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完全なる証明 の商品レビュー

3.7

50件のお客様レビュー

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2011/10/11

思ったより面白いです。自分のルールに従って生きていて、そのルールに従わない人を心底軽蔑してしまう気持ちがすごく分かる。 なんでそんなこともしないのか分からないし、なんでそんなことしなきゃいけないか分からないっていつも思ってる。ポリシーのないやつに限って常識的なものを引っ張り出して...

思ったより面白いです。自分のルールに従って生きていて、そのルールに従わない人を心底軽蔑してしまう気持ちがすごく分かる。 なんでそんなこともしないのか分からないし、なんでそんなことしなきゃいけないか分からないっていつも思ってる。ポリシーのないやつに限って常識的なものを引っ張り出して他人を批判するんだ。

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2011/07/02

数学どころか、引き算もろくに出来ないくらい算数苦手だけど、この本は非常に愉しく読めた。 ソ連時代の数学クラブ、国際数学オリンピック、ユダヤ人として生まれ育つ事、政治と数学などについて書かれた前半が特に興味深かった。

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2011/05/11

 不可解な行動をとる天才数学者の言動を丁寧に追って、その内面に迫る力作。ポアンカレ予想を証明した数学者がなぜ姿を消してしまったのか。ペレルマンが受けた心の傷が非常に悲しい。  感想↓ http://d.hatena.ne.jp/midori-dori/20110511#1305...

 不可解な行動をとる天才数学者の言動を丁寧に追って、その内面に迫る力作。ポアンカレ予想を証明した数学者がなぜ姿を消してしまったのか。ペレルマンが受けた心の傷が非常に悲しい。  感想↓ http://d.hatena.ne.jp/midori-dori/20110511#1305043019

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2011/05/01

ちょっと期待しすぎてたかもなぁ。 ポアンカレ予想を証明したグリーシャ・ペレルマン博士の実像に迫った数学ドキュメンタリー。 ソ連というイデオロギーの砂漠で育ったペレルマンが、いかにして天才数学者になりえたのか? どうやって、世紀の難問を解決shたのか? なぜ、失踪したのか? そし...

ちょっと期待しすぎてたかもなぁ。 ポアンカレ予想を証明したグリーシャ・ペレルマン博士の実像に迫った数学ドキュメンタリー。 ソ連というイデオロギーの砂漠で育ったペレルマンが、いかにして天才数学者になりえたのか? どうやって、世紀の難問を解決shたのか? なぜ、失踪したのか? そして、どうして100万ドルの懸賞金を拒否したのか?

Posted byブクログ

2011/03/22

ペレルマンという数学者と、彼が成し遂げた業績に迫った本。背景をしっかりと掘り下げてあり、読みごたえは申し分ない。

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2011/01/13

100万ドルの懸賞金がかけられた世紀の難問ポアンカレ予想。 賞も賞金も拒否したロシア人天才数学者グリーシャ・ペレルマンの の人物像にひた迫る秀逸のノンフィクション。 数学ではなく人物像に焦点を当てているので、私のような理系全然駄目人間にもすんなりと、あたかもミステリーのように...

100万ドルの懸賞金がかけられた世紀の難問ポアンカレ予想。 賞も賞金も拒否したロシア人天才数学者グリーシャ・ペレルマンの の人物像にひた迫る秀逸のノンフィクション。 数学ではなく人物像に焦点を当てているので、私のような理系全然駄目人間にもすんなりと、あたかもミステリーのように楽しんで読める。 「フェルマーの最終定理」の訳者青木薫の文章も美しい。 ペレルマン本人は世間との一切の関係を絶っている。 よって本書はペレルマン本人へのインタビューを一切することなく、周囲の人間に丁寧な取材を重ねそれをパズルのように組み合わせて人物像を描き出している。 しかしその試みはかえってよい結果を生んだように感じられる。 ペレルマンはなぜに賞金を拒み、世間との関係を断ったのか、それは読む人それぞれ異なる答えを持つだろうし、ひょっとしてペレルマン本人にもよくわからないのかもしれない。 その最大のミステリを解く鍵として、私はペレルマンの自他に対する「厳密さ」を興味深く読んだ。

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2011/01/11

ペレルマンの話。サイモン・シンぐらい面白く書いてないが、ペレルマンの取った行動と、偉業の間にあるものに考えさせられる。 "P257:「アメリカでも、いやそれどころか世界中のどこであっても、数学者のコミュニティはとても狭く、きわめて平和的だ。「それは数学者であることの大き...

ペレルマンの話。サイモン・シンぐらい面白く書いてないが、ペレルマンの取った行動と、偉業の間にあるものに考えさせられる。 "P257:「アメリカでも、いやそれどころか世界中のどこであっても、数学者のコミュニティはとても狭く、きわめて平和的だ。「それは数学者であることの大きな喜びの一つなのです。」 ペレルマンが、ポアンカレ予想の問題を解決し、それを証明した。しかし、一連のゴタゴタのために、数学を棄て、それまですんでいた世界まで棄て、クレー研究所からの賞金も受け取りを拒み、フィールズ賞も辞退した。そのことが、このことばに表れていた。 "

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2019/01/16

100万ドルを拒否した天才数学者 ポアンカレ予想の解決者グリゴリ・ペレりマンの物語 ロシアが好きなのも加わってなお読みたし。

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2010/10/23

数学の世紀の難問の一つ、ポアンカレ予想を証明したペレルマンの評伝。 ペレルマンに関してはポアンカレ予想を解決した事よりも全ての賞、賞金(100万ドル!)を拒否し世間から姿を消した事のほうが知られているかもしれない。恩師とも関係を断ち、著者も本人には会えていない。 しかし、彼の周囲...

数学の世紀の難問の一つ、ポアンカレ予想を証明したペレルマンの評伝。 ペレルマンに関してはポアンカレ予想を解決した事よりも全ての賞、賞金(100万ドル!)を拒否し世間から姿を消した事のほうが知られているかもしれない。恩師とも関係を断ち、著者も本人には会えていない。 しかし、彼の周囲の人々、時代背景を丹念に追う事により、単純ではない天才の人物像が浮かび上がってくる。 特に、著者がペレルマンと同じロシアのユダヤ人であり、歳も同じである事は大きいように思う。 子供時代にペレルマンが受けたソ連の教育は興味深い。 ユダヤ人である事、秀でた才能を持つ事はソ連では危険な事だったようだ。数学界そのものが弾圧や解体の危機と隣り合わせだった。学校教育も政治的な統制下にあり、ペレルマンにとってはいつ教育を受ける機会を奪われてもおかしくない状況だった。ペレルマンは私と10歳程度しか違わないが、その環境は時代が何十年も違うのではないかと思わせるような別世界感がある。 また、ポアンカレ予想の解説も今まで読んだ中で1番わかりやすかった。わかんないけれど触った感じがするというくらい。 久しぶりに読書に夢中になった。

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2010/10/17

ポアンカレ予想本2冊目。こちらはペレルマンに焦点を当てた本。 導入部の旧ソ連の教育とか、かなりぞっとするところがありました。 純粋に学問をした中での、純粋(だとはいえないかもしれませんが)だからこそ感じる悲しさが読みとれるような本でした。 解説を読んであれ?ポアンカレ予想と宇...

ポアンカレ予想本2冊目。こちらはペレルマンに焦点を当てた本。 導入部の旧ソ連の教育とか、かなりぞっとするところがありました。 純粋に学問をした中での、純粋(だとはいえないかもしれませんが)だからこそ感じる悲しさが読みとれるような本でした。 解説を読んであれ?ポアンカレ予想と宇宙の形は関係ないの?と前に読んだ本が誤解だったのか?という記述が…うーん、数学の中身は分かりません。

Posted byブクログ