もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら の商品レビュー
マネジメントに触れる、入口としてよかった。 もくじ的な? 小説としては無駄な言い回しというか、がたまにキズ。 とても読みやすくてあっというまに読めました。
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『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』読了。 JKの頃にヒットした小説で一度は読んでみたいと思いながらも難しそうだなぁと感じてなんとなく読むことを躊躇っていた。 すごく良かった。 野球の知識がなくても面白かった。 内容的には高校生の頃に読んでも...
『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』読了。 JKの頃にヒットした小説で一度は読んでみたいと思いながらも難しそうだなぁと感じてなんとなく読むことを躊躇っていた。 すごく良かった。 野球の知識がなくても面白かった。 内容的には高校生の頃に読んでも意味が分からなかったと思う。 今だから読んでわかる部分があってすごいなぁと思った。 社会に属するようになってこんな風に目標に向かっているんだなと思うと必然と感動が湧く。 もっと社会の歯車の一部になって頑張りたいなぁって思えるような内容でした。 2019.11.2(1回目)
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ドラッカーの「マネジメント」入門編として読んだ。 マーケットイン志向や成果主義といった経営の考え方から、組織の在り方、運営方法まで、ポイントを押さえて紹介されている。また、ストーリーの中で、具体的にどう落とし込むかも例示されているため理解がしやすい。 組織の具体例として「野球部...
ドラッカーの「マネジメント」入門編として読んだ。 マーケットイン志向や成果主義といった経営の考え方から、組織の在り方、運営方法まで、ポイントを押さえて紹介されている。また、ストーリーの中で、具体的にどう落とし込むかも例示されているため理解がしやすい。 組織の具体例として「野球部」を選んだのは、非常によい設定だと思う。 なぜなら、営利組織を例にしてしまうと、読んだ経営者に「現実はこんな風に儲からない」といった揚げ足取りや、「うちの業界には当てはまらない事例だ」といった言い訳の余地を与えてしまう。 また、ストーリーの結末として「儲かったかどうか」がクローズアップされ、結果的に「顧客を満足させること」の重要性が薄まってしまう危険性もある。 そういった点から、企業ではなく、非営利団体の「野球部」を選んだ点はとても大きな効果があると思う。 マイナス点は、小説としての出来栄えと挿絵。 正直、小説としては表現も文体もレベルが低いと思う。また、挿絵も世界観を邪魔しているように思う。何より文体とミスマッチだ。挿絵のページにくると暗澹たる気持ちになった。 まあ、本書の内容からすればこれは枝葉末節だとは思うが。 いずれにしても、「マネジメント」の入門書としてはとてもよくできていると思う。
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ベストセラーを今更ながら読んでみた。 小説としてはちょっとイマイチ… 設定にも裏付けが弱かった。 全部上手くいく前提で話が進む。 ただドラッカーのマネジメントの エッセンスがちりばめられていて、 興味のある人が手始めに読むのはオススメかも。
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最近、経営学について興味がわいたものの、まずはジャブ程度にと思って購入した一冊。表紙がアニメタッチなので、少々抵抗があったが、読まず嫌いは良くない。 小説ではあるものの、所々にドッラガーのマネジメントに沿ったストーリーとなっているため、すんなり頭に入ってきた印象を持った。部活動という身近な設定がイメージしやすかったのかもしれない。 確かに団体行動という点では、部活であっても会社であっても趣味であっても、1人でやりきることは少ないのでは? 自己満足だけでなく、仲間や他者(顧客)がいてこそ成り立っていることのほうが多い気がする。 気付けば、カフェで一人泣いている自分もいて、 勉強しながら小説を読める。なかなか珍しいジャンルだと思う。
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勘違いから参考にした本が管理者としてのマネージャーに必要な事を説明しながら結果的に野球部のマネージャーに必要な事にもつながっているという面白い本、楽しく勉強できました。
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”会社のO先輩から、Hボスを経由してお借り。 立ち読みではわかった気になっていたが、読み始めるとむちゃくちゃ面白い! --- T: P: O: --- <読書メモ> ・みなみは野球部を甲子園に連れて「いきたい」とは考えていなかった。連れて「いく」と決めたのだ。(p.6) ・人を管...
”会社のO先輩から、Hボスを経由してお借り。 立ち読みではわかった気になっていたが、読み始めるとむちゃくちゃ面白い! --- T: P: O: --- <読書メモ> ・みなみは野球部を甲子園に連れて「いきたい」とは考えていなかった。連れて「いく」と決めたのだ。(p.6) ・人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(百三十頁) (p.17) ・「私、知ってるの。一人、野球部に感動を求めている顧客たいることを!(中略)だから、野球部のするべきことは、『顧客に感動を与えたこと』なんだ。『顧客に感動を与えるための組織』というのが、野球部の定義だったんだ!」(p.57) ・みなみは、そんな加地の「通訳」になること??すなわち組織の目標を専門家の用語に翻訳したり、専門家の「道具、ガイド、マーケティング・エージェント」となったりすることが、自分たちの役割であるというのを確信したのである。(p.95) ・「部員たちが練習をサボっていたのは、『消費者行動』だったんだ。彼らは、練習をサボる??つまりボイコットすることによって、内容の改善を求めていたのだ」(p.25) ・仕事を生産的なものにするには、四つのものが必要である。すなわち、 ?分析である。仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。 ?総合である。作業を集めプロセスとして編成しなければならない。 ?管理である。仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない。 ?道具である(六二頁)(p.134) ・「きっと、みんなに走り方を教えているうちに、走るということをあらためて見つめ直すことができたからだと思う。」(p.173) ・トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。(中略) ?トップマネジメントのメンバーは、自分の担当以外の分野について意思決定を行ってはならない。ただちに担当のメンバーに回さなければならない。(二二八頁)(p.176) ・真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。(中略)無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのようなモノをマネジャーに選ぶことを許さない。(一四七頁)(p.181) ・成果よりも努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。(二〇〇頁)(p.2004) ★「あなたは、どんな野球をしてもらいたいですか?」 正義は、インタビュアーに向かってそう言った。 (中略) 「ぼくたちは、それを聞きたいのです。ぼくたちは、それをマーケティングしたいのです。なぜなら、ぼくたちは、みんながしてもらいたいと思うような野球をしたいからです。ぼくたちは、顧客からスタートしたいのです。顧客が価値ありとし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです」(p.266)”
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結構前に話題となってて、ずっと前から興味を持ってたから読んでみた。 物語がこれでもかというくらいうまくいっているため、まあ現実感はなかった。流石に勝負の世界、そんなには甘くないぞとは言いたい。 ただ、ドラッカーの本は読んだことはないが、ある程度は固い内容であろうものを、わかりやす...
結構前に話題となってて、ずっと前から興味を持ってたから読んでみた。 物語がこれでもかというくらいうまくいっているため、まあ現実感はなかった。流石に勝負の世界、そんなには甘くないぞとは言いたい。 ただ、ドラッカーの本は読んだことはないが、ある程度は固い内容であろうものを、わかりやすい高校野球と結びつけて例をあげながら紹介していくのはとっかかりやすく、読みやすかった。 マネージメントについて知るに当たって、よい導入な存在だと確信できた。 また、最後のあとがきにあったように、書かれたものを翻訳することが、人が何を考えているのか知れる。という文からは言葉の力強さが伝わってきて、これだけは絶対に覚えておこうと思えた。
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実によくできた本である・・・とオレがエラソウに言うまでもなく、1年間で200万部突破という事実がそれを示している。 マネジメントにも組織論にもドラッカーにも萌え系キャラにも興味はないのに、この本がオリコンで年間総合No.1になったと聞いた勢いで買ってしまった。不覚。(経験上、ベ...
実によくできた本である・・・とオレがエラソウに言うまでもなく、1年間で200万部突破という事実がそれを示している。 マネジメントにも組織論にもドラッカーにも萌え系キャラにも興味はないのに、この本がオリコンで年間総合No.1になったと聞いた勢いで買ってしまった。不覚。(経験上、ベストセラーの本にはロクなのがない) 著者は放送作家だそうだが、お話運びがなんと言っても巧い。巧すぎて嫌味なほどだ(まぁ、お話だからな)。 キャラづくりのツボを押さえ、クスグリ(エピソード)のツボを押さえ、高校野球のツボを押さえつつ、ドラッカーの教えをつまんでいく。ドラッカーが作ったのは教科書だが、それがどうやったら実生活に応用できるのかをよく描いていると思う。“No.1”になるだけのことはある。 が、お話の面白さと引き替えに、ドラッカーが結局何を言っているかはあまり腑に落ちていないような気がする。実践アイディアが光りすぎて、原理原則まで目が付いていかないというか。ドラマは残ったがドラッカーは残らなかった、というところか。 TVでなにかCMが目に留まって、ああ面白かった。でもなんの広告だっけ?と思うのに似ている。もちろん、この本はドラッカー本体へのトリガーだからそれでもいいのである。
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面白く学べる。 たまにはこういう本もいいなと思った。 人に役割と責任を与えること。 顧客って誰か? 野球部なら親、先生、学校、高校野球に関わる全ての人、部員。 ニーズがマーケット。 社会への貢献も必須。組織の外への影響。 専門家は上に立ち得る。 通訳を作り、マネージャーがマネジメントする。 必ずしも一番上がマネージャーじゃない。
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