レモンタルト の商品レビュー
レモンの酸味や苦い香りから、少し距離をとった感情や思い出、後悔などが想起される。 2人の間を繋ぐ人がいなくなった時、残された2人の関係はなんと呼べばいいのだろうかと思った。 主人公の自己ネグレクトというか、自分に無頓着、人の機微に疎く、ただ言葉や動作の裏の意味を知っている後ろ暗さ...
レモンの酸味や苦い香りから、少し距離をとった感情や思い出、後悔などが想起される。 2人の間を繋ぐ人がいなくなった時、残された2人の関係はなんと呼べばいいのだろうかと思った。 主人公の自己ネグレクトというか、自分に無頓着、人の機微に疎く、ただ言葉や動作の裏の意味を知っている後ろ暗さ等のよく言えばミステリアスな部分がこの小説の空気を作っている。
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読み進めていくうちにいろいろ明らかになっていく感じ。姉との思い出を辿っていたと思ったら、片思いの話だった。 起きることが全て実は裏で何かあるような。登場人物みんな何か隠しているというかミステリアスというか。 読んでも読んでも真相に辿り着けないようなちょっと難しい話だったなー。
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さらっと読めそうでいて、けっこうあり得ないBLファンタジー感があり、前半読み辛いなと感じた。主人公が意外にも周囲から好意を持たれて、流されがちな点と、数少ない女性キャラである朝比奈夫人の粋な人柄が個人的に好きです。続きがあるなら読みたいなと思いました。
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1巻を抜かして読んでいるような変な感覚。 違和感がこの世の当たり前かのようにどんどん進んでいく物語。 少し難しかった。
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許されない、悟られてはいけない恋慕をレモンサワーの如く綴った物語。 主人公から同僚や上司ら男性陣への呼び方はアルファベット表記なのに、女性陣へは朝比奈夫人みたいに名前表記。 唯一、姉や義兄や家族に対しては関係性表記。 呼び方は主人公から捉えた関係性そのもの。 これは主人公が考...
許されない、悟られてはいけない恋慕をレモンサワーの如く綴った物語。 主人公から同僚や上司ら男性陣への呼び方はアルファベット表記なのに、女性陣へは朝比奈夫人みたいに名前表記。 唯一、姉や義兄や家族に対しては関係性表記。 呼び方は主人公から捉えた関係性そのもの。 これは主人公が考える性差を暗示してるのかな?恋愛対象?よく分からない。ただ一つ分かることは、姉や義兄がそんなものを通り越して大切な存在だったってことですかね。
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厄介事に巻き込まれる系だと、左近の桜の方が好きかな。 ちょっとミステリアスで不思議な世界をサラリーマンが体験するっていうのが、想像出来ないのかも。
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図書館の本棚の前をプラプラしていたら、ふとかわいらしい「レモンタルト」の背表紙が目に入った。 これも何かの縁だろうと思って借りてみた。 読み終わって、なんだか恋愛って甘酸っぱくて素敵だなぁとおもった。思い返せば、私自身の叶わなかった片想いも今となっては青春の思い出の1ページだし...
図書館の本棚の前をプラプラしていたら、ふとかわいらしい「レモンタルト」の背表紙が目に入った。 これも何かの縁だろうと思って借りてみた。 読み終わって、なんだか恋愛って甘酸っぱくて素敵だなぁとおもった。思い返せば、私自身の叶わなかった片想いも今となっては青春の思い出の1ページだし。 微笑ましく、優しい気持ちになった本だった。
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カバーのカラフルな水玉が爽やか! でも扉がもっと好き。 和紙っぽい紙にレモンイエローの水玉。これ表紙が良かったと思う。 帯にミステリアスでスウィートなって、どの辺がスウィートなんだろう。BLではあったけど。 ミステリアスで解決しないのは好きじゃない。実は解決してたのかなぁ。 イ...
カバーのカラフルな水玉が爽やか! でも扉がもっと好き。 和紙っぽい紙にレモンイエローの水玉。これ表紙が良かったと思う。 帯にミステリアスでスウィートなって、どの辺がスウィートなんだろう。BLではあったけど。 ミステリアスで解決しないのは好きじゃない。実は解決してたのかなぁ。 イニシャルだったり、名前が出てきたり、どんな使い分けなのか? 結局傘は誰のかはっきりしない。似ている別物? 体育会出身ってのは変。体育会系出身の間違い?正しくは体育会なのかなー 自己評価の低い主人公とか本当に好きだよね、読んでてイライラしてくるけど。 義兄と弟、若くして逝った姉、両親の死後から今も世話してくれる父に恩ある人、義兄の実母。 そういえば空き巣は入られずに済んだのかな。絶対入れちゃダメでしょって思うんだけど。
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BLモノだとは知らなかった私、登場人物の9割が同性愛者で驚く。笑 そこそこ狂った人々が、それぞれ狂った感情を持って主人公を見ている。そしてクラゲのように流されるままの主人公。もはやファンタジー。 それでも読後がなぜか心地いいのは多分、最後の最後の文章がうつくしかったからだと思いま...
BLモノだとは知らなかった私、登場人物の9割が同性愛者で驚く。笑 そこそこ狂った人々が、それぞれ狂った感情を持って主人公を見ている。そしてクラゲのように流されるままの主人公。もはやファンタジー。 それでも読後がなぜか心地いいのは多分、最後の最後の文章がうつくしかったからだと思います。ずるい。
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中学生の時「少年アリス」など何冊か読んだことを思い出して、長野まゆみを借りてみた。 …こんなだったっけ? BL的なのは覚えてたけど、こんなだったかなー。 作風が変わったのか、私の感じ方が変わったのか。 幻想的というかふわふわした雰囲気が好きだったんだけど、ふわふわというよりモヤモヤになってる。 うーん、いまいち。
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