もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら の商品レビュー
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最近、経営学について興味がわいたものの、まずはジャブ程度にと思って購入した一冊。表紙がアニメタッチなので、少々抵抗があったが、読まず嫌いは良くない。 小説ではあるものの、所々にドッラガーのマネジメントに沿ったストーリーとなっているため、すんなり頭に入ってきた印象を持った。部活動という身近な設定がイメージしやすかったのかもしれない。 確かに団体行動という点では、部活であっても会社であっても趣味であっても、1人でやりきることは少ないのでは? 自己満足だけでなく、仲間や他者(顧客)がいてこそ成り立っていることのほうが多い気がする。 気付けば、カフェで一人泣いている自分もいて、 勉強しながら小説を読める。なかなか珍しいジャンルだと思う。
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勘違いから参考にした本が管理者としてのマネージャーに必要な事を説明しながら結果的に野球部のマネージャーに必要な事にもつながっているという面白い本、楽しく勉強できました。
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”会社のO先輩から、Hボスを経由してお借り。 立ち読みではわかった気になっていたが、読み始めるとむちゃくちゃ面白い! --- T: P: O: --- <読書メモ> ・みなみは野球部を甲子園に連れて「いきたい」とは考えていなかった。連れて「いく」と決めたのだ。(p.6) ・人を管...
”会社のO先輩から、Hボスを経由してお借り。 立ち読みではわかった気になっていたが、読み始めるとむちゃくちゃ面白い! --- T: P: O: --- <読書メモ> ・みなみは野球部を甲子園に連れて「いきたい」とは考えていなかった。連れて「いく」と決めたのだ。(p.6) ・人を管理する能力、議長役や面接の能力を学ぶことはできる。管理体制、昇進制度、報奨制度を通じて人材開発に有効な方策を講ずることもできる。だがそれだけでは十分ではない。根本的な資質が必要である。真摯さである。(百三十頁) (p.17) ・「私、知ってるの。一人、野球部に感動を求めている顧客たいることを!(中略)だから、野球部のするべきことは、『顧客に感動を与えたこと』なんだ。『顧客に感動を与えるための組織』というのが、野球部の定義だったんだ!」(p.57) ・みなみは、そんな加地の「通訳」になること??すなわち組織の目標を専門家の用語に翻訳したり、専門家の「道具、ガイド、マーケティング・エージェント」となったりすることが、自分たちの役割であるというのを確信したのである。(p.95) ・「部員たちが練習をサボっていたのは、『消費者行動』だったんだ。彼らは、練習をサボる??つまりボイコットすることによって、内容の改善を求めていたのだ」(p.25) ・仕事を生産的なものにするには、四つのものが必要である。すなわち、 ?分析である。仕事に必要な作業と手順と道具を知らなければならない。 ?総合である。作業を集めプロセスとして編成しなければならない。 ?管理である。仕事のプロセスのなかに、方向づけ、質と量、基準と例外についての管理手段を組み込まなければならない。 ?道具である(六二頁)(p.134) ・「きっと、みんなに走り方を教えているうちに、走るということをあらためて見つめ直すことができたからだと思う。」(p.173) ・トップマネジメントがチームとして機能するには、いくつかの厳しい条件を満たさなければならない。(中略) ?トップマネジメントのメンバーは、自分の担当以外の分野について意思決定を行ってはならない。ただちに担当のメンバーに回さなければならない。(二二八頁)(p.176) ・真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。(中略)無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、寛大たりうる。だが、真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのようなモノをマネジャーに選ぶことを許さない。(一四七頁)(p.181) ・成果よりも努力が重要であり、職人的な技能それ自体が目的であるかのごとき錯覚を生んではならない。仕事のためではなく成果のために働き、贅肉ではなく力をつけ、過去ではなく未来のために働く能力と意欲を生み出さなければならない。(二〇〇頁)(p.2004) ★「あなたは、どんな野球をしてもらいたいですか?」 正義は、インタビュアーに向かってそう言った。 (中略) 「ぼくたちは、それを聞きたいのです。ぼくたちは、それをマーケティングしたいのです。なぜなら、ぼくたちは、みんながしてもらいたいと思うような野球をしたいからです。ぼくたちは、顧客からスタートしたいのです。顧客が価値ありとし、必要とし、求めているものから、野球をスタートしたいのです」(p.266)”
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結構前に話題となってて、ずっと前から興味を持ってたから読んでみた。 物語がこれでもかというくらいうまくいっているため、まあ現実感はなかった。流石に勝負の世界、そんなには甘くないぞとは言いたい。 ただ、ドラッカーの本は読んだことはないが、ある程度は固い内容であろうものを、わかりやす...
結構前に話題となってて、ずっと前から興味を持ってたから読んでみた。 物語がこれでもかというくらいうまくいっているため、まあ現実感はなかった。流石に勝負の世界、そんなには甘くないぞとは言いたい。 ただ、ドラッカーの本は読んだことはないが、ある程度は固い内容であろうものを、わかりやすい高校野球と結びつけて例をあげながら紹介していくのはとっかかりやすく、読みやすかった。 マネージメントについて知るに当たって、よい導入な存在だと確信できた。 また、最後のあとがきにあったように、書かれたものを翻訳することが、人が何を考えているのか知れる。という文からは言葉の力強さが伝わってきて、これだけは絶対に覚えておこうと思えた。
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実によくできた本である・・・とオレがエラソウに言うまでもなく、1年間で200万部突破という事実がそれを示している。 マネジメントにも組織論にもドラッカーにも萌え系キャラにも興味はないのに、この本がオリコンで年間総合No.1になったと聞いた勢いで買ってしまった。不覚。(経験上、ベ...
実によくできた本である・・・とオレがエラソウに言うまでもなく、1年間で200万部突破という事実がそれを示している。 マネジメントにも組織論にもドラッカーにも萌え系キャラにも興味はないのに、この本がオリコンで年間総合No.1になったと聞いた勢いで買ってしまった。不覚。(経験上、ベストセラーの本にはロクなのがない) 著者は放送作家だそうだが、お話運びがなんと言っても巧い。巧すぎて嫌味なほどだ(まぁ、お話だからな)。 キャラづくりのツボを押さえ、クスグリ(エピソード)のツボを押さえ、高校野球のツボを押さえつつ、ドラッカーの教えをつまんでいく。ドラッカーが作ったのは教科書だが、それがどうやったら実生活に応用できるのかをよく描いていると思う。“No.1”になるだけのことはある。 が、お話の面白さと引き替えに、ドラッカーが結局何を言っているかはあまり腑に落ちていないような気がする。実践アイディアが光りすぎて、原理原則まで目が付いていかないというか。ドラマは残ったがドラッカーは残らなかった、というところか。 TVでなにかCMが目に留まって、ああ面白かった。でもなんの広告だっけ?と思うのに似ている。もちろん、この本はドラッカー本体へのトリガーだからそれでもいいのである。
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面白く学べる。 たまにはこういう本もいいなと思った。 人に役割と責任を与えること。 顧客って誰か? 野球部なら親、先生、学校、高校野球に関わる全ての人、部員。 ニーズがマーケット。 社会への貢献も必須。組織の外への影響。 専門家は上に立ち得る。 通訳を作り、マネージャーがマネジメントする。 必ずしも一番上がマネージャーじゃない。
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平成ベストセラーシリーズ 平成22年(2010年) ・6/13 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還 ・9/7 尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生 ・10/14 チリ落盤事故で閉じこめられた作業員33人全員を救出 日中関係が一気に加熱した衝突事件は平成22年、9年も前なんですね…。全...
平成ベストセラーシリーズ 平成22年(2010年) ・6/13 小惑星探査機「はやぶさ」が地球に帰還 ・9/7 尖閣諸島中国漁船衝突事件が発生 ・10/14 チリ落盤事故で閉じこめられた作業員33人全員を救出 日中関係が一気に加熱した衝突事件は平成22年、9年も前なんですね…。全く関係改善されない両国、むしろ中国は煽りまくり。この先どう進展するんでしょう。 そんな平成22年のベストセラー年間売上1位は岩崎夏海著『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(トーハン調べ) ・・・・・・・・・・ <目次> プロローグ 第一章 みなみは『マネジメント』と出会った 第二章 みなみは野球部のマネジメントに取り組んだ 第三章 みなみはマーケティングに取り組んだ 第四章 みなみは専門家の通訳になろうとした 第五章 みなみは人の強みを生かそうとした 第六章 みなみはイノベーションに取り組んだ 第七章 みなみは人事の問題に取り組んだ 第八章 みなみは真摯さとは何かを考えた エピローグ あとがき ・・・・・・・・・・ 著者の岩崎さんは秋元康さんのお弟子さんで放送作家。 「みなさんのおかげです」「ごっつええ感じ」を手がけた辣腕作家さんで、手にとったドラッガーの『マネジメント』にインスピレーションを受けて書かれたのが本作品です。 『マネジメント』のエッセンスをうまく咀嚼してストーリー化されていて、ビジネス書と青春小説のちょうど間をいくストーリーでサクサク読み進めることができました。 と思ったら最後の最後に大号泣のストーリー展開。岩崎さん、ズルい! 何もかもがトントン拍子で何の挫折もないのかと思いましたが、そこは放送作家の手腕。きちんと展開させてくれました。しかも序盤の伏線がきちんと効いている。岩崎さん、ニクい! 本作を読めば、必然的に元ネタの『マネジメント』に興味が湧くこと請け合いです。自分も近いうちに読もうと思います。ゼッタい!
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過去売れた本を読んでみた。売れているだけあって読みやすかった、本物のドラッカーが読みたくなった。 どう活かすか書かれており参考になったけど、実践するのとはちょっと違うかな。
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ストーリーとしては個々の実力はあるけれどまとまりきれていない野球部が特別なきっかけによって大会を勝ち上がって行くという王道系。 本書の売りはその「特別なきっかけ」がドラッカーのマネジメントを読んだマネージャーというところ。 元々著者が小説家ではないためか、文章能力というか表現能力...
ストーリーとしては個々の実力はあるけれどまとまりきれていない野球部が特別なきっかけによって大会を勝ち上がって行くという王道系。 本書の売りはその「特別なきっかけ」がドラッカーのマネジメントを読んだマネージャーというところ。 元々著者が小説家ではないためか、文章能力というか表現能力はそれほど高くないけれど名著として名高いドラッカーのマネジメントをうまくストーリーに落とし込んでいる。 マネジメントという本自体が普段そういった分野に馴染みのない人間からするとちょっと難しめなため、ざっくり知る上では入門書として優秀なのだと思う。
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図書館で予約してから届くまで半年かかりました。話題の本はやっぱりそれなりに面白いね。いろんな切り口で楽しめるのが売れる秘訣かな。
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