1,800円以上の注文で送料無料

スコーレNo.4 の商品レビュー

4

284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    74

  2. 4つ

    122

  3. 3つ

    60

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2014/03/01

本屋さんで出会えてよかった。 なんでこんなに重なるんだろう、女子の気持ち!成長していく主人公に共感することが多かった。忘れられない一冊。

Posted byブクログ

2014/02/10

居場所をきれいに整えることは、居心地をよくしてその場所を味方につけるようなものだ。(180ページ) というおばあちゃんの言葉がステキでした。 私も少しは部屋をきれいにしないと。 あとイタリアで停電になったときの同僚の行動、あんなことやられたら、私もメロメロになっちゃうよ。

Posted byブクログ

2014/08/11

物語を構成する四つの章に、ひとりの少女が素敵な女性へと成長していくキーになる出会いがあり、それぞれの章で話はまとまっているのだけれど後の章へきれいにつながってもいて、色々なときに感じたことは今につながっているんだなと自分のことも振り返ってしまいました。 特に社会人になってからの話...

物語を構成する四つの章に、ひとりの少女が素敵な女性へと成長していくキーになる出会いがあり、それぞれの章で話はまとまっているのだけれど後の章へきれいにつながってもいて、色々なときに感じたことは今につながっているんだなと自分のことも振り返ってしまいました。 特に社会人になってからの話がよかったです。 靴をもっと、周りの人に負けないように好きになりたいと思っている麻子の姿勢に共感しましたが、あれ以上好きになってしまうと仕事と趣味とが曖昧になり、体を壊すまで働きそうで少し怖さも感じました。 海外出張後の自信を持つことができるようになった麻子は同僚にいると一緒にぜひ働きたいと思う人になっていきそう。 終わり方も素敵な場面で、読書後に素敵な感覚に浸れました。 "疲れたと口にできるのはしあわせな証拠だったのだと初めて知った。心を許せる人が聞いてくれるから、疲れたと言えるし、ため息もつけるのだ。"(P175)

Posted byブクログ

2013/12/23

<ぽか> らいおんまる(娘)の将来が楽しみでもあり、不安でもあります。 こんな女性に成長して欲しいですね。 <だいこんまる> OLやってた頃に読みたかったですぅ。

Posted byブクログ

2013/10/31

図書館 予約 一文一文の表現が素敵だなぁと思いました。 特に思春期のあたりが胸が苦しくなる感じ。

Posted byブクログ

2013/10/02

大好きな本で、何度も読み返しています。 主人公・麻子の成長過程が4つの章で語られている物語です。 文章が丁寧で情景が鮮明に思い描けるし、麻子の心情には共感できるところがたくさんあり、励まされました。 働く女性にお勧めです。

Posted byブクログ

2013/09/14

この小説に書かれている言葉のひとつひとつが、真っ直ぐに胸にしみていく。主人公を取り巻く人々だったり、日常だったりが、読み手である自分にとっても身近なように思えた。 家族、恋愛、仕事、結婚。中学生から社会人に成長する過程で主人公が経験する様々なことに、私も彼女と一緒に学び取ることが...

この小説に書かれている言葉のひとつひとつが、真っ直ぐに胸にしみていく。主人公を取り巻く人々だったり、日常だったりが、読み手である自分にとっても身近なように思えた。 家族、恋愛、仕事、結婚。中学生から社会人に成長する過程で主人公が経験する様々なことに、私も彼女と一緒に学び取ることが多々あったと感じている。 ラストの、これまでの物語が全て上手く繋がった時、心がすっとした。読後は爽快感に溢れて、少し泣いてしまった。 とても良い小説です。

Posted byブクログ

2013/09/10

全体に華やかな話があるわけではないが淡々と丁寧に書かれる文章は綺麗でじわじわと胸に響く。靴屋で働く話が一番良かったが、読んだ歳によって気に入る話が違ってくるのではないかとも思う。

Posted byブクログ

2013/08/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古道具屋の三姉妹の長女として育った麻子。 彼女の人生の4つの時間を「スコーレ(人生の学校)」として切り取り、少女から大人の女性へと成長していく心の軌跡を描いた物語。 自由奔放で美しい妹とは対照的に、麻子は不器用で、思ったままに行動することができず、自分に自信を持てずにいる。 妹へのコンプレックスから、卑屈ゆえに縮んだ自我を肯定してゆく過程を、みずみずしい視点できめ細やかに優しく描かれています。 彼女の物語は決して劇的ではなく、むしろ地味な、ささやかな出来事の中で繰り広げられていくのですが、豊かな語り口で細かな感情の揺れを捉え、頑なな自分に向き合っていく道程を丹念に追っていくので、女性なら誰でも共感し、魅せられるのではないかと思います。 なんというか・・・自分も通って来た道筋なので、自然と麻子を応援しちゃうんですね。 終盤、そんな麻子が悩みを乗り越え、次のステージへとたどり着く。 大げさですけど、麻子と悩みを分かち合いながら読んだので・・・すごくカタルシスをもたらしてくれました。 ただ、妹との葛藤が中盤以降あまり描かれなかったのが残念。 麻子の世界が広がって妹へのコンプレックスから解放されたということなんだろうけど、妹絡みでもう一波乱あったら、もう少し物語のふくらみがあったんじゃないかなと思いました。

Posted byブクログ

2013/05/29

自らを平凡で何の取り柄もないと思い込んでいる麻子。華麗な妹に対するコンプレックスと、祖母と両親の微妙な関係が、少なからず影響したのだろう。 でも、男の視点から見ると、彼女が好意を抱く男性(木月くん、いとこの愼、そして茅野さん)の人間性を見抜く力が、後々の彼女の幸福を保証しているよ...

自らを平凡で何の取り柄もないと思い込んでいる麻子。華麗な妹に対するコンプレックスと、祖母と両親の微妙な関係が、少なからず影響したのだろう。 でも、男の視点から見ると、彼女が好意を抱く男性(木月くん、いとこの愼、そして茅野さん)の人間性を見抜く力が、後々の彼女の幸福を保証しているように思える。 決して奢らず、真摯に前向きに生きてる彼女。読者である私たちが、多いに学ぶべき4つの章だった。

Posted byブクログ