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1000の小説とバックベアード の商品レビュー

3.6

68件のお客様レビュー

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  2. 4つ

    30

  3. 3つ

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2022/12/20

「どうせいつか死ぬのになぜ読書なんてするんだろう」と思いながら読んでいたら偶然なのか、似たようなテーマだった。ただこの小説には読者からの視点はない。小説を書かない身からすると良く分からないことも多かった(それでも何かは伝わったのか)。新しい小説の形を模索せよ、といって模索したのが...

「どうせいつか死ぬのになぜ読書なんてするんだろう」と思いながら読んでいたら偶然なのか、似たようなテーマだった。ただこの小説には読者からの視点はない。小説を書かない身からすると良く分からないことも多かった(それでも何かは伝わったのか)。新しい小説の形を模索せよ、といって模索したのがこの小説なのか、この小説自体はそこに達しているのか。

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2021/06/23

ー あまたの文字が僕たちを、いや船を、いや島々を、いや地球を取り囲もうとしている。力強く流れるのは膨大な文字。たくさんの文字。忘れられた文字。かつて輝かなかった文字。まったく輝かなかった文字……。それらを読んだことは一度もないし、きっとこれからも読まないだろう。おそらくこの文字の...

ー あまたの文字が僕たちを、いや船を、いや島々を、いや地球を取り囲もうとしている。力強く流れるのは膨大な文字。たくさんの文字。忘れられた文字。かつて輝かなかった文字。まったく輝かなかった文字……。それらを読んだことは一度もないし、きっとこれからも読まないだろう。おそらくこの文字のほとんどは、これから先、誰かの目に触れることもなく、ただひっそりと存在するのだろう。地表に出る機会を失った蝉の幼虫のように、孤独と闇の中で生きつづけるのだろう。 だけど、 だけど、 だけど! 「言葉は残ります」 ー 小説好きと小説を書こうと思ったことがある人なら好きな作品かも。 『フリッカー式』から読んでるけど、ミステリー以外もクセが強いな…。

Posted byブクログ

2020/04/18

はじめてこの本を読んだとき、胸が震えた。 2度目にこの本を読んだとき、涙が溢れた。 かつては 「人生において、小説家を一度でも目指したことのある人は読むべき1冊」 と言ってきたけど、 そうではなくて、 人生に夢を諦め切れない全ての人へ 読んでほしい1冊です。

Posted byブクログ

2019/11/02

かなり独特な文体で鼻につく人も癖になる人もいると思う 独自的な世界観でファンタジーとして好き 映像化しても映えそうだが売れなかったのかな

Posted byブクログ

2018/06/28

細部にこだわりテーマ、メッセージがまっすぐ描かれている作品。不思議な世界観を支える小道具や舞台設定が心地よく、主人公に寄り添いながら”小説”について自然と考えてしまう小説だった。好きだなと。

Posted byブクログ

2017/02/27

イッキ読み。 おもしろかった。 が、ややこしかった。 非現実的な中に真理を放り込んで 爆発させている印象。 難しいことはわからないけど 小説を愛している、ということでしょうか。

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2016/06/26

小説をめぐる小説、奇想天外な冒険小説。映画で言うと『ニュー・シネマ・パラダイス』。確かに現代において《純文学》を書くような人が読むとそこそこショックを受けるだろうし怒るかもしれないが僕はこれでいい。小説はもっともっと壊れていけばいい。どんな形にでもなればいい。そもそも僕がどう望む...

小説をめぐる小説、奇想天外な冒険小説。映画で言うと『ニュー・シネマ・パラダイス』。確かに現代において《純文学》を書くような人が読むとそこそこショックを受けるだろうし怒るかもしれないが僕はこれでいい。小説はもっともっと壊れていけばいい。どんな形にでもなればいい。そもそも僕がどう望むかにも寄らず、小説の形はきっと《そうなる形》になってゆく。なにせ『言葉は残る』のだ。

Posted byブクログ

2015/12/02

 小説を書くことに対する著者の決意表明のような小説である。小説を書くということを巡るファンタジーであり、設定こそ非日常的だけど、著者の日本文学に対する構えや心意気が勢いのある文章からびしびしと伝わってくるようだった。そのパワフルさに圧倒されながら読むのがとっても楽しい作品。

Posted byブクログ

2015/10/28

いまいち物語のなかの片説家が必要性がわからなかった。あと、バックベアードはタイトルに使いたかっただけじゃなかと・・・。

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2015/08/09

「言葉は残ります」 の 言葉通り残したい言葉の数々でした。 感想をうまく言葉にできずくやしいな、、、。

Posted byブクログ