でっちあげ の商品レビュー
どうなるんだろう?と引き込まれていくドキュメンタリーです。主人公の先生の追い込まれ感と、マスコミの無責任さが際立ちます。
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読み始めからずっと、 眉間にしわ寄せ、口角下がりまくりの ひどい人相になりっぱなしで一気に読みました。 (喫茶とか電車で読んでたけど、側から見たら怖いだろうなと...) ひどくてひどくて、信じられないことばかり続いて、しかも実話とは。 怒り憤り悲しみやるせなさ、 いろんな負...
読み始めからずっと、 眉間にしわ寄せ、口角下がりまくりの ひどい人相になりっぱなしで一気に読みました。 (喫茶とか電車で読んでたけど、側から見たら怖いだろうなと...) ひどくてひどくて、信じられないことばかり続いて、しかも実話とは。 怒り憤り悲しみやるせなさ、 いろんな負の感情でいっぱいになり、決して気持ちのいいものではないけど、それだけ心を揺さぶられたということ。 メディアが報道することなんて ほんの一部でしかないんだろうなと痛感。 ニュースを見ただけで知ったような気になって、見知らぬ誰かを心なく批判しないための、ストッパーが1つ増えた。
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いやこれやべぇでしょ。 まじで胸糞悪い話。 実話って言うんだからもう世の中信じられなくなるよね。軽く人間不信。 泣き寝入りはやっぱ良くないんだなって思う
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この教師の不運の発端は、交通事故のようなものではないだろうか。常軌を逸した虚言を繰り返すモンスターペアレントに、たまたまつかまってしまった。それも、常人には理解し難い言動を繰り返す、行動原理が全く不明の支離滅裂な人間に。 さらにそこへ、弱腰の校長やマスコミなどが加わり、事態は悪化...
この教師の不運の発端は、交通事故のようなものではないだろうか。常軌を逸した虚言を繰り返すモンスターペアレントに、たまたまつかまってしまった。それも、常人には理解し難い言動を繰り返す、行動原理が全く不明の支離滅裂な人間に。 さらにそこへ、弱腰の校長やマスコミなどが加わり、事態は悪化するばかり。教師自身の優柔不断さがあったとは言え、事態を丸く収めようとしてありもしない体罰を認めてしまった彼の行為は、社会人なら理解できるものではないか。つまり、普通に生活していても、身に振りかかってしまえばどうしようもない、交通事故のようなものだ。貴志祐介の『黒い家』に通じる理不尽さとよく似ている。ただしこの事件は、小説ではなく事実だというのがさらに怖いところ。 裁判では体罰が認定されたが、人事委員会によって処分が撤回されたことには、ほっとした。ただ、朝日や毎日は、やっぱりだめだなと感じた。メタタグやWaiWai記事など数々の問題で、心底どうしようもないと思っていたが、今回この本を読んで、やはり体質としてずっとこうだったんだと改めて感じた。ろくな取材もせず扇情的に報道するだけならまだしも、裁判で記事の誤りが判明しても謝罪すらなしとは。まさにマスゴミ。
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クレーマーの親も『バケモノ』だが教師の方もかなり『バケモノ』で徹底抗戦した結果なんだろう。 相手も、いつものようにクレームを入れたら引き下がるだろうと思っていたろうにお互い相手が悪かった。 周りが何の責任も取らずに自体をエスカレートさせてゆく所が恐ろしかった。
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内容は知らずに購入。 冒頭から目を覆いたくなるようなひどい体罰と自殺強要に対する殺人教師の記事でこの教師への怒りが湧いてくる。 そして次の章からこの教師目線で冤罪事件がなぜ起こったのかの顛末が進んでいく。 わかりやすくこの教師に悪意を抱いていた自分はカウンターを喰らってしまった。...
内容は知らずに購入。 冒頭から目を覆いたくなるようなひどい体罰と自殺強要に対する殺人教師の記事でこの教師への怒りが湧いてくる。 そして次の章からこの教師目線で冤罪事件がなぜ起こったのかの顛末が進んでいく。 わかりやすくこの教師に悪意を抱いていた自分はカウンターを喰らってしまった。 この記事を書いた記者達や冤罪に追い込んでしまった人達も同様の考えだったのだと思う。 子供は善で、教師は悪だと短絡的に考えてしまったのだろう。 先入観で考えず、きちんと事実を根拠にして考えられる大人にならなければ。 結果、半沢直樹や水戸黄門のような気持ちの良い終わり方じゃないのも考えさせられる。 ノンフィクションはやはり面白いなあ。
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こんなに大事になっておいて 教育現場は何一つ変わろうとしない 変えようとしない お上たちは何を考えてるんだろう。 なにが子どもファーストだ 逃げ回ってても本当の教育にはならない そんな環境の中で野蛮に育った その子供たちにどうやって 国の将来が任せられようか 最後まで追って事...
こんなに大事になっておいて 教育現場は何一つ変わろうとしない 変えようとしない お上たちは何を考えてるんだろう。 なにが子どもファーストだ 逃げ回ってても本当の教育にはならない そんな環境の中で野蛮に育った その子供たちにどうやって 国の将来が任せられようか 最後まで追って事実を明かしてくれた 著者に拍手を。 映画化等、もっと話題になるべきだと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「筆者の主観が多い」と批判、あるいは否定している人に言いたい。著者の主観を除いて、客観的なことだけ拾って読んでみたらよいと。鼻持って振り回された子が鼻血で血まみれで帰ってきても病院に連れて行かなかったり(私だったら鼻骨骨折を疑って病院へ行く)、拳でパンチされたならいざ知らず、ほぺったぐりぐりされて歯が折れたりするか?口内炎より頬が腫れ上がるだろうよ、とか、虐待現場の小学校に似た別の小学校に近づいただけでPTSDを発症するような状態の子が、校庭でサッカーの練習は元気にできたり、通ってもいないアメリカの小学校で進級したり、もうツッコミどころ満載でノンフィクションでなければ「笑い話か?」と思う。特に反省してほしいのは言うなりの校長、そして弁護士と精神科医!頭の悪い私でも気づくことに気づかないなんて。法律家でしょ?科学者でしょ?プロでしょ!?
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冤罪は自分にも起こり得ることなので、この本を読んでいても他人事には思えなかった。大事なのは、ありもしない事実を認めないこと、事実を事細かに明らかにしていくことだ。周りの環境が変わっても、真実は変わらない。そのことを常に念頭において生きていかなければならないと思った。
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モンペとマスコミによって「殺人教師」と言う汚名を着せられてしまったある教師に起きた事件。 学校と言う場において、教師は絶対的な存在ではなくなったものの、情熱を持って教育に臨んでいる教師もたくさんいる。それを評価するのは校長でも、教育委員会でも、親でもなく生徒たちなのでは? ろくな...
モンペとマスコミによって「殺人教師」と言う汚名を着せられてしまったある教師に起きた事件。 学校と言う場において、教師は絶対的な存在ではなくなったものの、情熱を持って教育に臨んでいる教師もたくさんいる。それを評価するのは校長でも、教育委員会でも、親でもなく生徒たちなのでは? ろくな検証もせずに思い込みで一人の人生を狂わせたマスコミの罪は重い。同時に、私自身も「でっちあげ」に踊らされないようにしなければ。
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