたうえでの設定でなければ有効に効かないとされる。 財政のフアイナンスとなるような長期国債の引き受けに、日銀は消極的である。池尾や池田などが金融政策と財政政策の差を解いて、禁じ手を打ってはいけないとしている。彼らは政策目標とその手段を混同しているか、長期の物価下落というデフレの原因を循環的な作用とみていないかもしれない。根本的にマクロの経済の見方が、違うのである。彼らのデフレの原因の説明を聞きたいのだが、どうも金融政策に財政政策を期待してはいけないとか、金融政策や財政の政策はマクロ経済の安定のために使われる「手段」であるはずなのだが、それを経済専門家としては、手段を目的化しているような気がしてならないのである。 話がずれたが、異常な円高は長期的な物価下落期待を社会の中に持ち込むシグナルとなる。所得の減少と支出の減少により物価下落が常態化している日本で、この圧力は想像以上に物価下落圧力と輸出企業の海外生産へのシフト圧力を高めるだろう。経済が縮小しているときの産業構造の転換は、必要以上の痛みをともなう。産業構造の転換は好況期に起きるのが、望ましいのだが、それもないのだから甚だしい痛みを構造の転換先の産業に与えることになる。
Posted by