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晩夏に捧ぐ の商品レビュー

3.2

123件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    62

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    1

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2013/09/05

<成風堂書店事件メモ>シリーズ初の長編.長野に住む元同僚・美保からのSOS.彼女の勤める老舗書店に幽霊が出るようになったという.幽霊騒動から浮かび上がる殺人事件.杏子と多絵のコンビが謎に挑む.内容は悪くは無かったが,やや重い感じ.やはりいつも通り,連作短編の軽快で心温まるミステリ...

<成風堂書店事件メモ>シリーズ初の長編.長野に住む元同僚・美保からのSOS.彼女の勤める老舗書店に幽霊が出るようになったという.幽霊騒動から浮かび上がる殺人事件.杏子と多絵のコンビが謎に挑む.内容は悪くは無かったが,やや重い感じ.やはりいつも通り,連作短編の軽快で心温まるミステリの方が好きです.

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2013/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長編。 さすがに本と書店でなくては成り立たない、という話ではなかった。 20年前に起こったセンセーショナルな事件を再調査していく中で、当初の事件の姿と異なる、意外な事実が判明していって……というのはいいのだが、最後の犯人がわかるくだりはちょっと拍子抜けだったかな。 地方の書店はどこも経営が苦しいという話を聞いたことがあるのだが、舞台となった書店にモデルはあるのだろうか。 機会があったら行ってみたい。

Posted byブクログ

2013/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

成風堂書店シリーズ2作目。長編。元従業員の勤める長野県の老舗書店で幽霊が出た、その幽霊は27年前に老大作家を殺した罪で捕まった若者だという…というお話。途切れ途切れに読んだせいか、どうも入り込めず、イマイチ。真犯人を見つける推理も結局出たとこ勝負のような。本屋さんが好き、というのはよく分かるけど。シリーズの次からはまた連作短編に戻るようなので楽しみだ。最後の4コマ漫画も良かった。他の人のレビューを読んではっきりしたけど、やっぱ私も杏子のキャラがイマイチなんだよな。4コマ漫画の絵のイメージとちょっと違うけど。こんなしっかり者風な感じじゃなかったけど。

Posted byブクログ

2013/05/21

4  前作同様、本屋を中心とした世界から逸脱することなく、またキャラクターのプライベートなど枝葉の要素にも頼ることなく、あくまで事件を中心としたシンプルな筋立ては潔く好感が持てる。やってることは関係者から話を訊いてまわって真相に近づいていくというオーソドックスな足で稼ぐ探偵もの...

4  前作同様、本屋を中心とした世界から逸脱することなく、またキャラクターのプライベートなど枝葉の要素にも頼ることなく、あくまで事件を中心としたシンプルな筋立ては潔く好感が持てる。やってることは関係者から話を訊いてまわって真相に近づいていくというオーソドックスな足で稼ぐ探偵ものスタイルだが、本屋とその周辺の世界で、というのがミソで、これは上手く融合している。 これも前作からだが、進行役が多少思い詰めるタチに描かれているのが、若干引っかかる。唐突な感じがして流れが滞る感がある。 はっきりと明かされない謎が一つあるが、賢明な読み手ならわかるだろうぐらいの匂わせ方は心憎いばかり。 一瞬しか登場しないポチがやけにかわいい。

Posted byブクログ

2019/02/28

成風堂で働く杏子と多絵が、本屋で起こる様々な事件や謎を解決する成風堂書店事件メモシリーズの2作目。 今作は成風堂ではなく、長野にある宇津木堂(通称:まるう堂)が舞台の長編です。 物語は杏子のもとに届いた一通の手紙から始まります。そこには元同僚の美保からの頼みが書かれていて...

成風堂で働く杏子と多絵が、本屋で起こる様々な事件や謎を解決する成風堂書店事件メモシリーズの2作目。 今作は成風堂ではなく、長野にある宇津木堂(通称:まるう堂)が舞台の長編です。 物語は杏子のもとに届いた一通の手紙から始まります。そこには元同僚の美保からの頼みが書かれていて、美保の勤める書店が幽霊騒ぎでなくなるかもという内容。 元同僚とまるう堂を救う為に、杏子と多絵は長野へ向かうことに。 まるう堂の幽霊騒ぎについて調べていた2人は、27年前に起こった殺人事件が深く関わっていることを知る。そして、次第に杏子と多絵もその殺人事件の謎に巻き込まれていく……。 前作『配達あかずきん』がとても面白く、早速続編を読んでみたのですが、少々残念な印象。 ほのぼのとした優しい世界観が素晴らしかった前作に比べ、今作は過去に起こった殺人事件も絡み少々暗い内容に仕上がっている。前作のような日常ミステリを期待して読むとガッカリしてしまうかも。 そのせいもあって、つまらなくはないのにマイナスイメージが強く残ってしまいます。ミステリとしての完成度も高いわけではないので、何とも言えない感じ。 次作に期待します! 評価は3.5つ星です☆

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2013/04/01

シリーズ2作目・・・ 2作目は私にはいまいちピンと来ませんでした。 長編より短編の方がこの作家さんはいいかも。

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2013/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

成風堂シリーズ第2弾はまさかの長編。 話の筋は、自分が今まで読んできた大崎作品の中でいちばんノワールだった。 謎が解けてみればひたすら秋郎さんがお気の毒、という結末。 前作のディスプレイコンテストの話でも感じたことだが今回も思ったのは 本好きにもいろいろあって、本そのものに萌える人と本屋萌えの人がいる。 そしてその2者は若干種類が違うんだな、と。 どちらかというと多絵ちゃんが前者で杏子さんが後者のような気がする。 まるう書店の危機、店主の思いを実感できるのは杏子さんの方で それを小説世界で表現できるのは大崎さんの経験値のたまものだろう。 前作同様、どうしても杏子さんに共感できない部分が付きまとう。 特に今作は似たタイプ(というか輪を掛けて迫力のある)の美保さんもいたからか 自分たちでは何もせずに文句ばかり言って 多絵ちゃんの尻を叩くだけの人に見えてしまったのが残念だった。 とはいっても、話の流れやふたつのまるう書店の描写にはめいっぱい浸れたので 取り敢えず★は3つで。

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2012/11/27

書店に関わる謎を解く、長編ミステリ。 シリーズ2作目で、今回幽霊騒動が起こる地方の書店が舞台。 幽霊騒動と、27年前に起こった殺人事件が絡むが、途中の多絵の推理が本当に意味がわからなくてもどかしく、早く次のページを読みたくなる。 本屋に関する小さな謎を解く内容だと思っていたのだけ...

書店に関わる謎を解く、長編ミステリ。 シリーズ2作目で、今回幽霊騒動が起こる地方の書店が舞台。 幽霊騒動と、27年前に起こった殺人事件が絡むが、途中の多絵の推理が本当に意味がわからなくてもどかしく、早く次のページを読みたくなる。 本屋に関する小さな謎を解く内容だと思っていたのだけど、思いのほか重い内容でちょっと切なかった。

Posted byブクログ

2012/10/28

威風堂の書店探偵コンビである杏子さんと多絵ちゃんが、信州の老舗書店の幽霊事件を解決する。 著者の書店に対する深い愛情が随所に垣間見れるところが、このシリーズの醍醐味でもある。 インターネット、電子書籍が登場するまでは、消費者が本と出会える場所は書店であった。作家、出版社、取り次...

威風堂の書店探偵コンビである杏子さんと多絵ちゃんが、信州の老舗書店の幽霊事件を解決する。 著者の書店に対する深い愛情が随所に垣間見れるところが、このシリーズの醍醐味でもある。 インターネット、電子書籍が登場するまでは、消費者が本と出会える場所は書店であった。作家、出版社、取り次ぎと消費者をつなぐ場所が書店であり、大袈裟に言えば書店は本のハブであり、ポータルサイトなんだと思う。 特定の本を求めて書店に行ったとしても、一通り棚をブラウジングして、語りかけてきた本を抜き取りいつの間にか数冊の本を抱えていることになる。また、特に欲しい本が無く隙間時間を埋める為に、または待ち合わせ場所として本屋さんを利用することもある。 ここで重要なのが、自分と書店との相性である。なんとなくしっくり来ない本屋さんもあれば、品数は少ない者の居心地の良い本屋さんもある。このシリーズを読んで感じる事は、書店の棚を演出している書店員の愛情に今まで気がついていたかどうかということである。 今までは漠然と書店の善し悪しで判断してきたが、これからは書店の棚から書店員の思いを読み取る様にしてみようと思う。リアル書店に行く楽しみはそこにある。

Posted byブクログ

2012/09/12

『配達あかずきん』を読んでからずっと気になってた本。 とにかく楽しかったし、スッキリした! 何読むか迷ったら、またこの本を読もう(*^^*)

Posted byブクログ