レモンタルト の商品レビュー
完全にBL化しててびっくり。 それでも文藝にとどまれるのは文章力の高さだろう。 でもこの視点と、笑いのセンスはすごく好き。 損したとは思わせない。 義母も良いキャラしてる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一人称、かつ主人公の男性は自分が男性を愛する性癖であると自覚している。久しぶりに長野作品に触れたからか、そしてここ最近触れていた長野作品の主人公(男性)はかたくなに自分は異性愛者ですと主張していたからか、その時点で目うろこでした。 とりあえず切なくて何かもう泣きそう。 これを一人称にしたのは義兄の気持ちを分からなくして、読者をも切なくさせるためなんだろうけど、、、思いきり切なくなりました。そういう意味でタイトルのレモンタルトなのかな・・・。 食べ物の描写が美味しそうで、豚肉の煮物はいいなー、作りたいなーと思ったけど、特にその話が悲しくなった。 好きなひとにがんばって作ったご飯が、報われなかったときの悲しさって男女も時代も国も関係ないよ。そういう日常の絶望を描いて、読者に思い出させて、、、うますぎる。お話の中ではちゃんと埋めてくれるものが描かれているから、何か自分も救われた気になって、お薬効果があるのもすごい。 義母はきっと良いキャラクターなのだろうけど、あれだけじゃまだちょっと色々と分からずで、やっぱりこれは続編希望です。 白いひつじに感じた愛しさ社会人編のような感じで、こういうのって長野さん以外書かないと思うので、貴重です。
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図書館で借りて読みました。 文章は好きな方だったけど、あまりのHOMO率の高さにびっくり… 長野さんなら仕方ないとは思いましたが、面白かったけど疑問符が消えなかった箇所が多かったです。
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義兄と私シリーズ、というのだそうな。むむむ。 この時期の長野さんの作品は、スマートでクレバーでセンスの高い男性と男性が………というものが多い気がして敬遠しがち。 わたしは、やっぱり初期が好きです。
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昨日美味しいデザートのでてくるは話でも・・・と思って、 「アイスクリン強し」を読もうと思っていたのですが、 貸し出し中だったのでこっちにしました。 一応デザートは出てきますが・・・。(笑 会社での秘められた仕事、 不可思議な事件な事件の数々。 義兄との関係にト...
昨日美味しいデザートのでてくるは話でも・・・と思って、 「アイスクリン強し」を読もうと思っていたのですが、 貸し出し中だったのでこっちにしました。 一応デザートは出てきますが・・・。(笑 会社での秘められた仕事、 不可思議な事件な事件の数々。 義兄との関係にドキマギします。
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homo率高い。こんなにいるものなの?(←) 最後の二編がせつなかった。「七夕の生まれ」っていう響きが妙に好き。
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なんの予備知識もなく、図書館で手に取って読んだので、内容に驚いた。 姉の死により、義兄と同居する「わたし」(男)は、ひそかに義兄に想いをよせている。「わたし」は亡父が役員だった会社で、役員達の表に出せないような雑事の処理を秘かに引き受ける仕事をしている。「わたし」の亡母は、亡父の...
なんの予備知識もなく、図書館で手に取って読んだので、内容に驚いた。 姉の死により、義兄と同居する「わたし」(男)は、ひそかに義兄に想いをよせている。「わたし」は亡父が役員だった会社で、役員達の表に出せないような雑事の処理を秘かに引き受ける仕事をしている。「わたし」の亡母は、亡父の本妻ではなく愛人だったからだ。 義兄がすこぶる美男であったり、作品毎に登場する青年たちもほぼ美形ということになっており、「わたし」は毎回何者かに殴られ、あわや貞操の危機というところになぜか偶然、義兄が助けに現れる。 BLって読んだことないのだが、たぶんこういう話? 非常に美麗な文章と独特の美学で、物語は進められる。 私の年代だと、少女まんがの名香智子さんがまったく同じような世界感の作品を数多く書いておられた。現在も活躍中なので、たぶん今もこういう作品を書いておられることだろう。 けしてなくならないであろう、女子限定の趣味の世界。まあ、私はもういいけど。
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p37「海みたいね。海へ行きたくなった、と云う。むろん海など見えない。(中略) 姉は風に吹かれながら、どんな海を思い浮かべていたのだろう。」 亡き姉を思い出す弟と、亡き姉の婚約者の義兄。 長野さんの書く男のひとって何でこんな冷静なの。冷静にならざるを得ないの!? …と思っ...
p37「海みたいね。海へ行きたくなった、と云う。むろん海など見えない。(中略) 姉は風に吹かれながら、どんな海を思い浮かべていたのだろう。」 亡き姉を思い出す弟と、亡き姉の婚約者の義兄。 長野さんの書く男のひとって何でこんな冷静なの。冷静にならざるを得ないの!? …と思っていたら、ガチでしたか…。ガチでした。ガチの話でした。 義兄に片思いという他のレビューは間違いなかった。 片思いでも、なんていうか、諦めてる感じの、片思い。期待はあるけど。 しかし…「傘どろぼう」の話…あんな試験に立ち会ったら一種のトラウマだろうなぁ…w 立ち合ったとしても、私も座布団の数だと周りに流されて勘違いして、あんな状況になっても黙って見て何も行動はしない1人だと思います。 不採用確実。いくら腐の私でもあんな試験あったら普通に引くけど。← Yが好きでした。 名前も性格も。
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義兄との不均衡な関係が、唇に紅を引いたような艶やかさや その唇が切れたときのような鋭い痛みのような気持ちが織り混ざり、 枯渇していながらも湿潤しているかのような不思議な気分になるのに、時にとても色っぽいのが素敵。
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完全なるジャケットで選んだ本。 おぉ、こんなお話だったのかとちょっとびっくり。 文章は読みやすいですが、好きな感じではないかも。
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