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カラーひよことコーヒー豆 の商品レビュー

3.8

82件のお客様レビュー

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2023/10/23

前に読んだことがあるのでは?と思いながらも借りてきて、やっぱり私は小川洋子さんの文章が大好きなのだと再確認。どれも好きだけれど特に「当たり前の愛情」。猛暑だった今年は紅葉が遅れているらしいけれど、そろそろ宮本輝さんの『錦繍』を読む季節になりましたね。

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2023/04/23

小川洋子さんが他者に向ける眼差しが本当に優しくて素敵なエッセイだった。 小川さんは、スーパーのレジで働く人の手元を見て、その無駄のなさに感嘆し、尊敬の目を向けている。どんな仕事も習得するには根気と努力が必要で、それをしてくれる人がいるから世の中は成り立っている。エッセイの中で、大...

小川洋子さんが他者に向ける眼差しが本当に優しくて素敵なエッセイだった。 小川さんは、スーパーのレジで働く人の手元を見て、その無駄のなさに感嘆し、尊敬の目を向けている。どんな仕事も習得するには根気と努力が必要で、それをしてくれる人がいるから世の中は成り立っている。エッセイの中で、大人になるという事に言及する箇所が多くあったが、自分の力だけで生きてるなんて思っているうちはまだまだ子どもで、誰かがコツコツと続けている努力のおかげで、自分の生活が維持できていると気づいている人は大人なのではないかと思った。 図書館の返却期限がせまっていて慌てて読んでしまったのが残念。もう一度ゆっくり読みたい。

Posted byブクログ

2022/09/07

雑誌『Domani』に連載されたエッセイを集めてできた本。小川洋子さんの日常からの様々な所感が主に若い女性に向けて肩肘張らずに綴られている。2009年発行、当時の出来事に思いを馳せるのも面白い。民主党政権誕生、2006年はトリノオリンピックで荒川静香が金メダル。エッセイにも名前が...

雑誌『Domani』に連載されたエッセイを集めてできた本。小川洋子さんの日常からの様々な所感が主に若い女性に向けて肩肘張らずに綴られている。2009年発行、当時の出来事に思いを馳せるのも面白い。民主党政権誕生、2006年はトリノオリンピックで荒川静香が金メダル。エッセイにも名前が出てくる高橋大輔が2022年現在、まだ現役続行してるとはこのとき誰が想像していただろうか。

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2022/06/06

女性誌「Domani」に2006年10月号〜2008年9月号までの連載エッセイに書き下ろしを加えた一冊。 読み応えのある小説を続けざまに読み、息抜きをしたくなって図書館の棚を巡って手に取った。 小川洋子さんのエッセイは初めて。 小説世界から勝手に想像していたのとは違く、エッセ...

女性誌「Domani」に2006年10月号〜2008年9月号までの連載エッセイに書き下ろしを加えた一冊。 読み応えのある小説を続けざまに読み、息抜きをしたくなって図書館の棚を巡って手に取った。 小川洋子さんのエッセイは初めて。 小説世界から勝手に想像していたのとは違く、エッセイを読む限り隣にいそうな方で親近感を持った。 独特の世界を持っていらっしゃるので、そんなイメージはなかったけれど、書いた分を「ああ駄目だ駄目だ」と嘆いたり、書けば書くほど上手に書けなくなるものらしいなどと嘆いたりもする。 するするーっと書いている訳じゃないんだな。。 どんな仕事でも、どんなに好きな仕事でも、苦しい部分ってあるんだな。 そう分かると、ほんの些細な存在である自分であっても、目の前の仕事を真摯に行なっていこうと思った。

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2021/10/12

エッセイとは知らずに手に取った。 とても、とても素敵だった。小説もすごく好きだけど、小川洋子さんのあたたかな人柄がにじみ出た本当に素敵な1冊でした。 なんだか知らずに抱えていたやるせなさとかかなしみとか、いろんな思いをふっと軽くしてくれるような、そんな本だった。素直に心の奥まで染...

エッセイとは知らずに手に取った。 とても、とても素敵だった。小説もすごく好きだけど、小川洋子さんのあたたかな人柄がにじみ出た本当に素敵な1冊でした。 なんだか知らずに抱えていたやるせなさとかかなしみとか、いろんな思いをふっと軽くしてくれるような、そんな本だった。素直に心の奥まで染み込んだ。今の私に絶対に必要だった気がする。出会えてよかったなぁとしみじみ。

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2020/01/20

図書館のブラインドブックで借りた本。 雑誌のエッセイをまとめたもの。サラサラ読める。 ソフィーの選択 を読もうと思う。

Posted byブクログ

2019/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小川洋子さんのエッセイ。 読者の人によって思い出される祖母との記憶。 お金をもらってももらっていなくても、仕事をこなしている人への尊敬の気持ち。 本物のご褒美というのは、ふとしたときに出会うありがとうということ。 その人のことを詳しく知らなくても、一冊の本があれば十分だということをラジオの仕事で知ったこと。 いろいろ後悔してしまうこともあるけれど、姪っ子の愛おしさが全て帳消しにしてくれること。 思い描く理想の1日と、小説と犬と阪神に囲まれた生活。 控えめで謙虚で、愛に溢れている人。 素敵な人だなあ、と思う。作品ももちろん素敵だし、エッセイから伝わる小川洋子さんのお人柄も素敵。

Posted byブクログ

2019/04/29

2年余りに亘り女性誌に連載されたものに書き下ろしを加えた30ケのエッセイ集。小川洋子さんらしい視点と切り口のエッセイなので気持ち良くすいすい読了。オジサンにもけっこう面白く読めましたよ。

Posted byブクログ

2019/04/14

著者が小さな事で(本人にとってはおおごと)落ち込んだ時の対処法の一つに姪っ子への電話があるそうだが、私にとってはこういうエッセイを読んで誰しもため息が出ることがあるんだと知ることが救いになる。

Posted byブクログ

2018/10/08

40:雑誌に掲載されたエッセイの単行本化。つくづく、この方の感性がクリアで、繊細であることにじーんとします。何でもないことを書いてるのに、どうしてこんなにきれいな文章なんだろう。

Posted byブクログ